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不動産王 総資産3000億円からの転落 福島で年金頼みの極貧生活

2016-09-03 10:59:27 | ニュースまとめ・総合
不動産王 総資産3000億円からの転落 福島で年金頼みの極貧生活

2016年9月2日 21時3分

スポニチアネックス

 バブル期には不動産王とも呼ばれた「ツカサグループ」の元社長・川又三智彦氏(69)が2日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。総資産3000億円から、多額の借金を抱えて自己破産した現在の生活が明かされた。

 川又氏は日本初の敷金礼金なし、家具食器付きのウィークリーマンションを始めたバブル期を代表する不動産王の一人。アメリカ留学時代のひらめきから生まれた同事業はまたたく間に大成功。多くの銀行が高額な融資を持ちかけ、川又氏は50行近くの銀行から融資を受けて事業を拡大していった。

 しかし当時の政府は不動産価格高騰の沈静のため、金融機関に不動産への融資を制限させる「総量規制」を発令。これにより銀行が一斉に融資の回収に乗り出し、返済不能となった川又氏の借金は1000億円にも上った。

 その後、会社の経営権と引き換えにアメリカのリーマン・ブラザーズが債権の一部を肩代わり。新事業を興し、なんとか軌道修正に成功するも、2008年にリーマン・ブラザーズが破たんし、790億円の借金を背負った。川又氏の会社も翌年に倒産、妻とも離婚し、自己破産。現在は2年前に移住した福島で年金暮らしをしているという。

 わずかな年金だけを頼りに極貧生活を送るが、地元の人の支えもあり、「お金のかからない生活できるのは本当に楽しい」と語った川又氏。新天地では廃業の民宿をデイサービスに改装する事業や、若者を呼び込むためにドローン操縦者育成学校を始める構想を練り、再出発に燃えていた。

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