ブログ de なんで屋 @東京

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仕事のスピードを上げるには

2009-01-28 15:00:00 | 路上の声~仕事~
以下、るいネットからの引用です。

【仕事のスピードを上げるコツ】
「仕事力」に関する本がたくさん出版されていますが、その中から「仕事のスピードを上げるコツ」をピックアップしてみました。
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○瞬間的に集中する
効率的に仕事をする工夫の前に、まず集中力を付けることが大事。脳の前頭葉には集中に使う回路があるので、その回路を鍛えればよい。

何かをしようと思ったら、その瞬間にスイッチを入れて、すぐに取りかかる訓練をする。忙しいので細切れでしか時間が確保できない時なども、とにかく0.1秒でパッと切り替え、集中回路を付けるイメージ。

このパッと集中する瞬間というのは脳神経回路のある種のバブルで、立ち上げて、しぼませる技術というのは脳では大事なこと。バブルの膨張と縮小をメリハリをつけてできるような人は、効率よく仕事も勉強もできる。

○最後まで考えきる
一度考えはじめたら、途中でやめないで最後まで考えきること。

8割ぐらいまで理解や思考が進んでいるのに、残りの2割を考え続けずに「あとで考えよう」と判断を先送りにしてしまうと、同じことをあとでもう一度最初から考え直さなくてはならず、最初の8割の思考がムダになってしまう。

そのうえ「引き伸ばし案件」が溜まっていくと、気分が重くなり、仕事の効率がますます下がる。

○いま決められない場合は、再度考えるときを決める。
そうはいっても、どうしても決められないときがある。その場合は、「いつ決めるか」「いつ考えて答を出すか」をその場で決めて、手帳のスケジュール欄に記入する。

よくないのは「決めなきゃ、決めなきゃ」と、頭の片隅にずっとひっかかってしまっている状態。「いつ決めるのか」を決めれば、そのときまでは頭から離しておくことができる。

○決断スピードを上げる
「性格的になかなか決断できない」人は、「決められない」のではなくて、「決めていない」だけ。「悩む」というのも「決めないことを決断している」状態であり、無駄。

何かを「する」ことも、「しない」ことも、すべて自分が決めていることだと理解し意識すれば、それだけ能動的に決断できるようになる。

レストランでのメニュー選びでも何でも良いので、まずは失敗してもたいして害がない案件で決断までの時間を意識してみること。それがトレーニングになり「速く決断する」感覚を身体に覚え込ませていけば、その感覚が仕事にも生きてくる。
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(参考図書)
PHP BUSINESS THE21「残業ゼロ」のスピード思考術
週刊東洋経済 仕事力勉強法劇的アップ

茂木健一郎(脳科学者)、佐々木かおり((株)イー・ウーマン社長)の記事を主に参考にした


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【スピードUP デットラインを引く~仕組み化を考える】
仕事をたくさん抱えてしまって、仕事時間でカバーしてる人、以外と多いですよね。
そんな人にオススメの方法がありました。

◆PHP BUSINESS THE21「残業ゼロ」のスピード思考術~「仕組み化」を徹底しムダに脳を使う時間を削減/吉越事務所代表・吉越浩一郎~引用
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○どこかでデットラインを引く
デットラインを引くと、「締め切り効果」が働き、思考スピードが上がるというメリットがある。
「何日まで」というデットラインは会社や上司、顧客から与えられるが、「この作業は何時まで」という一日のデットラインを自分で決める。時間がきたら次の作業に移らなければならないので、集中力は嫌でも高まるし、思考のスピードも速くせざるを得ません。迷っている猶予もないから、判断も早くなる。

○デットラインまでに作業を終えるための仕組み化を考える
仕組み化というのは、「緊急性は低いけれど、重要性は高い仕事」。日々の仕事においては、どうしても「重要性は低いけれど、緊急性は高い仕事」が優先され、後回しにされがち。それではいつまで経っても、残業地獄から抜け出せない。
そこで、「緊急性は低いけれど、重要性は高い仕事」にデットラインを設定し、緊急性を強制的に上げることで、仕組みづくりに取り組ませる。
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私自身、子どもが小さいので、仕事を時間でカバーすることができない状況に強制的におかれています。そして、絶対的に期限が決まっている仕事が多いです。だから、このやり方には共感するところが多々ありました。

以下は、自分で作業をするときに心がけているところです。
①SK表に時間をかける。段取りが頭に入るから自分が直接仕事に入らなくても、指示はできる。
・期間内の課題を全部書き出し。他の課題を忘れたりすると、SK破綻のもと。
・これば絶対外せない期限とか最初に書き込んでいく。
・何人もの人が入るときは、それぞれ作業可能な時間も具体的に落とし込む。
②大きな課題のときは、時間をカウントする。
・毎年同じような作業なので、時間さえ集計しておけば、おおまかな目安になる。
・時間がかかりすぎる場合は、手順に問題がある場合が多いので、次回に同じことにならないよう修正方針を決めてしまう。入社したての頃は、手帳からかかった時間を算出して、自分の作業スピードを覚えてしまう。


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【仮説思考力について~本質は「自分」発でなく「相手」発】
私が最近読んだ本で「地頭力を鍛える」細谷功著があるのですが、仮説思考力について詳しく書かれた部分があった。地頭力とはあらゆる思考の土台、基本となる思考力の事であり、著者は地頭力を抽象化能力、フレームワーク能力(全体から考える)、仮説思考力の3つからなると解説している。その中でもとりわけ仮説思考力は最初の土台となり圧倒的な生産性を生み出す源であると位置付けている。
この本で書かれてあった仮説思考力については実現論追求過程における仮説は常に塗り重ねられ、進化していくという部分と同様のスタンスを掲げており、参考になる部分が多いので一部を紹介しておきたい。

