naraukyo63の時間

残りの時間

今日のコラム

2014-04-21 06:06:13 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

4月21日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

しつける

 日本人は、頭もよく、素質も決して劣っていない。だから何がいいか、悪いかぐらいは百も承知しているはずであるが、さてそれが行動になって表われたりすると、たちまち電車に乗るのに列を乱したり、公園や名所旧跡を汚したりしてしまう。

 やはりこれはお互いに「しつけ」が足りないからではないかと思う。いくら頭で知っても、それが子どものときからしつけられていないと、いつまでたっても人間らしい振舞が自然に出てこない。つまりせっかくの知識も「しつけ」によって身についていないと、その人の身だしなみもよくならず、結局社会人として共に暮らすことができなくなってくるのである

【コラム】筆洗

2014年4月20日 東京新聞TOKYOWeb

▼混み合う通勤電車の中で風体のよからぬ中年の男に声を掛けられた。三十年ほど前の話である。若い時の川谷拓三さんに似ていた。たまたま、自分は座っていた。「学生さんか」「ええ」「席をかわってくれねえか」

▼男は健康を害しているようには見えない。むしろ頑強そうである。厚かましいなとは思ったが、断れば面倒なことになる気もした。席を立った

▼自分が座るのかと思っていたらそうではなかった。車内の奥から年老いた小柄な女性を連れてきた。「かあちゃん、席をかわってもらった」。母親はすみません、すみませんと何度も頭を下げた。男は、オロナミンCを自分に差し出した。「疲れちゃうからさ」

▼この男を恐れた自分を恥じた。男のようにあっけらかんと生きたいとさえ思った。男には照れも遠慮もない。車内の好奇の目も気にならない。母親を楽にしてやりたいという気持ちしかなかった。あの母親にはいつまでも長生きしてほしいと本気で思った。あの男のために

▼韓国南西部の珍島(チンド)沖。沈没した船の中に大勢の人が閉じ込められている。つらい。本当につらい。日本政府は支援を申し入れたが、韓国側は今は必要ないといっている

▼事情もあるのだろう。海域が混み合うことを心配しているのかもしれないが、もし変な遠慮であれば、それはあまりにも悲しい。あの男と母親はどうしているか。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆


今日のコラム

2014-04-20 06:14:24 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います。☆

4月20日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

信頼すれば……

 人を使うコツはいろいろあるだろうが、まず大事なことは、人を信頼し、思い切って仕事をまかせることである。信頼され、まかされれば、人間は嬉しいし、それだけ責任も感じる。だから自分なりにいろいろ工夫もし、努力もしてその責任を全うしていこうとする。言ってみれば、信頼されることによって、その人の力がフルに発揮されてくるわけである。

 実際には百%人を信頼することはむずかしいもので、そこに、まかせて果たして大丈夫かという不安も起こってこよう。しかし、たとえその信頼を裏切られても本望だというぐらいの気持があれば、案外に人は信頼にそむかないものである。

コラム】筆洗

2014年4月19日 東京新聞TOKYOWeb

▼新天地に切り開かれた町マコンドは、不思議な病気に襲われた。伝染性の不眠症だ▼病人は不眠に慣れるにつれ、より危険な症状にさいなまれるようになる。まず幼年時代の思い出がその脳裏から消え、次に人や物の名が消えていく

▼失(う)せゆく記憶を補うため、町中の物に名が記されるようになる。<机><壁><時計><牝牛(めうし)>…。しかしついには名を思い出せても、用途を思い出せないようになる。牝牛にこんな札がぶら下げられる。<コレハ牝牛デアル。乳ヲ出サセルタメニハ毎朝シボラナケレバナラナイ…>

▼全世界で三千万部を超えたベストセラー『百年の孤独』(鼓直(つづみただし)訳、新潮社)の一場面だ。記憶力を失ったマコンドの人々は、書かれた言葉の意味が忘れられれば消えうせてしまうような、はかない現実を生きることになる

▼言葉とは何か、記憶とは何か。深層心理まで揺さぶるような名作を生んだノーベル賞作家、ガルシア・マルケス氏が、八十七歳で逝った。作家の弟は二年前、こう明かしていた。「彼は記憶力に問題を抱えている。うちの家系は認知症にかかりやすいのだ」

▼記憶を失い、筆を執ることをやめた作家の頭の中で、どんな物語が明滅していたのか。それは知る由もないが、彼の書いた物語の数々はいつまでも読み継がれるだろう。幻の町マコンドは、人々の想像力によって、存在し続けるはずだ。

昨日のカープ
19日横浜、カープ7―1DeNA、勝ち投手久里2勝、本塁打丸4号、堂林4号 詳しくは中国新聞朝刊で
今日もカープを応援しています。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆


