水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

男役芸を考える

2017-07-29 | 宝塚
お久しぶりです

暑い日々が続きますが、元気に観劇に通ってます贔屓組公演中は忙しいです
AfOに通う合間に、OSOを観てきましたちょっと日程的に無理かな、と思ったのですが、
思いがけずナカナカの良席チケットが、舞い降りてきてくれまして
どちらも楽しく盛り上がれる公演ですね

私の贔屓は、ご存知の方も多いとは思いますがかなとくん(月城かなと)月組1年生です
でも大体一通りどの組も観たい派、なので、各組に好きな生徒さんがいます
(浮気者~って怒らないで下さい

で、AfOを観にいって、としくん(宇月颯)にヤられ
OSOを観に行って、かいちゃん(七海ひろき)にヤられました

悪い、かいちゃんメチャメチャ素敵サングラスを外しながら現れた、かいちゃんにクラクラしました
かいちゃん眼鏡も似合うけど、サングラスも格好いいですね~惚れ惚れします
ここまで悪い役は見たこと無いような?新鮮です銀英伝のオベ様は悪役とはちょっと違いますし、
スカピンのロベ様は元々理想に燃える革命家だったわけですし。
でもムケーシュはとことんゲスいいのは見た目だけ、って、まぁあれくらいイケメンだと騙されてみたいかも
相手にしてもらえないでしょうけど
悪い人なので、笑わないロベ様も笑ってませんでしたが、同じように無表情に見える役でも、違いますね。

ロベ様は理想と現実が、どんどん離れて行くことに焦燥を感じていて、かすかに浮かべる笑顔も力がなくて、
なんだか気の毒になってしまいます(イケメンは得だな
ムケーシュは、自分がのし上がるためなら、何でもする人。他人を踏みにじることに、何のためらいも罪悪感も無い。
かいちゃんって、こんなに目力あったっけな~、ってくらい目線が鋭くて冷たくて。
自信たっぷりのニヤリ顔が、イヤー怖かったです

歌は、まこっちゃん(礼真琴)が演ってた役だし大丈夫かな、と心配しましたが結構歌えてたと思います。
贔屓耳が入ってますかね~
まこっちゃんのムケーシュを見た人には、物足りないでかもしれませんけど。
ただね、まこっちゃんムケーシュを見てないで、書くのはナンですが。
ニュースなどで見た限り、初挑戦の悪役をすごく頑張ってたし、2幕の白髪に髭部のオジサンも良かったとは思うのですが、
それでもこの役は、かいちゃんの方が嵌るな、と思いました。
ショーブランの時も思いましたが、やっぱり若さは隠しようがない。
経験値の低さというか、やっぱり余裕が足らない気がしました。
(あくまでニュースなどで見た個人的感想です。映像でも全部見たら、印象が変わるかもしれません


AfOの髭部のイケオジとしくんも、色気があって格好いいですけどね~
ホントに“男役十年”はダテじゃないですよ
力みもなく立ったり動いたりする姿に、全く中身の女子を感じさせない。自然なんですよね。

前回AfOを観てた時、みやちゃん(美弥るりか)が一人で舞台奥に去って行くシーンがあったんですが。
そこの、みやちゃんの背中が格好良くて痺れました
いやぁ、男役は背中で語らなきゃ
役の陰影や深みの表現が素晴らしい。薄っぺらくない


“男役芸”っていうのも、一つの立派な芸だと思うんです。

過去にはいろいろ足りないところがあっても、男役芸を極めてトップになった方もいらっしゃいましたね。
その典型が、うひたん(大空祐飛)かなと思います(うひたんファンの皆様ごめんなさい
これからもそういうタイプのトップは出るんでしょうか?
かいちゃんが目指してるのは、そこなんでしょうか?
コメント
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