鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR北海道 石勝線夕張支線で32年ぶりにSL運転

2007年09月20日 | JR北海道

32年ぶりにSL復活運転

 財政再建団体に移行した夕張の街を盛り上げようと、JR北海道は8、9の両日、石勝線新夕張-夕張間の夕張支線(16・1㌔)で「SL夕張応援号」を運転した。石炭輸送で活躍したSLだが、同支線での復活は32年ぶり。

JR北海道「SL夕張応援号」

 黄色いハンカチで歓迎

 「SLニセコ号」として使用しているC11207号機が客車4両を牽引。車内は黄色いハンカチで飾られ、夕張を舞台にした映画をパネルで紹介するなど応援ムードを高めた。

 計4往復した列車はいずれも家族連れら約200人で満席。沿線では大勢の鉄道ファンがカメラを構え、地元の人たちが黄色いハンカチを振って歓迎した。

 初日は台風一過、晴れ上がった空の下、新夕張駅で出発式が開催され、藤倉肇夕張市長が「勇壮なSLの姿は市民に夢と力を与えてくれる」と歓迎のあいさつ。同市長やJR北海道の坂本眞一相談役らがテープカットし、夕張市民吹奏楽団の演奏する「A列車で行こう」が流れる中、野田雅人新夕張駅長の出発合図でSLは高らかな汽笛とともに、黒煙を噴き上げて力強く出発した。

 SLの運転に合わせ、夕張市内でも地元特産品の販売会や映画の上映会などのイベントを開催した。

夕張市って市の財政が破綻していろいろと暗いニュースばかりだったけど、このSL運転は、ちょっと明るい話題ね。これからも再建は大変だと思うけど、みんなが応援してくれるって事忘れないで頑張って欲しいですね。


JR北海道 スーパーカムイ10月1日登場

2007年08月16日 | JR北海道

JR北海道
10月1日ダイヤ改正

「スーパーカムイ」登場

 JR北海道は、10月1日に実施するダイヤ改正の内容を発表した。都市間輸送で釧路方面の増発・高速化、札幌-旭川間の「スーパーカムイ」デビュー、特急「すずらん」の所要時間短縮が柱。「ダイヤ改正では過去最多」(中島尚俊社長)という新製特急車両48両を投入して「利便性の向上」に努める。

新製特急車を48両投入

 釧路方面では札幌-帯広間の特急を釧路まで延長することで「スーパーおおぞら」を1往復増やし7往復に。旧型車両を使用している札幌-帯広間の「とかち」は新製車両の投入により1往復を「スーパー」化する。この結果、「スーパーとかち」3往復、「とかち」2往復となり同区間の平均所要時間を5分間短縮する。

 新製車両は「スーパー宗谷」(札幌-稚内間)として使用している空気ばね方式で車体を傾ける261系気動車。32億5000万円をかけて13両製造する。従来「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」として使用している283系振り子式気動車と性能面でそん色がなく、1両当たり1000万円超も製造費が安くなるため採用した。

 一方、札幌-釧路間の夜行特急「まりも」は、週末、年末年始などの繁忙期を中心に運転する臨時列車に〝格下げ″。これで道内から夜行の定期特急は姿を消すことになる。

 札幌-旭川間は、「スーパー白鳥」(函館-八戸間)として使用している789系電車を一部改良した新製車両7編成35両を「ライラック」に代えて、従来の785系電車「スーパーホワイトアロー」とともに「スーパーカムイ」の統一名称で運転。「ライラック」では1時間30分かかった同区間をいずれも1時間20分で結ぷ。

 札幌-室蘭間で運転する「すずらん」は、旧型車両を785系電車に置き換え、同区間で所要時間5分の短縮を図る。また、全列車を沼ノ端に停車。uシート(指定席)も導入する。

 これまで「ライラック」「すずらん」として活躍していた781系電車は廃車となる。

 このほか、札幌圏では函館線と千歳線の乗り換えが便利なように区間快速「いしかりライナー」(小樽-岩見沢間)の全列車を白石に停車。函館、千歳、学園都市(札沼)各線で夕方通勤、夜間の一部列車の編成両数を増強する。

今回のダイヤ改正は都市間輸送の利便性を向上させるのが目的みたいね。僅かながらも到着時間が短くなったのは、新型車導入のおかげかしら。夜行特急が全廃になり、781系が廃車になると言う大きなダイヤ改正だけど、それで乗客が便利になり、利用率が上がれば文句ないんですけどね。


