水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

宙組「白鷺の城/異人たちのルネサンス」

2018-11-05 | 宙組
宙組大劇場千秋楽おめでとうございます。
とってもいいお天気です。
退団者とファンの皆様が幸せに過ごされますように

宙組公演行ってきました。かけちゃん(風馬翔)とお別れしてきました
タイトルの“異人たち”がイマイチ意味不明ですが、結構面白かったです。
オリジナル二本立てでこの出来なら、上出来な方じゃないかしら(上から目線ッ
組担なら普通に通えると思います
ネタバレあります。









「白鷺の城」
玉藻前伝説を元にした、ストーリー性のある和物ショー。
上手いなぁと思います。玉藻前=九尾の狐と陰陽師安倍泰成が出会って対決しながら転生し、惹かれていくというのが。
泰成が安倍晴明の血筋で、その晴明の母が葛の葉という狐の化身だったいう伝説をうまく絡めてますね

ちょっと変則のチョンパ。平安朝の場面は華やかで綺麗でした目の保養
セットも綺麗で良く考えてたとは思いますが、もう一工夫ほしかったかなぁ
原田くんの和物のセットがいつも素晴らしいので

上皇のりんきら(凛城きら)の和物化粧が群を抜いて美しかったです
皇后アレクサンドラといい、最近高貴づいてるお芝居でもいい仕事してました

面白かったですし、こんなショーもアリだなとは思いましたが、
BADDYといい全編通してストーリーのあるショーって、限界もあるなぁと思いました。
「白鷺~」は和物だからというのもありますが、ガラッと場面を変えることが難しい。
中国の場面を挟んでましたけど。

BADDYの時にも書きましたが、出演者も通し役になったりすると、お芝居を二本見た感じになってしまいます。
ショーって設定が異なる沢山の場面で、次々と色の違う贔屓を見られるのが楽しみでもあるんですよね。
なので、アリだとは思いますが、しょっちゅうやってほしいとは思わないかな



「異人たちのルネサンス」

ショーが和物なので、ダンサーにはちょっと残念なんですけど、
その分田渕くんが、かけちゃんや、えびちゃん(綾瀬あきな)たちに芝居中で見せ場を作ってくれてました
えびちゃんの美しい腹筋を拝めました~(変態ッ

ちょっと前半の展開がタルイ気もしますが、頑張ってたと思います。
最後のヤマに向けて、陰謀が渦巻いてるのが楽しかったです(陰謀好き

キキちゃん(芹香斗亜)のロレンツォは尊大で強引なイヤな奴
わかりやすいのがちょっと残念だったかも田渕くんの脚本のせいですけど
悪運が強くて絶対死なないんだろうな、と思ってたらホントにそうでした

あいちゃん(愛月ひかる)は野心家で策謀家の司教。
まどかちゃん(星風まどか)をマインドコントロールしてました。怖いわ~

子ども時代に出会ってて、大人になって再会して恋に堕ちるパターンが多すぎて辟易します
それに田渕くんって真ん中の二人の書き込みが弱い気がしますね。演出の問題もあると思うんですが、
再会して恋に堕ちるところが、どちらも弱くてなんか説得力に欠ける気がします。

周りの役の方が人間的で面白かったりします。
直接宗教が絡んでこないので、「サンクチュアリ」に比べると話がわかりやすかったです。


ちょっと風邪気味で睡眠不足だったんですが、元気になりました~
やっぱり宝塚は健康にイイ
コメント
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