naraukyo63の時間

残りの時間

今日のコラム

2014-04-26 06:44:38 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

4月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

知識を活用する訓練

 松下政経塾には、優秀な先生方に講師として来てもらうわけですが、普通の学校のような授業はやらない。まず、学生が質問をしてそれを先生に答えてもらう形式をとる。質問するものがなかったら、先生は何も言ってくれないというようにしたいんです。質問をするためには疑問を持たなければならない。疑問を持つに至るまでの勉強は自分でやらなければならないというわけです。

 つまり、知識を与えるのではなく、持っている知識を活用する能力を育てていく訓練を重ねて、自分の考えを堂々と主張できるような人間になってもらいたいという願いを持っているのです。


【コラム】筆洗

2014年4月25日 東京新聞TOKYOWeb

▼岐阜県郡上市の粥川(かゆかわ)清見さん(77)は、鰻(うなぎ)を食べない。嫌いなわけではない。ただの一度も口にしたことがないと言うのだ。「鰻を食べぬこと」。それが生まれ育った粥川谷の掟(おきて)だからだ

▼平安の昔、谷の民は妖鬼に苦しめられた。退治のために都から貴人が遣わされたが、道に迷った。その時案内に現れたのが鰻。見事使命を果たした貴人は、こう命じた。「鰻は神の使い。大切にせよ」

▼民俗学者の佐野賢治さんによると、鰻を食することを禁ずる風習は各地に伝わるという。鯰(なまず)が暴れれば地震が起きるように、鰻が暴れれば洪水が起きると信じ、治水への祈りをこめ大切にしてきたのだ

▼だが皮肉なことに、治水への取り組みが鰻のすみかを奪ってきた。東京大学などの研究者が調べたところ、コンクリート護岸が進んだ川ほど鰻が減っていたそうだ

▼無論、近代的な護岸で救われた地も多いだろうが、鰻の家を奪いつつ食べに食べれば、絶滅の危機に瀕(ひん)するのは当然の帰結。コンクリートで岸を固めることで、川との対話まで封印してきたのだろう

▼粥川谷では、護岸工事をしても鰻がすめるよう人々が意を尽くしてきたと、粥川さんは言う。それにしても本当にあの味を知らないのか。念を押したら、「旅先の宴会でいい匂いの茶わん蒸しが出たんだが、よく見れば鰻が入っていてな。いや、危ないところだった」と笑った。

昨日のカープ
カープVメール

25日マツダスタジアム、カープ7―3巨人、勝ち投手篠田2勝1敗、本塁打丸5号、ロサリオ1号 詳しくは中国新聞朝刊で

今日もカープを応援します。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆


今日のコラム

2014-04-25 06:27:44 | インポート

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4月25日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
福祉はみずからつくるもの

 お互いの福祉を向上させていくことは好ましいことであり、基本的には大いに推進されていい。しかし問題は誰がそれを生み出すかである。

 今日、一つの風潮として、国民は国がいろいろやってくれるだろうと思い、国は国民の税金を頼り、足りなければ増税したらいいという安易な考えがある。それぞれが何とかなるだろうと考えているわけである。しかし、福祉を高めていくのに必要な資金は、みな国民が営々として働き生み出した税金にほかならない。つまり福祉を行なうのは形の上では国であっても、国民なのである。そういう認識を深くし、福祉の向上のためにお互い何をすべきかを考えることがきわめて大事だと思う。

【コラム】筆洗

2014年4月24日東京新聞TOKYOWeb

▼<妖術という身で握る鮓(すし)のめし>。古い川柳にある。鮨(すし)を握る鮮やかな手さばきがどろんどろんの忍術使いのように見えたか

▼修業当初、「本手返し」と呼ばれる伝統的な握り方が上手にできなかったそうだ。銀座「すきやばし次郎」の鮨職人で「現代の名工」の一人にも選ばれている小野二郎さん(88)。この道六十四年▼不器用で、「本手返し」に苦労した結果、「二郎握り」という独特な技術を編み出した。口に入れると米粒が解(ほど)ける。外側三列の米粒だけを固く握るというから「妖術」めいている

▼二十三日夜、安倍晋三首相とオバマ米大統領が店を訪れた。大統領の鮨好きを聞いて首相がこの店を選んだという。TPP交渉の進む中、大統領がうまい鮨に、日本のコメは守るべき大切な文化、伝統であることを認識してもらえたらいい

▼小野さんに密着した米国人監督によるドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」(二〇一一年)は米国でも評判になった。その中で小野さんが語っている。「この年齢になっても(技術が)完璧とは思えない」「頂上が分からない」

▼人の二倍、三倍と努力することで技術を伸ばした。練習には卯(う)の花などを使ったという。頂上、結論を強引に急いでも成功しない。大波も立つ。それを二人に語ってやってほしいと思ったが、あいにく、二郎さんは鮨を握っている時はしゃべらない。