JR北海道 世界鉄道の旅

2007年06月17日 | JR北海道

JR北海道
会社発足20周年を記念、世界鉄道の旅

JR北海道は会社発足20周年を記念して、カナダとヨーロッパの2コースを用意した「世界鉄道の旅」を企画した。

カナダはロッキーマウンテニア号の最上級展望車両「ゴールドリーフ」から景色を楽しむカナディアンロッキー鉄道クルーズと、コロンビア大氷原、ナイアガラの滝などの人気スポットを巡る8日間の旅。7月11日、9月19、26日の3回設定している。

 ヨーロッパは10日間で、パリ~ストラスブール間に開業したばかりの高速列車「TGV」はじめ、アルプスの絶景を望む人気の「氷河特急」、ライン川沿いを古城を眺めながら走るドイツ新幹線「ICE」などを乗り継ぎ、ドイツ、オーストリア、スイス、フランスの4カ国を回る。8月27日、9月5、26日、10月~2日出発。

 大人1人(2人1室)66万8000円から69万8000円。申し込み、問い合わせはJR北海道ツインクルデスク=電話011(219)6001=へ。7月4日には札幌市内で旅行説明会も開催する。

以前、JR北海道が稚内から鹿児島までの日本縦断鉄道の旅を企画してたけど、今度はとうとう世界の鉄道の旅!
いろいろと話題性を出して、集客効果を狙ってるんでしょうね。しかし値段が高いですね。せめてこの半額なら考えてもいいんだけど。


JR北海道 9月に夕張支線でSL運行

2007年05月17日 | JR北海道

夕張応援にSL一役
9月8~9日
32年ぶり支線で運転

 夕張の街にSLが復活-。財政再建団体に移行した北海道夕張市を応援しようと、JR北海道は9月8、9日の2日間、石勝線新夕張-夕張間の夕張支線(16・1㌔)でSLを運転する。同支線でのSL運転は32年ぶり。

 名付けて「SL夕張応援号」。「石炭の歴史村」など夕張市内の観光施設運営を委託された加森観光から要請を受けたもので、両日各2往復する。

 使用機関車は前照灯が2基ある「2つ目」のC11207号機。「SLニセコ号」と同じ客車4両を牽引する。ただし、夕張駅では列車の切り替え設備がないため、復路はディーゼル機関車が牽引する。運転当日は、新夕張、夕張の両駅などでイベントを開催して盛り上げを図る。同社は「紅葉シーズンを前に、SL運行が夕張への観光客誘致の呼び水
になれば」としている。

最近の夕張市は元気がないですよね。一時は石炭王国だったけど、化石燃料の首位を石油に奪われ衰退してった街ですよね。市そのものも破綻した状態でなにかと暗い話題が多かったけど、少しでも明るい話題づくりと、街の活性化が狙いなんでしょうね。これを機会に知名度が上がれば解決の糸口も見えてくるのかなと思います。


JR北海道 DMV、藻琴湖・涛沸湖へ

2007年05月15日 | JR北海道

藻琴湖・涛沸湖へ
JR北海道
7月以降の運行計画

 JR北海道は9日、釧網線浜小清水-藻琴間で試験的営業運行を行っている軌陸両用車、デュアル・モード・ビークル(DMV)の7月以降の運行計画を発表した。これまで、道路は線路と並行した国道を走っていたが、藻琴湖や涛沸湖を周遊するコースに改め、観光の足としての使い道を強くアピールする。25日から団体、6月1日から個人の予約を受け付ける。

25日に団体、来月から個人予約受付

 営業運行は4月14日から開始した。往路は線路(11㌔)、復路は道路を走行する完全予約制の「観光周遊型運行」で、土・日曜日、祝日の1日3往復している。

 7月以降は道路走行距離が25㌔と大幅に増えるが、所要時間は約1時間10分で、従来通り1日3往復、料金も大人1500円(子ども1000円)のままとする。

 運行日は当面9月30日までの土・日曜日、祝日と7月21日から8月19日までの夏休み期間は毎日。予約は電話011(251)1322かホームページから。6月までの運行は既に完売している。

