小田急が新型通勤車
千代田線直通用、9月から投入
ベースはJR東日本E233系
2重化で故障に強く
小田急電鉄は5日、東京地下鉄(東京メトロ)千代田線と直通運転する通勤電車に新型車両4000形を今年9月から投入すると発表した。4000形はJR東日本が中央線で運転しているE233系をベースに設計。7編成計70両を新造、順次投入していく。
小田急が他社の車両をベースに新造するのは初めて。E233系は機器類や回路が2重系になっており、故障に強い車両と評価されていることから、基本的な仕様を踏襲することにした。
現在、千代田線に乗り入れている1000形と置き換えていく。同形は1988年(昭和63年)にデビューした小田急初のオールステンレス車両で、196両を保有している。1000形は自社線内の車両として使用し、自社線用の5000形を退役させる。5000形は69年に登場し、保有数は156両。
千代田線5000系
4000形は貫通扉など地下鉄線内の運行に必要な設備を搭載するほか、ホームとの段差を縮小するために車両床面を1000形に比べて2㌢低くする。1人当たりの座席幅は同2㌢広くして46㌢に、荷棚の高さは6㌢下げて173㌢とする。
また優先席エリアのつり革、壁面、床面などを同色にしてエリアを明確化。握り棒は人間工学に基づき、鉄道総研が開発したものを採用する。立っている乗客にとって握りやすく、座っている人には邪魔にならない仕様で、7人掛けの座席の間に2カ所取り付ける。同社の車両では、これまで7人掛けの座席間に握り棒は1本だった。
さらに、ロマンスカーVSEに採用された全密閉式のモーターを、同社の通勤車両としては初めて搭載し、冷房装置なども低騒音型にする。
竣工は今年5月。東急車輌製造が製作する。
私鉄がJRの車両をベースに新造車を作るのって珍しいんだよね。しかもE233 系なんてまだ出来たばかりの新型車よね。シートが少し大きくなって乗り心地がよくなりバリアフリー化もしてるのね。でもこれとは対照的に5000型はなくなるのね。その前に一度は乗らなければ・・・
2000、2100、2400、2600系が主力だったなぁ。9000系は全然違うデザインになって、度肝を抜かれました。
JRの車両をベースにするって、これも驚き。小田急は、ブルーリボン賞、ローレル賞をこれというときにはきっちりとってきた会社ですからねぇ。ローレル賞の銘板が貼られた車両に乗ると、なんだか誇らしくなったのを覚えています。
小田急ってカッコいい電車がいっぱいありましたからね。特にロマンスカーは常に斬新なデザインでしたよね。
東北地区もいよいよ455系が置き換えられるようになりました。花輪線もキハ58からキハ110に変わります。世代が違っても気持ちは同じですよ。