小沢氏秘書逮捕、かんぽの宿問題、中川財務相辞任などで、政局が混乱しています。なにがどうなっているかわからないという方もいらっしゃると想いますので、相関図を書いてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c0/02844ddd4814131852fba1a439c4a5d6.jpg)
これだけではわかりづらいので、補足説明をします。
■麻生首相
発言が大きくぶれることも多いですが、そうした中でも、
【中川財務相辞任】+【訪米】
以降とそれ以前とでは、かなり言動が変わっているようです。訪米以降は小泉一派に対する攻撃はほとんどなく、むしろ近いニュアンスの発言をするようになっているのです。
象徴的には、郵政民営化にはもともと反対だったという発言や、四分社化の見直しなどの発言をしていたはずが、現在の郵政民営化の見直し内容はほとんど意味のないようなものになっており、とても本気で見直そうとしているようには感じられません。(参考:自民党『郵政民営化見直し』案は偽装見直し案!!(1/2)、自民党『郵政民営化見直し』案は偽装見直し案!!(2/2))
また、最近になって政府紙幣の発行の検討をすることにしたようですが、恐らくは清和会の動きに呼応する形での発言なのではないかと考えられます。(森元首相の麻生擁護発言も麻生氏を誘い込む戦略に基づくものだったのではないでしょうか?)
推測ですが、麻生首相にとって中川昭一氏は相談役(ブレーン)のような存在であり、その中川氏を失ったことでそれまでの戦略が成り立たなくなり、アメリカからの脅しも加わって従米路線に切り替えざるを得なくなったということなのではないでしょうか?
解散を先送りし続けてきたのも、小泉系(清和会系)勢力が計画していた小沢潰し工作を待っていたと考えれば辻褄が合います。
■鳩山邦夫の立ち位置は?
鳩山邦夫氏はかんぽの宿問題の追及で小泉一派を窮地に立たせましたが、当時の麻生首相との発言の連動性から、もともとは麻生首相と近い位置にあったのではないかと推測されます。
しかし元々、鳩山兄弟の祖父である鳩山一郎と麻生氏の祖父の吉田茂は真っ向から対立する関係にあり、かなりの確執を持っています。恐らくは、以前は中川昭一氏がその2人の間を取り持ち、双方の利害関係も一致していたことから、動きを共にしていたのでしょうが、中川氏の辞任以降、距離を置くようになったのではないかと考えられます。
そして、麻生氏がアメリカ寄りに立つようになると、完全に袂を分かつようになったのだろうと思われます。それが、先日の鳩山一郎50年祭での鳩山由紀夫民主党副代表との兄弟の絆アピールに繋がってくるのではないでしょうか。
■与謝野馨氏は?
現在、与謝野氏が財務大臣も引き継ぐかたちで、大蔵大臣復活のような事態になり、かなりの権力を持っていますが、この与謝野氏の立ち位置が不鮮明です。ここは継続追求が必要です。
■小泉一派(清和会)が描くストーリーは?
小泉一派が前原氏を使って民主党の崩壊工作をしていることは間違いありませんが、この前原氏と岡田氏が繋がっていそうです。元々、双方とも思想的には新自由主義路線なので、ここが連動することは十分に考えられ、狙っているのは小沢辞任⇒岡田代表就任だろうと考えられます。(前原氏よりも岡田氏の方が党をまとめやすい)
そして、自民・民主の大連立を狙っているのではないでしょうか?
荒削りな部分もありますが、以上が現在の仮説です。
参考:衰弱する金貸し勢力・顕在化する国益意識
(
dou)
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これだけではわかりづらいので、補足説明をします。
■麻生首相
発言が大きくぶれることも多いですが、そうした中でも、
【中川財務相辞任】+【訪米】
以降とそれ以前とでは、かなり言動が変わっているようです。訪米以降は小泉一派に対する攻撃はほとんどなく、むしろ近いニュアンスの発言をするようになっているのです。
象徴的には、郵政民営化にはもともと反対だったという発言や、四分社化の見直しなどの発言をしていたはずが、現在の郵政民営化の見直し内容はほとんど意味のないようなものになっており、とても本気で見直そうとしているようには感じられません。(参考:自民党『郵政民営化見直し』案は偽装見直し案!!(1/2)、自民党『郵政民営化見直し』案は偽装見直し案!!(2/2))
また、最近になって政府紙幣の発行の検討をすることにしたようですが、恐らくは清和会の動きに呼応する形での発言なのではないかと考えられます。(森元首相の麻生擁護発言も麻生氏を誘い込む戦略に基づくものだったのではないでしょうか?)
推測ですが、麻生首相にとって中川昭一氏は相談役(ブレーン)のような存在であり、その中川氏を失ったことでそれまでの戦略が成り立たなくなり、アメリカからの脅しも加わって従米路線に切り替えざるを得なくなったということなのではないでしょうか?
解散を先送りし続けてきたのも、小泉系(清和会系)勢力が計画していた小沢潰し工作を待っていたと考えれば辻褄が合います。
■鳩山邦夫の立ち位置は?
鳩山邦夫氏はかんぽの宿問題の追及で小泉一派を窮地に立たせましたが、当時の麻生首相との発言の連動性から、もともとは麻生首相と近い位置にあったのではないかと推測されます。
しかし元々、鳩山兄弟の祖父である鳩山一郎と麻生氏の祖父の吉田茂は真っ向から対立する関係にあり、かなりの確執を持っています。恐らくは、以前は中川昭一氏がその2人の間を取り持ち、双方の利害関係も一致していたことから、動きを共にしていたのでしょうが、中川氏の辞任以降、距離を置くようになったのではないかと考えられます。
そして、麻生氏がアメリカ寄りに立つようになると、完全に袂を分かつようになったのだろうと思われます。それが、先日の鳩山一郎50年祭での鳩山由紀夫民主党副代表との兄弟の絆アピールに繋がってくるのではないでしょうか。
■与謝野馨氏は?
現在、与謝野氏が財務大臣も引き継ぐかたちで、大蔵大臣復活のような事態になり、かなりの権力を持っていますが、この与謝野氏の立ち位置が不鮮明です。ここは継続追求が必要です。
■小泉一派(清和会)が描くストーリーは?
小泉一派が前原氏を使って民主党の崩壊工作をしていることは間違いありませんが、この前原氏と岡田氏が繋がっていそうです。元々、双方とも思想的には新自由主義路線なので、ここが連動することは十分に考えられ、狙っているのは小沢辞任⇒岡田代表就任だろうと考えられます。(前原氏よりも岡田氏の方が党をまとめやすい)
そして、自民・民主の大連立を狙っているのではないでしょうか?
荒削りな部分もありますが、以上が現在の仮説です。
参考:衰弱する金貸し勢力・顕在化する国益意識
(
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アメリカの悪あがき→自民党への圧力(小沢潰し)という動きと国民の意識(人々は冷めた目で見ている)とのギャップが今後の政局を占ううえでの鍵となるような気がします。
相関図、すごーいっ
ゆっきーさんのコメントもなるほど
冷めた目で見ている国民の意識がこれからの可能性ですね