水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

邪馬台国の風

2017-06-11 | 花組
耳に入ってくる評判が、どれもよろしくなかったので、どんなものを見せられるのか、ちょっとドキドキしました
そう言えば、休演日明けにいろいろ変更があって、だいぶマシになったそうですね
(マシになって、あれか~
駄作といえば駄作ですけどね最初のがどのくらい酷かったかはわかりませんし
ダメ出ししたいところは、いろいろありますが、それでも大駄作ってほどじゃない気がします(私にとっては、ですが

私的に史上最悪の大駄作は、度々引き合いに出してますが「仮面の男」、そして「ベルサイユのばら」“呪いのドングリ編”がツートップ
宝塚で駄作なんて掃いて捨てるほどありますが“金返せ”“私の時間を返して”と思ったのは「仮面の男」だけです
“駄作”という以上に最低最悪の問題作、と言う感じでした。
観て、イヤ~な気分になる作品で、幅広い年齢層の人が楽しめる娯楽作品というよりは、
どこかの場末の盛り場の地下ででもやれば?と言いたくなるような作品でした。

というわけで、少々の駄作には驚きません


題材が悪かったとは思いません。
プロローグとか、カッコ良かったですし
娘は未見ですが、ニュースの初日映像を見て、ショーにすれば良かったのに~、と言ってましたうん、そうかも
ここ数年、駄作に当たることが少なかったので、なんか懐かしい感じがしました
以前はしょっちゅうでしたよ

脚本も演出も古臭い。久しぶりにこんなスカスカな脚本見たわ~。
暗転がやたら多くて細切れだし
A氏はショーも演出する人なんだから、もっと盆を使えばいいのに
盆を使ったら、もっとスピーディーに展開できたでしょうに。
最初の方はまだ良かったんですが、その後、話がもたもたして全然進まなくて、途中で飽きてしまいました

ストーリー自体はごく単純な話なので、分かりにくいと言うこともなく、付いていけます。
盛り上がるエピソードも、ちゃんといくつかあるのに勿体ない。その演出が古臭いから、残念なんでしょうね。
さらに、人物像が書き込まれて無くて、薄っぺらいのが一番問題かも

ただ、観て、イヤな気分は残らないです。
みりゆき(明日海りお、仙名彩世)初め、イイ役者も揃ってるので、楽前頃にはねじ伏せてるかも
その変化を見られるのは、ある意味楽しいと思いますよ(経験者ですから
ショーは凄くイイので、ちょっと眠くなることはあるかもしれませんが
贔屓がいれば、通うのは辛くないと思います

つまらないならつまらないなりに、違った楽しみ方が出来るのも、宝塚ならでは、ですよね~
コメント
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