群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

ビールの値段とプロ野球

2006年07月02日 | 見たこと、聞いたこと
先日、群馬県営球場でプロ野球パ・リーグ公式戦「西武vsオリックス」の試合が行われた。
群馬県内でのプロ野球公式戦は久しぶり…ということで、様子を見に行ってみた。

もともと、この試合のポスターにはオリックス清原と、西武松坂の写真が大きく出ていたのだが、今は二人ともケガで戦線離脱中…。
しかも、雨が降るような天気予報が出ていて、そんなに混まないだろうと思っていた。
ところが、球場近くの河川敷駐車場はいっぱいで、かなり離れたスポーツセンターの駐車場から無料シャトルバスを使わないと行けないような状況だった。

で、ここで某ビールメーカーの営業さんと会った。
球場内の売店で缶ビールを売っていたのだが、この缶ビールを買うのに行列ができていた。
他に売っていたのは、ジュースとか、かき氷とか、お菓子とか…、弁当は某有名弁当の独占場…。

どの売店も、この日だけ売場を作って売っている出店なのだが、どこもお客様が列を作っている…。

ビールメーカーさんに「どう?売れる…?」と聞くと、真っ赤な顔で「もぉぉ!メチャクチャ!売れますよ~!!」と興奮気味に話してくれた。

ここで売ってる缶ビールは、350ml缶を紙コップに入れるだけ…で、500円!

誰もが缶ビールは200円そこそこのもので、安売り店では100円台で買えちゃったりすることは知っている。
…それが、500円!

でも、誰も文句は言わないし、それでも行列を作っても買いたいのだ。

そこには500円払っても、そのビールを野球観戦しながら飲むと、しっかりその価値に納得できる雰囲気、環境があるのだ。
「野球」を見ながら食べたり飲んだりすることが楽しいので、値段はいくらでも納得できてしまうのだ。

自分もプロ野球を見に行けば、都内の球場では800円払って生ビール飲んでるし、不味くて高い弁当も買ってるし、他の場所では絶対に買わない値段であっても、こういう場所では、その場の雰囲気が価値を高めているのだ。

「食事」とは、その場の雰囲気、空気すべての要素が合わさって値段が付けられる。

今年はあらゆる値段が上がっていく年になるのだが、そういうあらゆる要素をよく考えて値付けをしていかないと…。