「多摩のよこやま」東京都府中市の南、現在の多摩市あたりに起伏少なくして横に長く連なる山(丘陵地帯)
『万葉集・巻20-4417』 「赤駒(あかごま)を 山野(やまの)に放(はが)し 捕りかにて 多摩の横山 徒歩(かし)ゆか遣(や)らむ」。
(訳:赤駒を山野に放し飼いにして捕えかね、多摩の横山を歩いて行かせることになるのか。) . . . 本文を読む
お彼岸の墓参りに行くのに、少し回り道をして、古墳の傍らに建立されている「万葉歌碑」を訪ねてみました。
場所:行田市富士見1丁目 八幡山古墳公園内
(巻20-4423)「足柄の御坂に立して袖振らば 家なる妹はさやに見もかも」 右の一首は 埼玉の郡の上丁 藤原部等母麻呂(ふじはらべのともまろ)
(巻20-4424)「色深く背なが衣は染めましを 御坂給らばまさやかに見む」 右の一首は 妻の物部刀自売(もののべのとじめ)
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〔2月27日記載(玉川碑)の続編、調布・布多天神社〕
『万葉集』 「多摩川にさらす手作りさらさらに 何そこの児のここだかなしき」(巻14-3373)の情景を解説した江戸時代の碑が、多摩川べりの古い神社の境内にあったので行ってみました。 . . . 本文を読む
2月の寒い日に、多摩川下流にある東京狛江市の万葉歌碑「玉川の碑」を訪れた。
『万葉集巻14-3373』
「多摩川に曝(さら)す手作りさらさらに 何そこの子のここだ愛(かな)しき」 . . . 本文を読む
11月の初旬、千葉・木更津市の郊外でゴルフのトーナメントを早めに終えての帰り道、房総半島の中ほどにある万葉歌に歌われている里を散策してきました。
『万葉集・巻14-3383』
「馬来田の嶺ろに隠り居かくだにも 国の遠かば汝が目欲りせむ」 上総国の歌:JR久留里線 馬来田駅前 . . . 本文を読む
高崎市で行われた「多胡郡建郡1300年記念シンポジウム」が開催されたので、近くの上野三碑を見学した機会に、吉井町馬庭にある万葉歌碑を訪ねた。(2011.3.6)
『巻14-3411』
「多胡の嶺に 寄せ綱延へて 寄すれども あにくやしづし その顔良きに」
場所:吉井町馬庭飯玉神社境内(上信電鉄馬庭駅北側)
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『万葉集14-3403』
「吾が恋は まさかも悲し草枕 多胡の入野のおくも悲しも」
群馬県多胡郡吉井町黒熊(現高崎市吉井)にある、万葉歌碑『入野碑』を梅の花がまだ硬い2/26日の午後訪れたのです。 . . . 本文を読む
(仙覚律師せんがくりっし遺跡碑)
埼玉県比企郡にある紙すきの里、小川町は手漉きの和紙が特産である。なかでも楮(こうぞ)のみを使用した紀州細川村の「細川紙」を漉く技術が伝承されている。その小川町に中世の万葉集研究者の「仙覚律師(せんがくりっし)遺跡」があるというので、北風の寒い日に訪れた。(1/07日) . . . 本文を読む
『巻第14-3402』
「日の暮れに 碓氷の山を越ゆる日は 背なのが袖も さやに振らしつ」 読み人しらず。
(日暮れ時に、碓氷の山を越えて行かれたあの日には、あの方のお振りになる袖までが、はっきり見えた)
『巻第20-4407』
「ひな曇り 碓氷の坂を越えしだに 妹が恋しく忘らえぬかも」 他田部子磐前(おさたべのこいわさき)
(日が曇って薄日がさすという碓氷の坂、この坂を越えるにつけて、置いて来たあの子が恋しくて、忘れようにも忘れられない) . . . 本文を読む