お振るまいのボランティアの案内がきたのは11月の事でした。昨年にもきてくれた。陸前高田の知り合いの女性と誘い合わせて行くつもりがありました。
しかし20日をすぎても問い合わせをした事に何の連絡もありませんでした。
その日が迫っているのにまだボランティアの募集をしていました。そこで沿岸の人たちのあの喜んでくれた姿を見たくなり股、行く事にしたわけです。
高速を行くと言われそのつもりで天昌寺の集合場所にわざわざ向かうものの高速を使わずに行く事になりボランティアに不便を強いる手際の悪さには呆れました。
ボランティアバスには募集定員をやや下回り車内は空席が目だちました。車内では細々としたメニューの作り方、出し方の説明がありこの辺が組織的に動く生協らしくもありました。
行き先は陸前高田の中田になりその活動内容はクリスマス料理のお振る舞い活動でした。
ここ陸前高田には弁当を運んだり、炊きだし、ふれあいサロンとけっこう通いました。
その中でも昨年に行った動く七夕の引き手のボランティアが一番印象に残っています。それは祭り会場のある一画だけが、ひかり輝き他の場所は闇の中にしずみ不気味な静けさがありました。
ボランティアには様々な役割があり食い意地が張っている俺には炊きだしが向いているのかもねぇ…(笑) 今日のメニューのクリームシチューそれを作るのは寒風吹く野外での過酷な作業になりました。
ハンバーグとケーキのふるまいがありトレイにのせるかかりにわかれて住人を交えての作業になりました。
仮設住宅の地域住人をお呼びしたくさん持ち帰りがありとても喜ばれました。 残念ながら用意はなかったったけど、このクリームシチューに白ワインを入れると市販のインスタントでも芳醇なクリームシチューに仕上がり一段と美味ちくなります。
ハンバーグのオーロラソースを作る時にも赤ワイン、黒コショウをくわえたりの一手間があるとやはり一段と美味ちくいただく事ができるんだけどもなぁ…
何時も気にしているのは味つけです。それは味覚には同じ沿岸とはいえ違いが見られある程度、調味をして最後は実際に食べる住人に合わせ、これがお・も・て・な・し・の心得になります。
市街は津浪で残った建物もきれいさっぱり無くなりさら地が広がり、ここはかさ上げ工事が終わりそれから造成工事、家の建築とまだまだ長い月日がかかり他の地域とは事情が違うようです。
復興への個人格差、地域格差が徐々に広がりつつあります。そのあつれきが生じるのは、どうしょうも無い事のように思えた1年でした。
では！みなさまメリークリスマス