 同社の小池明夫社長は、「これから花が咲く原生花園や藻琴、涛沸湖、オホーツクの雄大な景色を楽しんでほしい」と話している。

DMVもなんか軌道に乗って来た感じ。別にシャレのつもりでないけど、デビュー以来あまり冴えない運用をしてるような気がしたからこういう観光地めぐりの運用を始めたとなると、本来の使い方を始めたのかなと思います。まだまだ試験的要素の大きいDMVだけど、今後の活躍次第では全国での活躍も考えられますね。


JR北海道 10月デビュー新特急「スーパーカムイ」に決定

2007年05月15日 | JR北海道

10月デビュー特急の新愛称

「スーパーカムイ」に

JR北海道

 JR北海道は9日、10月のダイヤ改正で新型特急を導入するのに合わせ公募していた、札幌-旭川間の特急の愛称が「スーパーカムイ」に決まった、と発表した。「かむい」の愛称が復活するのは19年ぶり。

 公募では8846件の応募があり、「スーパーカムイ」 (漢字、ひらがなを含む)が582件と最多で、「カムイ」を含めると1割以上の支持を得た。また、アイヌ語で「神」を意味し崇高さを感じさせるとともに、観光地「神居古潭」がある旭川をイメージしやすい点などが評価された。JR北海道は札幌-旭川間に関し、老朽化の激しい781系電車を使った特急「ライラック」に代え、「スーパー白鳥」(函館-八戸間)として使用している789系電車を10月から投入。同区間を運行している785系電車特急は「スーパーホワイトアロー」の名称をやめ、2つの特急を統一した愛称を募集していた。

 「かむい」の名称は、1959年(昭和34年)9月に初めて準急「かむい」として登場。電車急行を経てほぼ30年間にわたり札幌-旭川間を走っていた。

 一方、「ライラック」は80年、「ホワイトアロー」は86年に登場した。

投票総数の多さからもこの新しい特急の人気の度合いがわかりますね。「カムイ」の名称はいかにも北海道らしいって感じですけど、もっと違う名前も良かったのかなあと思います。でも781系がなくなるのはちょっと寂しいですね。


JR北海道 道内全線、全駅めぐり

2007年05月01日 | JR北海道

全線、全駅めぐり
旭川支社12日間、観光・味覚も満喫

6月5日、出発

 2499・8㌔。JR北海道の営業キロだ。この全線を乗り尽くそうというツアーを、同社旭川支社が企画した。6月5日旭川駅を出発し、12日間かけて合間に道内各地の観光スポットを巡り北海道の味覚も堪能しよう、というぜいたくな旅。同支社は「ぜひ挑戦を」と呼び掛けている。

 JR発足20周年記念の一環として企画した「JR北海道線全線乗りつくし! 北海道の魅力再発見の旅」。普通列車や特急などすべて既存の列車を使い、石勝線夕張支線や新千歳空港駅線などの盲腸線もくまなく走破し、本州内の中小国駅はじめ全465駅を巡る。

 もちろん重複区間もあるが、貸切バスも利用して効率よく回るので、1日の列車乗車時間はそれほど長くはない。途中、バスで宗谷、襟裳、納沙布の3岬や幌延-増毛間のオロロンライン、襟裳の黄金道路などの観光道路、それに旭山動物園や小樽運河、函館山夜景、知床五湖など欠かすことのできない観光スポットも回る。

 札幌、函館では地下鉄、路面電車に乗車、洞爺湖や知床では遊覧船にも乗る。富良野ではメロンの苗付け体験もある。

 十勝川温泉や洞爺湖温泉、場の川温泉などの温泉地での宿泊も楽しめ、北海道ならではの食事や駅弁も用意している。

 旭川駅解散で、大人1人28万8800円から。問い合わせ、申し込みは旅行センター旭川支店=電話0166(22)8180=へ。

JR北海道の全線を乗り潰し、更に観光地を巡り歩くという夢のような企画。でも値段もビックよね。まるで海外旅行なみの値段ね。誰か参加する人居るのかなあと思うけど、これからの北海道は観光シーズン。徹底的に北海道を鉄道で満喫したいと言う人には最高の企画かもしれないね。


JR北海道 旭山動物園号が完成試乗会

2007年04月11日 | JR北海道

「旭山動物園号」が完成
J R北海道

園児ら招いて試乗会

 動物たちのイラストがラッピングされた特急「旭山動物園号」が完成し、JR北海道は6日、札幌市内の幼稚園児らを招待して函館線札幌-旭川間で試乗会を開催した。動物園号は28日から土・日曜日と夏休みを中心に同区間を1日1往復する。

