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専門家に聞いた。おならは1日何回出るのが健康なの?

2016-05-29 11:56:03 | 珍事件・事故・その他・コラム
専門家に聞いた。おならは1日何回出るのが健康なの?

2016年5月28日 18時0分

教えて!goo ウォッチ

おならがよく出るのは、体に良いことなのだろうか。消化が良いからこそ頻繁に出ているような気もするが、果たして……。「教えて!goo」には、「オナラが止まらない」という切実な悩みが投稿されている。

「イモ類などの食物繊維を食べるとおならがたくさん出ます」(petit_chocolatさん)、「原因として思い当たるのは、便秘です。私の場合2~3日ほど出ないことがあるので、便が出てないときはよく夕食後にオナラが止まらなくなることがあります」(freeasyさん)、「恐らくあなたの体質は、炭水化物不耐性なのではないでしょうか? 日本人に多いらしいのですが、ごはんなど穀物類の消化が悪くガスが発生するらしいです」(tao_brandさん)などの回答が寄せられたが、実際はどうなのだろうか。

■平均的な成人では1日10回前後

青山内科クリニック院長で消化器内科医の青山伸郎先生によると、

「口から入った気体や食物残渣(口の中の食べかす)が腸内細菌で分解されるときにガスが発生し、腸管で吸収されなかったものが肛門から気体として排出されます。これがオナラで、オナラを放出することを放屁といいます。平均的な成人では1日総量1リットル程度を10回前後で放出しますので、オナラが出る事は健康な症状の一つです。しかし、その性状に変化があった際には注意が必要な場合があります」(青山先生)

とのこと。1日に10回前後なら、それほど心配する必要はないとのこと。しかし、明らかにガスの性状が変化し、戻らない場合は病気になっている可能性もあるのだそうだ。

「大腸内視鏡検査などで器質的疾患が除外できても、オナラが制御出来なかったり、ガスが溜まった感じで支障をきたす場合には、過敏性腸症候群(IBS:irritable bowel syndrome)の一環としての症状を念頭に、治療的診断を行うことになります。その際、ガスの制御はIBS治療の結果としてついてくることを念頭におくことが重要です」(青山先生)

IBS治療とは、下痢や便秘を減らし普通便の確率を上げる治療のこと。下剤や下痢止め、整腸剤など腸炎の治療ではなく、機能異常に対する治療を行うことになるのだそうだ。不安な人は、消化器科か胃腸科の受診をおすすめする。

●専門家プロフィール:青山 伸郎
消化器内科医。神戸大学医学部卒業後、同大学病院で内科医、光学医学診療部(内視鏡部)部長を務め、2007年青山内科クリニックを開業。胃・大腸合わせて年間26,000件、開業9年で胃11,800件、大腸14,200件施行。内視鏡診断治療、ピロリ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)治療を専門的に行い、炎症性腸疾患では県下では兵庫医科大学に次ぐ通院患者数。

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