今日の誕生日の花と花言葉(ラジオ深夜便より)

今日の花=ライラック Lilac 。花言葉 = 思い出を大切に

昨日のカープ

カープVメール

24日神宮球場、カープ9―2ヤクルト、勝ち投手大瀬良2勝1敗、本塁打田中1号、小窪1号 詳しくは中国新聞朝刊で

今日からの 巨人戦楽しみです。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆ 


今日のコラム

2014-04-24 06:07:46 | インポート

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4月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

心が通った商売

 商売というものは、形の上だけで見れば、品物を売って代金をいただくということですが、それでは自動販売機と変わりません。そこにやはり買っていただいてありがたい、という感謝の気持、お客さまが大事、といった気持を持つことが、商売本来のあり方だと思います。

 よく昔の商人は「お客さまの家の方には足を向けて寝ない」というほどの感謝の気持で客に接したと言います。そうすると、そういうものがおのずと客にも伝わり、同じ品物でもあの店で買おうということになって、両者の心が通い、社会全体が潤いのあるものになってきます。私は商売にも“物心一如”ということがきわめて大切だと思うのです。

コラム】筆洗

2014年4月23日 東京新聞TOKYOWeb

▼ジミーチュウ」と書き出してみる。その名を目にして「えっ、何」と身を乗り出すのは女性の方か

▼聞いたこともないというお父さん層のために説明すると靴を中心にした英国の高級ブランド名。チュウという珍しい名は創設者がマレーシア出身のジミー・チュウさんだからである

▼何やら広告めいてしまうが、履き心地のよさと造形美から「魔法の靴」と呼ばれるそうである。故ダイアナ元英皇太子妃、マドンナさんをはじめ世界の有名人に愛用されているというから、もちろん高価。富と名声の象徴というイメージがある

▼ファッション業界を描いた米映画「プラダを着た悪魔」(二〇〇六年)の中にこんなせりふがあった。「ジミーチュウの靴を最初に履いた時、あなたは悪魔に魂を売ったのよ」。ハイヒールを履かぬ人間には想像できないが、それほどの魅力なのか

▼そのチュウさんが先週、福島市を訪問したのは、会津木綿や川俣シルクなど地元の伝統工芸品を利用してこしらえた六足のハイヒールを公開するためである。福島の伝統工芸の評判を世界に広めて、地元ビジネス、復興へと結びつける構想なのだという

▼マレーシアの靴職人の家に生まれて、初めて靴を作ったのは十一歳の時だという。その靴には悪魔の魅力があるというが、その人自身は復興のためにつかわされた「天使」の一人なのかもしれない。

昨日のカープ

カープVメール

23日神宮球場、カープ6―3ヤクルト、勝ち投手バリントン3勝2敗、セーブ・ミコライオ8S、本塁打広瀬1号、梵2号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も良い天気です。皆さまにとって良い一日でありますように ☆


今日のコラム

2014-04-23 06:01:03 | インポート

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4月23日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

目標を与える

 指導者にとって必要なことは、目標を与えることである。指導者自身は特別な知識とか、技能は持っていなくてもよい。それは専門家を使えばいいのである。しかし目標を与えるのは指導者の仕事である。それは他の誰がやってくれるものでもない。もちろん、その目標自体適切なものでなければならないのは当然である。だからそのためには、指導者はそういう目標を生むような哲学、見識というものを日ごろから養わなくてはならない。

 自分の哲学なり、体験に基づいて、その時どきに応じた適切な目標を次つぎと与える。指導者はそのことさえ的確にやれば、あとは寝ていてもいいほどである。

コラム筆洗

2014年4月22日 東京新聞TOKYOWeb

▼奇妙な一致や偶然を目の前にすると、人は考え込むものだ。天が何かを告げようとしているのではないか。ルビン・カーターさんが二十日亡くなった。七十六歳▼黒人の元ボクサー。冤罪(えんざい)事件を描いたデンゼル・ワシントン主演の映画「ザ・ハリケーン」のモデルといえば、思い出すだろうか

▼一九六六年六月、米ニュージャージー州のバーで三人が殺された。現場近くを車で走っていたカーターさんが逮捕された。無実を訴えたが、有罪の評決が下り、八五年に釈放されるまで十九年間服役した。冤罪事件の背景には人種差別もあった

▼袴田事件も同じ年同じ六月だった。同じ元ボクサー。獄中にあった袴田巌さん(78)は境遇の似たカーターさんが釈放された時、手紙を書いたという。「万歳万歳と叫びたい」。カーターさんの返事は「決してあきらめてはならない」だった

▼<生き地獄の無実の男 それがハリケーンの物語 彼に時間を返してやってくれ。世界チャンプにもなれたのに>。カーターさんの悲劇を歌手のボブ・ディランさん(72)は七五年の「ハリケーン」でこう歌った

