ブログ de なんで屋 @東京

みんなで「これからの社会」を考えるために、『場』と『認識』を提供する社会事業です。

投稿紹介「充足基調~あるデザイナーの仕事法」

2010-11-30 20:55:20 | ネットサロン
先日、なんで屋露店にて、ちょっとした空き時間で、何か新しいお題やろっか。
となり、お題「デザインとは何?」を展開してみました。
このテーマは私の仕事上も関わってくる認識で、かつ私と同じ出店メンバーがデザイナーなのです。
メンバーみんな興味があったのと、そのデザイナーの仲間も一緒に考えてくれて、とても興味深い追求が出来ました。(お客さんを引き付ける目的もあったのですが、残念ながら集客できず

このとき展開した内容では、
「秩序性」「自然」「みんながいいと感じるもの」「誰かにききたいもの」「メッセージ」
といったキーワードを基に、感覚と実感と論理整合をフル活用しながら、展開しました。
このお題については、後日もう一度まとめ上げてみたいと思います

このテーマについて、デザインやものつくり等、仕事にしてなくても興味がある人は多いはず。
今回、デザインと関係するテーマで、るいネット佳作投稿より記事の紹介をします。
なるほど、と思える内容など思います

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***************以下引用***************

>例えば充足基調。人と人の接点に存在する課題共認やさらにもっと潜在的な何か共に充足したい、繋がりたいという意識は最近どんどん顕在化してきている。あるいは相手は何を期待しているのだろうか?という同化という意識を使って社会(や社会からの期待)を対象化しようとしている。
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上記のスタンスでデザインの仕事に取り組んでいる人を紹介します。

佐藤卓というデザイナーで、いま日本でもっとも有名なデザイナーのひとりです。

先日のTV番組から、かれの仕事法を紹介します。
リンク

★自分を消す
デザインといえば、センスや個性の世界。デザイナーらしさが最も大切だと思われがちだが、佐藤は正反対だ。目指すのは、“自分”を消すこと。商品デザインに“佐藤らしさ”なんて必要ない。デザインが目立ちすぎるのは禁物だと考えている。客の目がデザインにくぎづけになり、肝心の中身に意識がいかなくなってしまうからだ。デザインの役割は、客と商品を結びつける媒体だというのが佐藤の考え。佐藤は縁の下の力持ちに徹し、その商品のどんな魅力をデザインによって伝えるべきかを常に考え続けている。

★壁を受け入れ乗り越える
普通、デザイナーはクライアントから口を挟まれるのを嫌う。素人からの反対意見は、デザイナーにとって「壁」と考えるケースが多い。しかし、佐藤は積極的にクライアントの意見を聞き、良い意見をどんどん受け入れようと考える。
反対意見や修正意見の中には、時に自分では見いだせない発見やアイデアが隠れている。それをどうデザインに生かすかは、佐藤が決める。時にはデザイン案が大きく変更になる場合もあるが、それこそが面白いとさえ言うほどだ。自分の意見に固執するわけでもない、逆に相手の意見をうのみにするわけでもない。すべての意見の良いところを合わせて、デザインを作り上げていくのだ。

★依頼以上の仕事をする
佐藤がクライアントから絶大な信頼を得てきたのは、依頼された以上の結果を残してきたからだ。例えばコロッケ店のメニューボード。依頼は、メニューの色や文字をデザインすることで本店らしいメニュー表を作ってほしいというもの。しかし、佐藤はメニューその物の名前の変更を提案した。「本店らしさ」という依頼のためには、名前を変更する事が最も有効だと考えたからだ。さらに佐藤はデザインをただ納めるのではなく、どのように使われているか、必ず現地を訪れて確認する。一度納入して終わりではなく、さらに改良できる事はないか、探すためだ。言われたことだけをやるのは、誰でもできる。それは仕事とはいわない、と佐藤は言い切る。

★プロフェッショナルの発想
売れない物は数か月で店頭から消える、ともいわれる今の時代。しかし、佐藤のデザインは10年を超えるロングセラーが多い。その秘けつは、売るためのデザインではなく、日常生活になじむデザインをしているからだ。奇抜なデザインではなく、その商品の本質を引き出すデザイン、使いやすいデザインを追求している。
スパイスの瓶では、ぬれた手でもすべらない円すい形に、片手で開けやすいようキャップの突起も計算し尽くした。

★引き出しで仕事をしない
デザインの依頼がくると、佐藤は毎回、長い時間をかけて商品を分析する。そのモノの本質と徹底的に向き合うためだ。25年以上もデザイナーの仕事をしていると、似た依頼は何件もある。しかし、よく似ていても必ずどこか違う。しかも、同じ商品でも時代によって求められるデザインは異なる。前例にのっとって「こんな感じだろう」という気持ちで仕事をすると、必ず失敗し、そのデザインはすぐに世の中から消えてしまうという。
“コツ”を持たず、毎回、ゼロから考えること、それが佐藤の基本姿勢だ。

※どれもかれ自身が実践している流儀だけに説得力があります。

***************引用終わり***************


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