蓮舫氏、民進代表選後に不安=説明が二転三転-台湾籍問題
2016年9月13日 18時30分
時事通信社
民進党の蓮舫代表代行が13日、父親の出身地である台湾(中華民国)籍を現在も残したままであることを認め、謝罪に追い込まれた。2日前には「二重国籍疑惑はない」と断言したばかり。投開票が15日に迫った代表選での優勢は揺るがないとの見方は強いが、説明を二転三転させたことは党のイメージダウンにつながりかねず、仮に勝利した場合でも、党運営の不安材料になりそうだ。
「私は日本人だ。ただ台湾籍が残っていた。改めて籍を抜く作業をしている」。蓮舫氏は13日の民放番組で、自身の国籍問題を重ねて釈明した。
これに先立つ記者会見では従来の説明を覆して、日本と台湾のいわゆる「二重国籍」状態が続いていることを明らかにした。12日夕に事実が判明したとして13日午前に緊急会見に臨んだ蓮舫氏は、「記憶の不正確さから混乱を招いた」「発言が一貫性を欠いた」として「おわび」を表明したが、代表選からは撤退しない考えを強調した。
「二重国籍」疑惑は、代表選告示前からインターネット上で指摘されていたが、蓮舫氏は3日の民放番組で「(台湾)籍は抜いている」と明確に否定。だが、6日の会見では「(台湾籍放棄の)確認が取れていない」と発言を修正した。一方でネットメディアの取材には「(日本と中華民国が断交した)1972年以降、私の国籍は形式上『中国』。中国の国内法では外国籍を取得した者は自動的に(中国籍を)喪失をしているので、二重国籍にはならない」とも語っていた。
代表選で党員・サポーターによる郵便投票は13日が締め切り。そのほとんどが、蓮舫氏の真実を知らないまま投票したことになる。
蓮舫氏の陣営幹部が「国会で自民党から攻撃される可能性はある」と認める通り、代表に就任すれば、反転攻勢を目指す26日召集予定の臨時国会で、いきなり釈明を迫られる。「代表としての疑問符は付く。党に相当なマイナスになる」「自分で傷口を広げた」。対立候補の陣営からは、蓮舫氏の対応を批判する声が相次いだ。
2016年9月13日 18時30分
時事通信社
民進党の蓮舫代表代行が13日、父親の出身地である台湾(中華民国)籍を現在も残したままであることを認め、謝罪に追い込まれた。2日前には「二重国籍疑惑はない」と断言したばかり。投開票が15日に迫った代表選での優勢は揺るがないとの見方は強いが、説明を二転三転させたことは党のイメージダウンにつながりかねず、仮に勝利した場合でも、党運営の不安材料になりそうだ。
「私は日本人だ。ただ台湾籍が残っていた。改めて籍を抜く作業をしている」。蓮舫氏は13日の民放番組で、自身の国籍問題を重ねて釈明した。
これに先立つ記者会見では従来の説明を覆して、日本と台湾のいわゆる「二重国籍」状態が続いていることを明らかにした。12日夕に事実が判明したとして13日午前に緊急会見に臨んだ蓮舫氏は、「記憶の不正確さから混乱を招いた」「発言が一貫性を欠いた」として「おわび」を表明したが、代表選からは撤退しない考えを強調した。
「二重国籍」疑惑は、代表選告示前からインターネット上で指摘されていたが、蓮舫氏は3日の民放番組で「(台湾)籍は抜いている」と明確に否定。だが、6日の会見では「(台湾籍放棄の)確認が取れていない」と発言を修正した。一方でネットメディアの取材には「(日本と中華民国が断交した)1972年以降、私の国籍は形式上『中国』。中国の国内法では外国籍を取得した者は自動的に(中国籍を)喪失をしているので、二重国籍にはならない」とも語っていた。
代表選で党員・サポーターによる郵便投票は13日が締め切り。そのほとんどが、蓮舫氏の真実を知らないまま投票したことになる。
蓮舫氏の陣営幹部が「国会で自民党から攻撃される可能性はある」と認める通り、代表に就任すれば、反転攻勢を目指す26日召集予定の臨時国会で、いきなり釈明を迫られる。「代表としての疑問符は付く。党に相当なマイナスになる」「自分で傷口を広げた」。対立候補の陣営からは、蓮舫氏の対応を批判する声が相次いだ。
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