奈良散策 第219弾
9月16日の午前中、いつも行く養魚池の多い地区にあるため池の周りで虫探しをしました。

出かける前にマンションの廊下の手摺りに止まっていた蛾です。コブガ科リンガ亜科のGelastoceraあたりの蛾です。「標準図鑑」の図版を見て、赤っぽいのでアカオビリンガかなと思ったのですが、「標準図鑑」の説明を読むと、ちょっとややこしい話になっていました。以前、クロオビリンガと呼ばれていた種に2種が混同していることが分かり、色彩の違いによりクロオビリンガとアカオビリンガという和名にしたということです。♂交尾器もほとんど差異がなく、色彩の違いだけだとは。

これはホソハリカメムシだと思います。

これはヒゲナガヤチバエ。


これはアカシマサシガメ。


これまでは行く途中で撮った写真だったのですが、ここからはため池の周りで撮った写真になります。ヤブガラシに来ていたシラホシトリバ。

これはたぶん、ハグロハバチではないかと思います。


これはマミクロハエトリ♂かな。



クズの葉裏にはこんなに小さなメダカナガカメムシがいっぱいいます。

そして、これはアワダチソウグンバイ。

たまには花も撮らねば。これはママコノシリヌグイです。

この腹部に白い毛の生えているクモの名前がずっと分かりません。

これはアオモンイトトンボ。


これはイナゴ類の幼虫かな。


それから、ミズアブ。

最後はまた、マンションの廊下で見つけました。ホオズキカメムシです。
雑談)昨日、佐保川土手にまた行ってみました。この間見つけた虫に食われたカラムシを見にです。今回は十分な時間をかけて探したのですが、やっと1匹だけ幼虫を見つけました。たぶん、キシタアツバだと思います。ただ、かなり広い範囲でカラムシの葉が虫に食われているのですが、見つけたのはこの1匹だけ。しかも、まったく動きません。終齢かもしれません。たぶん、この辺のカラムシにはかなりの数の幼虫がいると思うのですが、これを除いてまったく見当たりませんでした。ヨトウガの幼虫みたいに夜活動するのかなぁ。だいぶ長い間いたので、3-4か所蚊に刺されてしまいました。