群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

障害を持つ方の雇用について

2006年01月13日 | 私の考え
障害を持つ方の雇用については、いろいろ考えないといけないことだ。

去年、こうした障害者の学校から雇用に対しての理解を求める説明をする方が何度か会社に来られた。

こうした方は、「仕事によっては充分できることがいろいろあります…」と言うのだが、我々としてはどの位のことができるのかわからないから、なかなか話が進まない。

今日、また電話があって、自分なりにどうすれば話が進んでいくか考えてみた。

で、学校を見学させて欲しい…ということを伝えた。

実際に初めて障害者を採用する時には、企業はどうやって採用を決めているのかわからないが、学校側は「大丈夫です…」と言うのだけど、やってみてダメだと断るのでは本人を傷つけることになる。

だから、事前に学校見学等で普段の生活を見せてもらえれば、どの位のことならできる…とか、判断もできるんじゃないかと思った。

…ところが、こうしたことで企業に対して見学を許可したことはない…と言う。

「障害者の家族にしてみると…」とか言うのだが、であればいつまでたっても想像で話を進めるしかない訳で、学校側は「単純作業なら充分大丈夫です…」と言うけど、我々としてはどの位のことができるかわかってから答えを出さないと、お互いがつらい思いをすることになる…と言っているのだ。

だから、障害を持つ方の就業支援においては、企業に対して学校見学会等で理解しやすい環境を作るべきだ。

「見学に来る方はいないのですか…?」と聞いたら、「議員さんなどから申し出があった時には学校見学をしてもらっています…」と言う。

自分はもっと企業に対して理解を求めた方が障害を持つ方の支援になると思う。そしてその理解の求め方は、担当者が企業へ「大丈夫です…」とか「助成金が出ます…」とか言ってまわるのではなく、学校や個人個人を見てもらって本当の意味での理解を求めるようにするべきだ…と思う。

自分にしてみれば、採用するのを拒否しているのではなく、安易に答えて実際の仕事の中で本人が傷つくのを避けたい…のだ。

いずれにしても、障害を持つ方も自立できるように、周りはいろいろなことを考えていかないといけない…と思っている。