奈良散策 第1160弾
今日は4月26日に植物調査をしたときに撮った写真を出します。この日の調査はJR大和路線と近鉄橿原神宮線に挟まれた地域の一部(C地区)と近鉄橿原神宮線の東側の金魚池周辺(D地区)です。


まずはC地区です。最初はいつも撮ってしまうカラスビシャクです。

小さな金魚池にアカウキクサがぎっしり生えていました。

これは別の池ですが、アカウキクサとウキクサが混じっています。

ちょっと拡大してみると、根っこが見えています。アカウキクサには何本かの黒い根が見えます。左下に横を向いたウキクサがありますが、白い根が数本生えています。ウキクサにもいろいろと種類があって、いわゆるウキクサには根が数本あります。これに対して、ちょっと小型のアオウキクサやコウキクサは根が一本です。従って、これはウキクサでよいのではと思います。

これはコバンソウ。


これはナガバギシギシかなと思っています。


ノビルがいっぱい生えています。



穂が緑色がギシギシで、赤いのがナガバギシギシだと思っていました。これは緑なのでギシギシかなと思ったのですが、葉の基部はナガバギシギシに似ていて、種についた翼状の花被片がまだ発達していないので、よく分かりません。


これはムラサキサギゴケ。

これはたぶん、ノイバラ。


ここからは金魚池周辺のD地区です。まずはナヨクサフジ。



色鮮やかなカタバミの花です。Googleレンズで調べてみると、イモカタバミという観賞用の植物が逸出したもののようです。


これも逸出したものだと思いますが、ヒメキンセンカではないかと思います。


これも逸出ですね。ツリガネズイセン。


ここから再びC地区に戻りました。これは種子の柄が長いので、スカシタゴボウ。

シオカラトンボも撮ってみました。


これは葉の周囲がギザギザしているのでウラジロチチコグサではないかと思います。



これはコオニタビラコ。


これはハリコウガイゼキショウだと思っているのですが、まだよく分かりません。


エノキの葉に虫こぶがいっぱいついていました。エノキにはいろいろな虫こぶが付くのですが、これはエノキハトガリタマフシというようです。

最後はこの間から見ているヤナギです。この写真は雌株の方です。


葉の基部の托葉が小さくて目立たないので、やはりタチヤナギでよいのではと思っています。
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