東急目黒線日吉延伸、来年6月に
東横線複々線化が完成へ
東京急行電鉄は21日、延伸工事を進めている目黒線武蔵小杉-日吉間(2・8㌔)が2008年(平成20年)6月に完成して目黒-日吉間の全線が開業すると発表した。東京地下鉄(東京メトロ)南北線、都営地下鉄三田線との相互直通運転も日吉発着となり、2008年3月に中山-日吉間が開業する横浜市営地下鉄グリーンラインとも接続する。これにより東急が1988年(昭和63年)から進めてきた目蒲線大改良、東横線多摩川-日吉間複々線化計画がすべて完成し、混雑緩和と都心直通利便の向上が図られることになる。
横浜グリーンラインと接続も
この工事は、同社が東横線の通勤混雑の緩和と速達性向上を目的に、東横線田園調布-多摩川間で並行している旧目蒲線との自社ネットワークを活用する形で計画した。
目蒲線を日吉まで延伸して、東横線の多摩川-日吉間(4・8㌔)を事実上、複々線化するとともに、目蒲線を目黒-日吉間の目黒線と多摩川-蒲田間の東急多摩川線に分離した上で目黒線を大改良して、目黒で南北線、三田線と相互直通運転するというものだ。
東横線から目黒線を経由して都心部に抜ける新たなルートをつくってバイパス効果を生み出すのが特徴で、1987年に工事費の一部を運賃に上乗せできる特定都市鉄道整備事業として運輸大臣の認定を受けた。
2000年に目黒-武蔵小杉間の工事が完成して武蔵小杉発着の南北線、三田線直通運転を開始している。残る武蔵小杉-日吉間の延伸・連続立体交差の工事が2008年6月までに完成する見通しとなり、目黒線全線(11・9㌔)が当初計画通りに完成する。目黒線は急行を含めて日吉発着に変更され、2008年3月に中山-日吉間が開業する横浜市営地下鉄グリーンラインとも新たに接続する。
また、目黒線は相模鉄道との相互直通運転を計画しており、都市鉄道等利便増進法に基づいて整備される連絡線に乗り入れて新横浜、横浜羽沢、二俣川、海老名、湘南台方面に直通する。開業は2019年の予定で、東京メトロ副都心線との相互直通運転の工事が進んでいる東横線とともに、さらにネットワークの拡充が図られる。
慢性的な通勤ラッシュが続く東急の各路線が来年から徐々に緩和されるって事ね。住宅密集地の都会では、なかなか工事が難しいでしょうけど、乗客の安全と快適性や利便性を考えると、投資額も大きいでしょうけど、メリットも大きいですよね。今後は他の私鉄も対策が早期に行われるといいですね。
え~~!
昔は東横線沿線に田んぼがあったんですか!
昭和30年代前半と言うと、もしかしたらうちのお父さんもまだ生まれて無かったかもしれません。確かにその当時から較べると今の東急沿線はすっかり変わってるでしょうね。