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大河ドラマ(鎌倉殿の13人)に刺激されて昨年から読み直している古い小説、吉川英治著『新・平家物語』がやっと読み終わりました。
戦後、都下多摩郡・吉野村で執筆したと聞いている青梅市吉野郷にある「吉川英治記念館」に行ってきました。
(記念館入口と母屋)
(母屋からの庭)
(書斎と庭の大木)
(吉川英治記念館内部は見学者も少なく静かでした。吉川英治は終戦後約10年間この地に住まいしました)
(吉川英治先生の写真と、現代の大河ドラマパネル)
(新・平家物語はここで7年間かけて執筆されました)
新・平家物語は平家・平清盛、後白河院、源頼朝・義経の鎌倉時代初期が中心ですが、現在新潮文庫で第1巻~第20巻で構成されて読みやすくなっています。
(今年の大河ドラマ・鎌倉殿の13人放映頃から読みだして、半年経て読み終えました)
(読み始めの時代はドラマより進んでいましたが、直ぐに越されてしまいました。最終回20巻は義経の最後で終わります)
今回の文庫本は、全て市立図書館からお借りした物で、特に最終回(20巻)の戦乱のない物欲に惑わされない平和な時代を描いた(医師のアサ鳥)老夫婦の追悼場面が印象的で、現代のロシアウクライナ侵攻とも重なり、人間の(900年経ても)歴史は繰り返えされるものだと感じる吉川英治文学でした。
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