全国的な人気スポットとなった旭山動物園への旅をより楽しくしようと、会社設立20周年を記念して企画した。4両編成の183系気動車を使用。元同動物園飼育係で絵本作家のあべ弘士さんのオリジナルデザインで、外側にはそれぞれホッキョククマ、ライオン、チンパンジー、ペンギンを中心にした動物の親子の生き生きした物語が描かれた。

 車内も壁や床、シートなど動物がいっぱい。各車両には動物のぬいぐるみのような特別シートも用意されている。

 この日は西川将人旭川市長やあべさん、札幌大谷幼稚園の園児40人ら合わせて160人が試乗。早速、特別シートに座った小路口綾之介ちゃん(4)は、「動物が大好きなのでうれしい」と顔をほころばせた。西川市長も「楽しくてわくわくする車両。この列車に乗って今年も多くの人に旭山動物園を訪れてほしい」と話していた。

 全車指定で札幌発が8時26分、旭川発が16時6分。

すっごいインパクトのあるボディカラーね。まるで動く動物園のよう。車内にもシロクマシートがあったりして、列車全体が夢のある形に仕上がったと思います。以前のドラえもん列車もその派手さにびっくりしたけど、今回はそれ以上の気がしますね。


JR北海道 DMVに確認書交付

2007年03月19日 | JR北海道

鉄道車両の確認書交付
北海道運輸局

JR北海道のDMVに

 JR北海道が4月から試験的営業運転を予定しているデュアル・モード・ビークル(DMV)について、北海道運輸局は9日、同社に対し鉄道車両としての確認書を交付した。

 DMVはマイクロバスを改造して道路と線路双方の走行を可能にした車両。自動車としてのナンバーは交付されているが、車両を鉄道事業に供する場合、国土交通省令で定める規程に適合するかどうかの確認が必要で、同社は今年1月15日付で申請していた。

 ただし、今回の確認は営業運転を計画している釧網線浜小清水-藻琴間に限られる。

一部区間とは言え、確認証が交付されて営業運転に向けて大きな一歩になったわね。もしこれが成功されれば他の線区などにも拡大されていくのでしょうね。それが今度は北海道だけでなく、全国の超ローカル線などにも波及されるのか、今後の動向に目が離せない感じですね。


JR北海道 特急ライラックが789系に変更、10月から

2007年02月21日 | JR北海道

特急ライラック、789系に変更

J R 北海道
10月改正から投入へ

781系

 JR北海道は14日、老朽化の激しい781系電車を使った特急「ライラック」に代えて、「スーパー白鳥」(函館-八戸間)として使用している789系電車を、10月のダイヤ改正に合わせて札幌-旭川間に投入する、と発表した。これに伴い同区間を運行している785系電車は「スーパーホワイトアロー」の名称をやめ、両特急を統一した新愛称を募集することにした。

列車愛称も変更、公募で

 新型車両は70億円をかけて7編成35両を導入。「スーパー白鳥」をベースに、先頭車両を貫通型にせず、出入り口を2カ所に増やすなどの改良を加える。外観はグリーンの先頭部分が特徴だった「スーパー白鳥」とはがらりと変え、シルバーメタリックのボディーにライトグリーンとバイオレットのラインを横に引いてスピード感を表した。

 グリーン車は設けず、一段グレードアップしたuシート(指定席)を1両連結。JRでは初めてオストメイト対応の多目的トイレを備える。

 785系と同様、札幌から快速「エアポート」として新千歳空港に乗り入れる。

 781系は初の北海道仕様特急電車で、1980年(昭和55年)3月に一部車両が「いしかり」としてお目見え。同年10月に全面投入され「ライラック」に名称変更した。しかし、最高時速が120㌔で、130㌔の「スーパーホワイトアロー」とでは札幌-旭川間の所要時間に10分の開きがあった。

 一方、同様に781系車両を使っている札幌-室蘭間の特急「すずらん」は、785系車両に置き替える。

 札幌-旭川間の特急愛称は3月16日まで募集している。名付け親には3万円分のツインクル旅行券がプレゼントされる。

789系

へ~ライラックも789系に代わるんだね。これで少しは時間短縮できるようになるよね。北海道の列車も少しづつ新しいものと世代交代が進んできてる感じだね。けど特急愛称の募集の採用商品にしては3万円の旅行券はちょっと安すぎると思うんだけど・・・・