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悪魔にならないために

2020-12-06 09:18:36 | 日々の思い
これだけ二極化が進むとやけくそになって犯罪も増えると思います。人間思い通りにならないとどうにでもなれと、捨て鉢な考えが過るんですね。相対的な物の見方をする人が日本人にはとても多いと思います。他人がいい暮らしをしていると、こん畜生と思ういわゆる妬み根性というヤツですね。自分でも最低と思いながらも誰しも人が抱く感情なんですが、限度を越えると人は人で無くなっちゃうんですね。他人を傷つけても自分の欲するものを奪おうとします。ニュースで見る事件なんかでも結構多いんですね。アホとちゃうかと言ってる自分が先では当事者にならないとも限りませんから。人間、縁というものがあれば事件を起こす可能性は誰でもありますからね。

思いを因、きっかけを縁とした場合、因である思いの部分を改めることで事件の当事者になることを防ぐんじゃないかと考えるんですね。考え方一つでだいぶと変わってきますからね。一番大切なのは自分が世間の主人公だってことを忘れないことですね。自分がどんなに悲惨な境遇に身を置いていたとしても、自分自身がこの世に無ければ世間での実相は無いんですからね。富士山が綺麗で立派だと観ていて感動しても、見ている自分が居なければ富士山は無いのと同じですから。自分が居て初めて世間はあるわけで。世間があって後に自分があるって考えるからしんどいわけです。実存主義を突き詰めれば宗教哲学になっちゃうんですけど、臨済禅の物の考えは究極かと思いますね。それだけでは人間息が詰まるんで凡人は真宗的な考えも必要なんですね。

お勧めする書籍は臨済録と歎異抄ですね。私は臨済は厳父、親鸞は慈母の宗教哲学だと思っています。人間が悪魔にならないためには主体的な考えが必要だし、絶対的な救いを信じることも必要だと考えています。
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66 コメント

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仏になる種 (探玄)
2021-01-15 00:55:48
法華経は有相、無相観の両方を説いています。下種された衆生は無相観→即ち天台止観を行えば良いんですが、調熟されていない衆生や下種されていない衆生は上行菩薩に釈尊が付属した法→即ち有相観を行う必要があるんですね。
日蓮聖人が説いた下種の法とは有相観のことなんですね。解説、書写、読誦云々と神力品に書かれて在りますが、これは有相観を意味しています。更に肝要にこの法は纏められていると述べている箇所が在りますが、有相観の肝要な法があることを示唆しているんですね。→有相観の肝要な法→即ち日蓮聖人が説いた三大秘法となります。
まあ、日蓮聖人が説いた三大秘法が正味の結要付属で無いとしても、神力品の内容は有相観の肝要な法があり、それを特別に釈尊から付属されているわけです。
直接的な経典の記載は無いんですが、じっくり経文を読めば是等の理(ことわり)は理解出来るんですね。
昔、天台僧のアホが2ちゃんねるで日蓮聖人のことをボロクソに書いていましたが、アホは全く経文が読めていないことを自身で暴露していたわけです。
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とどのつまり (探玄)
2021-01-15 01:09:39
とどのつまり、人間が正味仏陀になるには法華経の有相観の要法を習得する必要があるわけで、日蓮聖人の教導の仕方やアレンジ、経歴は問題ながら、法門自体は法華経の内容に添ったものなんですね。
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なんでか? (探玄)
2021-01-15 01:13:56
なんで天台系の宗門に属している小生が、日蓮聖人を祀っているか?妙法曼陀羅を祀っているか?は先に述べたことを理解している為なんですよ。
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意外に理解されにくい (探玄)
2021-01-15 01:26:46
しかし、不思議なことに、この経文の意味を理解出来ていない人が多いんですよ。
意外でしょ?やはり法縁と云うものがあるのかも知れませんね。
他宗に属して、その宗学を学んでいても、日蓮聖人の教義は抑えて置かないと仏教自体全く理解出来ないことになります。
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下種論 (探玄)
2021-01-15 20:12:15
自身が妙法の当体であると信じながらの有相の観法が下種論の胆です。信も聴く、見る、感じるの五感を働かしての観法ですが、信は理解を得ることで一層深まるわけです。解説とは相手に説明しているの意味以外に、自身が経文の意味を読み解ける、或いは読み解く意味も含まれています。五重玄の南無妙法蓮華経は確かに奥深いんですが、空題目にならないためには理解も大切かと思います。私は日蓮至上主義ではないので、新たな下種の有相観も許容しています。と云うより、延命十句観音経と十一面観音が私の下種観法です。理由はお題目よりも延命十句観音経の方が文字面の理(ことわり)に於いて深いからなんですね。
延命十句観音経を下種観法で解釈することに異を唱える方もいますが、私は立派な下種観法の経文と捉えています。
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妙とは梵語の「サ」 (探玄)
2021-01-15 20:31:20
サダルマフンダリカスートラ→妙法蓮華経のことですが、「サ」は観音菩薩を意味します。法華経を貫く精神性は観音に集約されるんですね。この辺り弘法大師も法華経開題で述べています。観音菩薩、実は仏様、如来なんですが下化衆生のために示現した存在なんですね。→この意味分かります?これこそが法華経の精神性を理解するキーポイントなんですね。日蓮至上主義に凝り固まってしまうと、理解出来ないと思います。日蓮聖人に悪気は無かったと思いますが、聖人の法門はカルト化しやすいのが大きな欠点なんですね。
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私の勝手な下種観法論 (探玄)
2021-01-15 20:46:29
私は下種の経文には延命十句観音経。戒壇は円頓戒だと考えています。戒壇で日蓮義を採らないのは、以前の記事で述べた通りです。本尊に関して云えば、理(ことわり)に於いて法華経の精神性が顕されていれば菩薩像でもokと考えています。絶対に妙法曼陀羅で無いと駄目だとする考えは間違いだと思いますね。
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他門の考え (探玄)
2021-01-15 20:56:16
天台にも下種論はあります、と云うか天台こそ下種論の本家本元であります。そもそも円頓戒と云うのは下種論が基礎なんですね。日蓮聖人の法門と云うのは天台の下種論を簡略アレンジしたもので、分家が本家を乗っ取り、この家は俺様のものだと云うに均しい部分が多いです。故に教学的に日蓮義を肯定することは決してありませんね。
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相手への理解 (探玄)
2021-01-15 21:22:21
相手への理解とは多様性を許容することです。日蓮至上主義にはこれが無いんですね。概ねカルト化している教団、教義ってもんは、これしか無いって自分の網の中に信者を追い込みますからね。日蓮聖人の遺された文面を見てもそれが窺えます。
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天台宗とは何か? (探玄)
2021-01-15 21:49:17
天台宗とは何か?→庇を貸して母屋を取られた宗派だと思いますね。
中世、天台宗は日本の国教に均しい存在でした。天台座主はローマ教皇に匹敵する存在だったんですね。
それが今や他宗と同列の存在です。ただ日本仏教を鑑みて知って置かなくてはならないのは、痩せて枯れていても天台宗こそ日本仏教界の中で一番の存在であると云うことです。
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