初秋の土曜日の午前中、国指定史跡・観音塚古墳のある高崎市西部の八幡台地状にある5世紀~7世紀の古墳群を同館学芸員の案内で見学してきました。
観音塚古墳は群馬県西部の山間部から平野に移行する地域(八幡台地)に位置する、全長約100mの前方後円墳で6世紀末頃の築造です。注目は横穴式石室の巨大さであり「群馬の石舞台」と称されています。昭和20年(1945)に古墳の後円部に防空壕を掘っていたら巨大な石室が現れて盗掘されていなかったので大騒ぎになりました。
未盗掘の石室からは石棺の周りに約300点にのぼる副葬品が発見されました。
全長約15mの石室は10人以上は入れますが、今は石室の石の大きさが見られるだけで何もありません。
(石室内の案内、石室は東日本有数の巨石な天井石とその内部)
主要出土品・副葬品:太刀、鉄鉾、鉄鏃、鎧などの武器・武具、馬の装飾品・馬具、銅鏡・耳輪などの装身具、金属容器、須恵器等で、隣接の考古資料館に納められています(多くはトーハクで保有)。
(銅碗、 銅鏡、 金銅製馬具、 銀製鞘金具)
八幡台地の古墳ウオーク・観音塚古墳→平塚古墳→八幡二子塚古墳→中原遺跡(八幡中学校)→剣崎長瀞西古墳→若田大塚古墳→峰林古墳→観音塚考古資料館(約2時間半)
(平塚古墳5世紀後半、全長105m・墳丘平面図)
(八幡二子塚古墳、全長66m・6世紀前半、前方後円墳)
剣崎長瀞西古墳・遺跡~若田原遺跡群
(剣崎長瀞西古墳)
剣崎長瀞西古墳一帯は、5~7世紀の古墳・住居跡などが多数発掘されていますが、当時倭国で使われていなかった土器や馬具など朝鮮半島の渡来系の遺物も発見されています。
(若田原遺跡群・若田大塚古墳)
(峰林古墳)
付近一帯は山林でしたが戦後霊園建設や宅地化が進み、多くの遺構は残っていません、遠くに妙義山や榛名山が遠望できました。
(榛名山の麓は過去の噴火で現在で、多くの遺構が埋まっています)
現在観音塚考古資料館では、「地方から見た継体朝とその前後」と題した企画展を開催していたので見学して帰りました。
(企画展図録や展示品)
(観音塚考古資料館・企画展の様子)
継体朝・継体天皇陵の今城塚古墳を思い出しますが、同時代の同じような考古資料の分析により、畿内とは異なった渡来人と群馬での繋がりが展望されて思いを新たにしました。
(追記)
翌日テレビのゴルフ中継を見ていたら(日本オープン・三甲GC)、アマチュア選手の活躍にビックリ!今後大いに期待したい選手の登場でした。
(優勝した蝉川泰果タイガ選手・東北福祉大)
蝉川選手・今年のパナソニックオープンで初優勝、さらに今回のナショナルオープン(日本オープン)では初回大会以来(95年ぶり)のアマチュア優勝を成し遂げました。
(昨年大会時のボード)
そして、昨年の日本オープン・琵琶湖カントリーで善さんが付いた、鈴木・岡田選手(共に東北福祉大)も今年もアマチュアで活躍していました。
低迷している日本男子ゴルフに続々と登場してきた若手選手、ゴルフ界の人気復活が期待される今回の日本オープンでした。
先輩もことしも色々あって、大変だったですね。
こちらも歴史散策やゴルフのボランティアは私の健康のバロメーターです。
好きなことをやって何時時は疲れません、もう少し頑張れそうです。
善さんの様子に、此方まで、嬉しくなります。
沢山の、埋蔵品があることに、びっくりです。
私も、少し落ち着いてきましたら、旅に行きたいです。
この頃、女子も、男子も、アマチュアの活躍が、
素晴らしいですね。急に、寒くなり変化が激しく
体調管理大変ですね。お大事にお過ごしください。