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今日のコラム

2014-04-16 06:23:06 | インポート

☆ お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います。☆

4月16日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

文明の利器は人類の共有財産

 私は、人類の生み出したさまざまな利器は、それが誰によって発明され、どこの国で開発されたものであっても、原則としては人類全体で分け持つべきであり、正しく生かし合うべきだと考えている。つまりそれらは人類の共有財産なのであって、その価値を国境を越え、人種を越え、あるいは時代を越えて分かち合おうと願うのは、これは人間として当然持つべき心情であり、社会的態度だと思う。

 衆知を生かし合い、協力して共同生活を高めていくところに、人間本来のすぐれた特性がある。そのことをお互いに自覚実践することなくして、自他ともの繁栄、平和、幸福は求められないであろう。

【コラム】筆洗

2014年4月15日 東京新聞TOKYOWeb

▼映画作品に登場する、最高のヒーロー、英雄は誰か。全米映画協会(AFI)が二〇〇三年に選出したことがある。一位が誰だか分かるだろうか▼インディ・ジョーンズも、スーパーマンも外れである。正解は、「アラバマ物語」(一九六二年)の弁護士アティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)である。米国ではもちろん、日本でも評価は高いが、派手なアクションがある作品ではない

▼一九三〇年代、米南部アラバマ州の架空の町。黒人への根深い差別がbeある。フィンチは無実の黒人容疑者の弁護を引き受ける。妨害、いわれなき批判。それでもフィンチは闘い続ける

▼「英雄」の条件は腕力でも、もちろん銃の腕前でもない。絶望的な状況においてもあきらめぬ姿勢こそが「英雄」の名に値する。フィンチが一位に選ばれた理由もそこにあるのだろう

▼十三日、米カンザス州のユダヤ系施設で、銃撃事件があった。三人が殺された。逮捕された男は、白人至上主義者クー・クラックス・クラン(KKK)の元幹部と地元紙が伝えている。ユダヤ系住民への差別に根差したヘイトクライムの可能性が高い

▼事件のあった施設内の劇場ではこの日、「アラバマ物語」の芝居が上演される予定だった。「人を理解するには、その人の靴を履いて歩け」。映画の名ぜりふだが、容疑者の靴を履いてもその心を理解できそうもない。

☆ 今日も皆さまにとて良い一日でありますように ☆