猫のように

猫のように生きたいと思っている者の日記

いつ何をしたか記録しているブログ

台風直撃

2011-09-22 23:59:59 | 会社

■台風の直撃日
昨日は朝から台風15号が接近中のため大雨。

午後になると風が強くなり、ゴーゴーという音が聞こえ始め、一時、職場が騒然となる。

職場の窓からは、歩いている人たちの傘が壊れる様子が見えて、傘を差して歩ける状態ではない状況であることが、よくわかった。

14時半頃、「電車の運行状況に注意して、帰りましょう」という放送が入り、部長からも「帰れる人は気を付けて帰るように」というメールが部内に展開されたので、さっさと片づけをして帰って行く同僚たちもいれば、様子見の人たちもいた。

自分はフレックスで帰れる時間まで職場に残っていたが、その後3人の同僚と一緒に職場をあとにした。

3人の同僚は、みんな合羽や長靴を用意して完全防備だったが、私は普通の恰好。
でも一応、雨に濡れてもいいような服を選んで着てきたので、問題は無し。

職場のビルの出口まで下りてきたら、外はビル風の影響もあり、横なぐりの雨がドシャドシャ降っていたので、多くの人がビル内で風雨がおさまるのを待っていた。

だが、いつまで待っても状況は変わりそうにないため、同僚Tさんが暴風雨の中へ出て行った。
そのあとを同僚Oさんも出て行ってしまったので、私も意を決して後をついて出た。
同僚Iさんは、「出るのはまだだ」と言って、ビルの中に残っていた。

傘は差したら壊れるのがわかっていたので、傘なしで、全身濡れながら最寄駅を目指す。

走ったら危ないので歩いていたが、後ろから風にあおられて体が自然に前に進んでしまう。
雨は舞っているせいか、思ったほどずぶ濡れにならずに、最寄駅に着くことができた。

ホームに降りようとしたとき、電車が一本、出て行った。
すると、その直後、電車が大風のせいで運転見合わせになったという放送が流れた。
しまった! 出て行った電車が最後の電車だったのか!

こんなことになるなら、フレックスで帰宅できる時間まで待たずにさっさと帰ればよかったとか、ビル出口でも様子を見ずに、駅に向かえばよかったと後悔するが、後の祭。

後からビルを出た同僚Iさんも駅に到着し、4人でどうするか協議したが、最寄駅で様子を見ると主張したIさんを残し、自分と2人の同僚は、振替乗車票をもらって、別のJR路線の駅を目指すことに。

再び頭から濡れながら、別の路線の駅に到着。
そちらの路線の電車は、まだ止まっていなかった。

そこから3つ隣の駅に移動し、私鉄へ乗り換え。

私が同僚Oさんとおしゃべりしていると、車両の奥へ押されて少し離れた所に立っていた同僚Tさんが、誰かと話している声が聞こえた。

誰と話しているんだろう?と不思議に思い、目をやると、知らない男性と会話をしていた!
ナンパされてる?! 嵐の中の恋?!

会話はしばらく続いたが、明らかにTさんは嫌がっている。
すると、途中の駅で男性は降りて行った。よかった、よかった。
イケメンだったらチャンスだったのにねぇ。

私鉄はそんなに混んではいなかったが、急行に乗り換えられる駅で人が降りたので、席に座ることができた。

ところが、この判断が間違いだった。
降りる駅に近づいたとき、急に運転を見合わせるという放送が流れ、私鉄も止まってしまった。

しまった! さっきの急行に我々も乗り換えておくべきだった!
再び後悔しても、後の祭。

とにかく電車が動かないので、車内で待つしかなかった。
車内に風が入るので、ドアは閉められたが、自分が乗っている車両だけ、手動でドアが開閉できるようになっていた。

そのうち、あと一つ隣の駅が自宅の最寄駅だという同僚Oさんは、頑張って歩いて帰ると言って、電車を出て行った。

しばらくするとOさんから携帯に電話が入り、バスが動いていて、ガラガラに空いているということと、バス停までの道順を教えてくれた。

これは電車が動くのを待つよりバスに乗って先に進んだほうが良いと判断し、駅のトイレに寄ってから、迷いながらもTさんとバス停を目指して、またまた全身濡れながら歩くしかなかった。

