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バッハ会長“二重奏” 森会長と小池都知事への温度差浮き彫り

2016-10-21 07:13:37 | ニュースまとめ・総合

バッハ会長“二重奏” 森会長と小池都知事への温度差浮き彫り


スポニチアネックス 10月21日(金)7時2分配信

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は20日、東京都内で行われた国際会議で、東日本大震災や熊本地震の被災地を回る聖火リレープランをブチ上げた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長はこれには検討姿勢を示したが、小池百合子都知事が検討するボート・カヌー会場の宮城・長沼への変更についてはけん制。バッハ氏の両者への温度差が浮き彫りになった。

 森会長は「スポーツ文化ワールドフォーラム」で講演し、東京五輪の聖火リレーで東日本大震災や熊本地震の被災地を回れるよう、IOCが「上限100日でルートは一筆書き」と定めた内規の緩和を要望した。

 「復興五輪」の理念を「片時も忘れたことがない」と強調。さらに「組織委は当初から被災地の皆さんに聖火のたいまつを回すことを徹底してやろうという考え方だ」とし、IOCのバッハ会長にルール緩和を「ぜひご考慮いただければと思っている」と訴えた。

 これに対しバッハ会長は「森氏から圧力をかけられた」とジョークを交え「いい案を出さなければならない」と検討する姿勢を示した。また、同席した来賓の名前を挙げた際「中でもミスターヨシロウは私の弟と呼んだ方がいいのかもしれない」と“兄弟船”といわんばかりの親密ぶりを口にした。

 東京都が検討するボート、カヌー・スプリント会場の宮城県への変更案を巡っては、組織委や競技団体の反発が強い。バッハ会長は18日の小池百合子都知事との会談で、招致時に提案した計画の履行が「大原則」とし、大幅な見直しをけん制。この日の講演でも「日本は約束したことを必ず守ることで知られている。非常に信頼できるパートナー」と述べ、森会長に対する対応とは温度差をのぞかせた。

 午前中に行われた筑波大(東京)での式典には、都が会場の見直しを検討してから、3者が初めて同席。小池氏は「バッハ会長から“私たちは同じ船に乗っている”という言葉を頂いた。IOCと連携し、東京、日本が一つになって大会を成功に導きたい」と歩み寄ろうとするコメントを発していた。また、フォーラム後の夕食会では、安倍晋三首相も加わり4者がそろい、小池知事の乾杯の音頭で表面上は和やかなムードだった。東京五輪丸はどの船頭が主導権を握るのか。かじ取りの行方が注目される。

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