猫のように

猫のように生きたいと思っている者の日記

いつ何をしたか記録しているブログ

金環日食

2012-05-21 09:02:14 | その他

目覚めると、窓の外は曇っている様子。
金環日食は観られないかなぁという思いがよぎる。

そのうち雨も降ってきた。こりゃダメだと半分あきらめた。

金環日食を観るために、今日は午前半休を取った。
朝から雨なら普通に出勤すると同僚には言ったけれど、起きるのが遅かったし、もう観られなくても半日年休にすることにした。

のんびり支度して、テレビで金環日食の状況を観ていたら、東京は太陽が出ているではないか。

こちらは雨が止み、曇り空なので、あきらめ気分でベランダに出てみると、おっ、雲間に太陽が見えた!

これはいけるかもと期待して、日食グラスを手に、部屋とベランダを行き来して、太陽が顔を出すのを待つ。

空のことなら龍神様にお願いするしかないと思い、心の中で龍神様にも呼びかける。
太陽を見せてくださーい!

すると、出てきた、出てきた。

日食グラスを目に当てて、さっそく観測。

おぉ、テレビの映像で観た太陽と同じように、右上が黒く欠けている。

下の歩道を犬を連れて歩いているご夫婦も日食グラスを片手に、たまに立ち止まって太陽を眺めている。

その後、太陽は雲に入ったり出たりを繰り返していたが、どんどん欠けていく。

そしていよいよクライマックスが近づく。

するとなんということだろう。

太陽が100%姿を現わし、神々しい光を放った!

グラス越しに見る太陽は、周りが黄金色に光り、まさに宇宙の神秘を感じないわけにはいかないほどの美しさだった。

しばらく見とれていた。

テレビの映像で観るのと、実際に観るのとでは感動が違うということを実感できた。

本当に素晴らしかった。

母親にもグラスを貸して見せてあげた。父親は泊りがけで出かけているので不在。

ちなみに、下の道を散歩中の犬が、クライマックスの瞬間に、激しく吠えた。
何かを感じたのだろうか?

マンションの隣の部屋の人もベランダに出てきたが、「グラスがないから見えない」と話していた。

再び薄い雲の中に隠れると、雲越しにきれいなシルエットが見えるので、隣の人は肉眼で雲の中の金環日食を楽しんでおられたようだ。

太陽は、ちら見すらしていけないとテレビで言っていたが、私はバンバン肉眼でも太陽を直視してしまった。

うーん、確かに眩しくて、目の奥に残像がうつる。
日食網膜症になってもおかしくないかも。

デジカメで写真を撮ることも危険と思うが、左下が欠け始めてから、ちょっとカメラを太陽に向けてみた。

雲越しのシルエットを撮りたかったが、うまく映ってない。



グラスにカメラを当てて、グラス越しの太陽も撮ってみた。


本格的なカメラでないと、写すのは難しいね。

しかし、太陽がほとんど隠れても、太陽の光は強いんだね。
グラスや雲越しでないと、日食が起きていることはわからない。

完全に太陽と月が重なるほうが、暗くなるんだろうね。

それと、金環の部分は、思ったより太かった。

今もまだ金環日食は継続中。

でも、ほとんど丸に近くなっている。左下が、少し欠けている程度。

いや~、それにしても、ほんと会社を休んでよかった。
日食グラスを買ってよかった!

曇りだったことも逆によかった気がする。

もう生きているうちに肉眼で金環日食は観られないので、今日の金環の美しさを心に刻みつけておこう。