▼この一カ月の間に袴田さんが釈放され、カーターさんがこの世を去る。現在ディランさんは来日中である。不思議なめぐり合わせに日本人が考えるべき「メッセージ」があるとすれば袴田事件を、冤罪事件を「絶対に忘れるな」に決まっている。

昨日のカープ

カープVメール

22日神宮球場、カープ7―4ヤクルト、勝ち投手野村3勝1敗、セーブ・ミコライオ7S 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆


今日のコラム

2014-04-22 06:10:17 | インポート

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4月22日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自分の会社を信頼する

 新しく会社に入られたみなさんにとって大事なことはいろいろあるでしょう。しかし、私は基本的に言ってまず一番大事なのは、みなさんが自分の会社を信頼するということではないかと思います。みなさんの会社が、みなさんを迎えたのは、みなさんを信頼しているからです。またみなさんもその会社を信頼して入ったわけです。

 だからみなさんは、自分は会社を信頼しているのだ、そしてよき社員になるのだ、そして会社を通じて、人間として社会奉仕をするのだと考える。

 そう考えていたなら、まず失敗することはないだろうと思います。

【コラム】筆洗

2014年4月21日 東京新聞TOKYOWeb

▼<僕の名はルカ。二階、君の部屋の上に住んでいるんだ>。シンガー・ソングライターのスザンヌ・ヴェガの「ルカ」(一九八七年)という曲。親から虐待を受けている子どものことを歌っている

▼<真夜中に大きな音が聞こえてきても僕に何があったかなんて、聞かないで>。ルカはどんなに親に虐待されていても何も話そうとしない。そんな歌だった

▼八〇年代後半の日本では今ほど児童虐待問題への注意が払われていなかった。日本でもヒットしたとはいえ、大半の日本人はこの歌をどこか遠い場所の物語であって、身の回りの問題とは受け止めていなかった

▼もちろん児童虐待はその後、日本でも大きな社会問題となった。昨年虐待があったとして児童相談所へ通告された十八歳未満の人数は二万一千六百三人。統計を取り始めた二〇〇四年以降で過去最大である

▼あの歌から三十年近くになるが、子どもへの暴力は今なお増え続けている。ヴェガの新作に「ソング・オブ・ザ・ストイック」という曲を見つけた。<十八年間の痛み いくつものあざ それが、自分の人生の事実>

▼大人になったルカの歌だとすぐに分かった。生活は大変だが、愛する女性にも出会った。痛みの記憶は今も残っている。「過去」という重荷。いつか解放されたいと願う。前向きな歌に聞こえるが、ルカの痛みは決して消えていないのである。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

配偶者控除 女性就労の壁は本当か

2014年4月21日

 安倍晋三首相の意向で政府税制調査会が始めた「配偶者控除」廃止議論は到底理解できない。女性就労の妨げとの論理の乱暴さもさることながら、廃止による大幅増税は家計への打撃が大きすぎる。

 配偶者控除をめぐっては「百三万円の壁」という言葉が定着している。たとえばサラリーマンの妻がパート勤めで年収が百三万円を超えると、本人に所得税がかかるうえ、夫には配偶者控除が適用されなくなって所得税額が増える。そのため妻が百三万円を超えないよう労働時間を抑え、それが壁になっていることを指す。

 政府は過去に「壁」の解消をねらって「配偶者特別控除」を追加し、百四十一万円未満までは、夫の年収が一千万円以下であれば一定の控除が受けられるようにした。だが、特別控除による恩恵はそれほど大きくないため、「百三万円の壁」が依然として高い。それなら配偶者控除を廃止すれば女性の就労は進むだろうというのが廃止論者の考えであり、女性の社会進出拡大を成長戦略の一つに掲げる安倍首相の意向である。

 しかし、話はそんなに単純ではあるまい。女性の社会進出を阻んでいる大きな要因は、保育所の待機児童や介護施設の定員不足に代表される「子どもを預けられず、介護も女性任せ」で、とても安心して働きには出られない社会構造にあるのではないのか。

 女性の就労促進といいながら、パートなど低賃金労働の選択肢しかない状況で女性を都合よく活用しようという政府や経済界の意図が透けてみえるようである。

 配偶者控除の廃止が女性の就労促進につながるかは、はっきりせず、ほとんど効果がないとの研究もある。逆に、廃止が家計に与える影響の甚大さは明白だ。

 財務省によると、「配偶者控除」の適用者は約一千四百万人で、減税額は六千億円に上る。「配偶者特別控除」も約百万人、三百億円だ。もし配偶者控除が廃止になると、年収五百万円の家庭で約七万円の増税になる。消費税率8%への引き上げと、すでに廃止された年少扶養控除を合わせれば年間負担増は二十五万円を超える。

 相次ぐ増税と物価上昇で家計は疲弊する。増税分をまかなうために女性はもっと働け、ということか。それが成長戦略なのか。

 自民党は昨年の参院選、一昨年の衆院選で「配偶者控除の維持」をマニフェストに掲げていた。公約違反は許されないはずだ。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