創造的深化

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教育の在り方

2015-12-06 16:21:03 | 教育
教育の在り方
 大学は明治期には欧米の文明に追い付くためにと、知的専門家を急速に育成する必要が出てきました。そこで学校の役割は国家、社会に役立つ人間を作るという宗教性が出来上がりました。さらに大正期以降は学問の独立、思想、表現の自由、あるいは研究の自由といった新たな宗教性が出来上がりました。ただ、個々の大学によっても宗教性や理念があります。そうした地域性や個別性、特殊性を排除して世界における大学の問題として深化できれば、教育の普遍性が手に入ります。そこで初めて政治的な問題として、教育の問題が普遍性を獲得していけるといえます。時代環境、社会環境が大きく変わり、その中での教育の在り方や役割が問われますし、変わってきます。ただ、より深い教育として大学の在り方、あるいは学校教育の在り方を問うていくとすれば、国家という強制や規制と対立していかざるを得なくなります。当然、教育の内容も、国家という指導要領や教育基本法を排除して、教育の在り方全体を考えていくと、より普遍的な教育の在り方、原点へと行き着けると思います。

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