実は今、これから取り組んでいく新しい取り組みに関しての打合せを続けている。
その中で、改めて考えてみることがいろいろあるのだが、まず我々が『伝説』グループと名乗っている訳だが、これは2001年に創った「株式会社伝説」という会社から名乗り始めた。
…ところが、この「株式会社伝説」という会社は現在は、実質…ない。
この「株式会社伝説」の誕生が2001年8月。
この時は「焼肉屋カルビ伝説」をそれまでの「有限会社栄進」から分けて立ち上げたのがスタートだった。
そして、狂牛病騒動が始まったのが2001年9月から…。
焼肉店のみの会社で、スタートしてすぐに狂牛病騒動に巻き込まれて、「株式会社伝説」としての自立が難しくなってしまったのだ。
この時建築工事に入っていた「回転寿司すし伝説」も「株式会社伝説」の取り組みだったのだが、この大騒動で急きょ「有限会社栄進」の取り組みに切り替えた。
そしてその後、「カルビ伝説」も「有限会社栄進」が買い取る形で戻し、「株式会社伝説」は誕生はさせたが自立する前に「有限会社栄進」で吸収してしまったのだ。
以後、「株式会社伝説」という社名だけ残しておきたくて「休眠会社」としての手続を取ってきたのだが、その「休眠会社」として残しておくのも費用がかかるし、今年からは会社法が変わって、会社を作りやすくなる…ということから、いつまでも「休眠会社」を持っていることもないだろう…と、整理したのだ。
でも、2001年以降出店する店舗にはすべて『伝説』という文字を入れているので、我々は『伝説』グループとしている。
そしてこれから動いていく新しい取組み…。
これは新しい「会社」として動いて行こうと思うのだが、…そこで社名について考えてみると…、『伝説』という名称以上のピンとくる名称が出てこないのだ。
改めて『伝説』という名称を使った集団を起こそうか…。
まあ、ちょっと考えてみるが、自分の中にも『伝説』に対する思い入れは強い。
何しろこの名称…、焼肉店を始める時に最初に店名につけた。
実は、1988年に自分の劇団で、大学サークルから離れてプロとしての活動をしよう…という最初の公演で自分が書いた脚本のタイトルに使ったのが自分の『伝説』に対する思い入れの始まり…だ。
この公演の時も、焼肉店を作る時も、以後『伝説』とつく店を作る時にいつも思うのは…、
「伝説を創りたい…」ということだ。
これは常に同じ…。
自分の中には『伝説』について3つの定義がある。
それは、
①それ自体は誰にでもできること…。
②それを誰にでもできないような情熱を持って、繰り返し、繰り返しやり続けること…。
③そうして創り出したものが人の心を動かし、自然と人から人へ伝わっていくこと…。
…そんなように考えています。
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「伝説」グループ会社説明会(3月24日)