仮説思考力のポイント⇒
仮説思考とは①いまある情報だけで最も可能性の高い結論(仮説)を想定し、②常にそれを最終目的地として強く意識して③情報の精度を上げながら検証を繰り返し仮説を修正しつつ最終結論にいたる思考パターンのことである。
ここで重要なのは①どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢、②前提条件を設定して先に進む力、③時間を決めてとにかく結論を出す力の3点である。

なぜ仮説思考が重要なのか?⇒
我々の周りの課題はビジネスであれ日常生活であれ曖昧でつかみどころのないことや複雑に事情が絡み合って一筋縄ではいかないことだらけである。こうした状況では探索的に解を探そうとすると種種の条件の組み合わせを全て試す羽目になって天文学的な組み合わせの解を試さなければならなくなり、非効率どころか結論に近づく事さえ不可能になる。仕事の世界でこうなのだから、変数の数が桁違いに多い人間世界の問題解決においてはいうまでもない。

仮説思考の本質とは⇒
「ベクトルを逆転して考える」「こちらから」ではなく「あちらから」考える事である。狭義の仮説思考は「結論から考える」という定義になるが、これを「最終目的地から遡って考える」という解釈に応用して考えると非常に適用範囲が広い事がわかる。例えば「はじめ」からではなく「おわり」から考えること、「手段」ではなく「目的」から考える事、「できることから」ではなく「やるべきこと」から考える事、「自分」からではなく「相手」から考える事、など応用範囲は無限に広い。仮説思考で考える事は「世界が変わって見える」ほどのコペルニクス的転回になりうる。

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【仮説思考~「はじめ」からではなく「終わり」から考える】
『仮説思考力について~本質は「自分」発でなく「相手」発』(167510)で紹介されている「地頭力を鍛える」細谷功著を読んで、仮説思考について具体的に書かれていて参考になったので、この本から一部紹介します。

 ついつい目先の課題に意識が行きがちですが、そんな時は往々にしてやるべき事が後手にまわってしまい、時間がかかる割りに前進感がなく成果が上がらない事が多いように思います。

では、どうするか? そのヒントは、
>仮説思考の本質とは⇒「ベクトルを逆転して考える」
にあるようです。

以下、引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例えばあなたがある期間内に調査結果をまとめるプロジェクトのリーダーに任命されたとしよう。基本となるプロジェクトの目的と時間が与えられ、具体的なアクションを考え出すときにはじめに考えるべきことは何だろうか?

「まずは明日からのアクションを考えなければならない」「それが終わったら明後日以降、次は来週の計画を立てよう」と考えたとしたら、あなたは「ベクトルが逆転していない」人である。

では、「ベクトルが逆転している」人はどう考えているのか?まず考えることはプロジェクトの「最終報告」のことである。つまり最終的に「誰に」「どんなメッセージが」伝わればよいかということである。

プロジェクトが始まってもいないうちから「最終報告」のことを考えるというのは「ベクトルが逆転していない」人から考えたら正気の沙汰とは思えない行動だろう。この意味するところは何だろう?最終報告の目次とは、プロジェクトの仮説に他ならない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・引用、ここまで

まず「最終報告」を考えることは、完了時の発注者との充足イメージを掴む事。その目次ができれば仲間とプロジェクトの実現イメージを共認することが出来る。

そうすれば事前に何をやらなければならないのかも見えて来るし、誰が何を分担すべきかも見えてくる。それを繰り返すと明日の具体的な課題も分かってくる。

こうなるとチーム全体が大きなブレなく、最終成果の実現に向かって前進することが出来きる。達成イメージ=充足イメージがすでに共認で来ているチームの活力は高くなる。

確かに、仮説思考の応用範囲は広そうです。さっそく、次の課題で実践してみるつもりです。

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どうでしょうか、皆さん。今までの自分の仕事の仕方はどうですか?
周りを見ても仕事の出来る人は確かに上記の内容に当てはまりますね。逆に仕事の遅い人の場合も・・・・。
今までのあなたはどちらでしょうか。

仕事のスピードを上げる最大の秘訣は、如何に早く判断するかですね。そしてそれは「判断を保留にしない」こと。一つ一つ結論を出してゆくことです。
そして最初に仮説をたてて検証してゆくことで、無駄な回り道や手戻りを少なくすることが出来る、というわけですね。

早速今日から実践してみたら如何でしょう?
~サハルでした。

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2 コメント

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スピード☆.。.:*・° (あこりん)
2009-01-31 16:37:49
すごく役に立つ投稿ですね!!

個人的には、集中回路、身につけたいですね

>「悩む」というのも「決めないことを決断している」状態であり、無駄。

ここらへん、とっても納得しました
その場、その瞬間を大事にしていきたいです
こうやっていったら、アンテナも鋭くなりそう
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Unknown (サハル)
2009-02-01 14:34:27
あこりんさん、コメントありがとうございます。
最近この手の話をよく目にするようになって来ましたが、本当にどれもお勧めのものが多いですね。

私が特に納得したのは「最後まで考えきる」の部分でした。何事も中途半端なままで終わらせておくと、仕事の成果も上がらないだけでなく、どこかでトラブルになりかねないですからね。
大事な心構えとして実践していこうと思ってます。
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