バス停には屋根があったし、ガラガラのバスがすぐに来たので助かった。

バスが左折するのに止まっているときは、ゴーゴーうなる風でバスが大きく横に揺れてすごかった。
外を見ると、いろんなものが揺れて飛ばされそうになっていた。

バスが大きな駅に着く頃には、雨がおさまっていたように思う。
駅にはいつもどおり人がたくさんいたが、電車をあきらめて、ショッピングや食事をしている人たちもいた。

我々は、また動いている電車に乗り換えたが、こちらは非常に混んでいた。
先頭車両に乗ったおかげで、若干、他の車両よりは空いていた気はするが・・・。

そして、やっと自分の最寄駅に到着!
同僚Tさんの家は、まだ先なのだが、電車が終点まで動いていないので、Tさんは私と一緒に電車を降りるしかなかった。

Tさんは、なんとかバスを乗り継いで帰ると言い、バスの路線図を見ていた。
そんなTさんを駅に残し、私は、ちょうど止まっていた自宅へ向かうバスに乗り込んだ。

自宅行きのバスも長蛇の列かと覚悟していたが、タイミングが良かったのか、すぐ乗れて帰ることができてラッキーだった。

自宅に着く頃には雨は止んでいたが、風だけは相変わらずビュービュー音を立てて吹いていた。

今回の台風直撃の教訓。
さっさと仕事を切り上げて、さっさと帰るべし!
様子見するより、来た電車にはさっさと飛び乗るべし!

台風直撃なんて超久しぶりなので、こんなにすごいことになるんだというのが、よくわかった。

3月の震災時に引き続いて、またもや帰宅困難な状況になるとは思いもよらなかったが、今回は同僚の助けもあり、約3時間半で帰宅できて本当に良かった。

それにしても、夜に地震が起きたのは、ちょっとビックリ。
台風って地震を抑圧してくれるんじゃなかったっけ?

自分の住んでいる所はそんなに揺れなかったが、台風と地震のダブルパンチは勘弁してほしいかな。

■台風の翌日
今日は朝から、昨日はどうやって家に辿り着いたかという話で職場は持ちきり。
3月の震災時に帰宅難民体験を語り合ったときと同じだ。

会社の最寄駅で別れた同僚Iさんから聞いた、その後の話はすごかった。
部長と遭ったIさんは、一緒に川崎駅へ着いたんだとか。
でも電車が動いていないので、部長とカレー屋に入ったんだとか。
そしたら停電になって、店を追い出され、部長と別れてバスの大行列に並んだんだとか。
並んでいるうちに電車が動き始めたので、バスはやめて電車のほうに乗ったはいいが、電車はスムーズに動かず、自宅の最寄駅まで、えらい時間がかかったんだとか。
15時半に職場を出て、自宅に着いたのは11時だって・・・!

この話を聞いて、川崎駅に向かわなくてよかったと思った。
部長は、バスに乗ったらしい。

他には、電車が動くのを待って21時に職場を出た人が、家に着いたのは夜中2時だって!
電車は動いても、線路に色んなものが飛んできて、それを取り除くたびに電車は止まるし、車両から降りる人のために自分もホームに降りたら、超満員の車両から押し出され、なかなか来ない次の電車を待つはめになったのだとか。

それに会社に残った人も職場が停電になり、パソコンが使えなくなって仕事ができず、本を読んだり眠ったりして、みんな過ごしていたらしい。
震災のときは停電にならなかったのにね。

職場の窓の外を木が飛んでいったのを目撃した人もいる。
木が窓に直撃しなくてよかったよ。

同僚Tさんは、バスの大行列に並んでいたが、私と別れて約1時間後に電車が動き始めたので、電車とバスで21時頃に家に着けたんだとか。
よかった、よかった。

それにしても、ニュースで駅が大混乱になっている映像を見たが、自分はマシなほうなんだなと思った。

また、使った全路線を振替乗車票で乗り降りできたので、有難いと思った。


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