かんさい土曜ほっとタイム

2014-04-19 10:07:33 | インポート

かんさい土曜ほっとタイム         

番組放送予定

4月19日の放送予定
キャスター:佐藤 誠、奥野 史子(スポーツコメンテーター)
1時台    

「どようマンガ博物館」

京都精華大学教授 吉村 和真

「お天気どんなんかな・全国の気象情報」

「なにわ自転車めぐり」

「ふみこのきいておくれやす」
    吉村 和真
2時台    

「ほっと人物ファイル」

画家・イラストレーター 小田 隆

3時台    

お題

『クラス(クラス会などの)』

『無い(無い袖は振れないなどの)』

川柳作家 大西 泰世

今日も聴いています。


今日のコラム

2014-04-19 06:20:41 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います。☆

4月19日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
社会人としての義務

 われわれお互いが、みずから進んで常識を豊かにしてゆくとか、仕事の力をさらに高めてゆくということは、もちろん自分自身のためではありますが、それは同時に、社会に対する一つの義務でもあると思います。たとえば、われわれの社会で、すべての人が一段ずつ進歩したとするならば、社会全体も一段向上します。ところが他の人がみな三段進歩したのに自分は一段も進歩しなければ、社会全体の平均の段数は三段上がらないことになります。自分ひとりのために全体の水準の向上が犠牲になるわけです。

 われわれは、このような社会人としての義務感をしっかり認識し、日々努めなければならないと思います。

【コラム】筆洗

2014年4月18日 東京新聞TOKYOWeb

▼ケニアの朝、五時三十分。十一歳のジャクソン君と四つ下のサロメちゃんを、父は祈りを捧(ささ)げて送り出す。「無事学校に着きますように。我が子に祝福あれ」▼兄妹の通学路は道なきサバンナだ。「象を見たら、絶対近づくな。自分に向かって来たら、全力で逃げろ」という父の教えを胸に、慎重に象の群れの動きを見極めながら小走りで学舎に向かう。片道十五キロ、二時間の道のりだ

▼東京などで上映が始まったフランス映画『世界の果ての通学路』は、アフリカやインドなど四カ国で、何時間もかけて学校に通う子どもたちを克明に追ったドキュメンタリーだ

▼無人の荒野に断崖絶壁の山道…。彼らにとって通学とは、五感を研ぎ澄ませ、人と人の関わりを探りつつ進む冒険だ。学校に行き勉強すれば、未来への道が開
ける。そう信じひたすら歩く姿は、学ぶことの楽しさ、素晴らしさを改めて教えてくれる

▼世界中の通学路に立ちはだかる最大の危険は、猛獣ではなく貧困である。日本でも、あしなが育英会が奨学金を使う家庭に聞いたところ、就職希望の高校生の半数以上が家計のため進学を断念していると分かった。もっと学校で学びたいと思いながらも、その道を貧困の壁に阻まれている

▼週末から全国の街角で就学支援のためのあしなが学生募金が始まる。未来へとつながる通学路が、一本でも多く開かれるといい。

昨日のカープ

カープVメール
18日横浜、カープ11―2DeNA、勝ち投手篠田1勝1敗、本塁打丸3号、菊池2号、堂林3号、エルドレッド6号、石原1号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように。☆


今日のコラム

2014-04-18 06:30:17 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

4月18日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

寝食を忘れて

 よく「寝食を忘れて打ち込む」と言いますが、自転車用のランプを造ったときの私は、まさにそんな状態だったように思います。しかし、つらいとか苦しいといったことは少しも感じませんでした。それはやはり私が、それまでの自分の体験なり世の人びとの姿から、このままでは不便だ、何とかより便利なものを造り出したいという強い願いを持ち、と同時に私が、そのような仕事が非常に好きだったからだと思います。「必要は発明の母」という言葉がありますが、新しい物を生み出すためには、その必要性を強く感じ、その実現のために一生懸命打ち込むことが大切だと、そのとき、しみじみと感じました。

【コラム】筆洗

2014年4月17日 東京新聞TOKYOWeb

▼椿事(ちんじ)、珍事とは予想外の出来事という意味で、本来、季節とは無縁であろうが、春に限ってよく使われる。「春の珍事」に比べて夏、秋、冬の珍事とはあまり聞かない

▼木へんに春の「椿」だから、春なのか。どうも一本の映画とも関係がある。米映画「春の珍事」は一九四九年(日本公開は翌年)の野球映画である

▼大学の化学教授が木材を避ける性質のある薬品をたまたま発見する。これを指に付けてボールを投げれば、どんな強打者も打てない。薬の効果でボールが木製のバットから逃げるからである。教授は大リーグに入団して活躍するが…。そんな筋立てである

▼英語の原題は「どんな春にも起こること」。野球の開幕直後、予想もしなかった球団や選手が好調な滑り出しをみせた場合に、新聞が「春の珍事」と書くようになったのはこの映画の影響があろう。それが定着し、珍事といえば、「春」となったのか。「珍説」ではないだろう

▼今シーズンでいえばオリックスの快進撃だが、最大の「春の珍事」は飛びすぎるボールである。例の教授が投げる「魔球」とは大違いで昨年よりも二・五メートルほど飛ぶというから投手はたまったものではない

▼ゴム芯を巻く毛糸が乾燥し反発係数が高くなってしまったという。ボールは繊細で管理が難しいそうだが、統一球の騒ぎはこれで二年連続。「珍事」とはもう呼べないだろう。

今日は何の日「発明の日。

昨日のカープ

 カープVメール
17日マツダスタジアム、カープ8―2阪神、勝ち投手バリントン2勝2敗、本塁打エルドレッド5号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今朝は久しぶりの雨です。
皆さまにとって今日も良い一日でありますように。☆