逃走1か月、府警OBが情報に懸賞金200万円
2018年9月12日 14時27分
読売新聞
大阪府警富田林署に勾留されていた無職樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件は、12日で発生1か月となる。
樋田容疑者はひったくりを繰り返しながら、知人に接触を図る大胆な行動をとったとみられるが、逃走2日後以降の足取りはつかめていない。府警は11日、府警OBの有志が有力情報の提供者に最高200万円の懸賞金を支払うと発表。府警の大失態に身内が動き出す事態になった。
「OBから支援の申し出があった。府警で(懸賞金を)やるべきだとの声もあるだろうが、現役は逮捕に全力を尽くしたい」。府警本部で11日、懸賞金について説明した府警幹部が苦渋の表情を見せた。
府警によると、一部OBが仲間にカンパを呼びかけ、府警に提案。警察庁が最高300万円を支払う「公費懸賞金制度」は原則、殺人や強盗などの凶悪事件が対象で、今回は適用できないこともあり、府警が受け入れを決めた。殺人事件の遺族らが私的に懸賞金を設ける例はあるが、警察OBがかけるのは異例という。
2018年9月12日 14時27分
読売新聞
大阪府警富田林署に勾留されていた無職樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件は、12日で発生1か月となる。
樋田容疑者はひったくりを繰り返しながら、知人に接触を図る大胆な行動をとったとみられるが、逃走2日後以降の足取りはつかめていない。府警は11日、府警OBの有志が有力情報の提供者に最高200万円の懸賞金を支払うと発表。府警の大失態に身内が動き出す事態になった。
「OBから支援の申し出があった。府警で(懸賞金を)やるべきだとの声もあるだろうが、現役は逮捕に全力を尽くしたい」。府警本部で11日、懸賞金について説明した府警幹部が苦渋の表情を見せた。
府警によると、一部OBが仲間にカンパを呼びかけ、府警に提案。警察庁が最高300万円を支払う「公費懸賞金制度」は原則、殺人や強盗などの凶悪事件が対象で、今回は適用できないこともあり、府警が受け入れを決めた。殺人事件の遺族らが私的に懸賞金を設ける例はあるが、警察OBがかけるのは異例という。