強制起訴で2人目の有罪確定 徳島県石井町長、暴行罪で
産経新聞2015年4月30日(木)12:00
飲食店の女性従業員への暴行罪で強制起訴された徳島県石井町長、河野俊明被告(70)=4月の統一地方選で落選=について、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は、河野被告の上告を棄却する決定をした。決定は27日付け。科料9千円とした1、2審判決が確定する。
平成21年の強制起訴制度導入後に起訴された8事件10人のうち、有罪が確定するのは長野県松本市の柔道事故で業務上過失傷害罪に問われた元指導員に続き2人目。
河野被告は一貫して無罪を主張し、1審で「暴行を見た」と証言したものの2審では「本当は見ていない」と撤回した男性客の証言が争点。1審徳島地裁は男性の証言に「信用性がある」として有罪を言い渡した。2審高松高裁は男性の証言の変遷について「虚偽供述をしたとする理由が相当薄弱で1審判決後に男性が呵責の念を感じたというのも不可解。1審での証言は信用できる」と1審を支持した。
1、2審判決によると、河野被告は21年7月9日夜、徳島市の飲食店で40代の女性従業員の右頬に軽く握った左手を押し当てる暴行を加えた。
事件をめぐっては傷害容疑で書類送検された河野被告について、徳島地検は暴行罪にとどまるとして不起訴(起訴猶予)としたが、徳島検察審査会は暴行罪で「起訴相当」と2回議決。河野被告は24年3月に強制起訴された。河野被告は強制起訴後も町長を続けたが、4月の統一地方選で落選した。30日で任期が切れる。
産経新聞2015年4月30日(木)12:00
飲食店の女性従業員への暴行罪で強制起訴された徳島県石井町長、河野俊明被告(70)=4月の統一地方選で落選=について、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は、河野被告の上告を棄却する決定をした。決定は27日付け。科料9千円とした1、2審判決が確定する。
平成21年の強制起訴制度導入後に起訴された8事件10人のうち、有罪が確定するのは長野県松本市の柔道事故で業務上過失傷害罪に問われた元指導員に続き2人目。
河野被告は一貫して無罪を主張し、1審で「暴行を見た」と証言したものの2審では「本当は見ていない」と撤回した男性客の証言が争点。1審徳島地裁は男性の証言に「信用性がある」として有罪を言い渡した。2審高松高裁は男性の証言の変遷について「虚偽供述をしたとする理由が相当薄弱で1審判決後に男性が呵責の念を感じたというのも不可解。1審での証言は信用できる」と1審を支持した。
1、2審判決によると、河野被告は21年7月9日夜、徳島市の飲食店で40代の女性従業員の右頬に軽く握った左手を押し当てる暴行を加えた。
事件をめぐっては傷害容疑で書類送検された河野被告について、徳島地検は暴行罪にとどまるとして不起訴(起訴猶予)としたが、徳島検察審査会は暴行罪で「起訴相当」と2回議決。河野被告は24年3月に強制起訴された。河野被告は強制起訴後も町長を続けたが、4月の統一地方選で落選した。30日で任期が切れる。
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