ブログ de なんで屋 @東京

みんなで「これからの社会」を考えるために、『場』と『認識』を提供する社会事業です。

いじめを受けた人からの1500通の感謝の手紙

2006-11-23 19:40:06 | 露店紹介
>政治家もマスコミも世の中の大人たちも口をそろえて「いじめから子供たちを守ろう」と言いながら、いじめ問題の本質を全然わかっていない。
ヤマナさん

同感です。
そんな気持ちで21日NHKの朝7時のニュースを見ていると、3日程いじめの特集をしていました。中身はないだろうな~と思いつつ見ていましたが意外な事実を発見したので投稿します。それは

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10年程前に自分の中学生の子供がいじめを苦に自殺された父親の活動です。
自殺した子供の気持ちを汲めなかった無念さから以下の活動をされています。
新聞に「いじめを苦にして自殺等を考えているならば、お手紙を下さい」と載せ、その手紙に返信をしたり、会いに来た子供とお話しをしたりしています。

印象的だったのは、子供の手紙の最後に共通で記載されている言葉です。
「こんな話しを聞いてくださってありがとう」
この感謝の手紙は1500通程との事でした。

この1500通は驚きです。これは感謝の数ともいえます。しかし、反面このような対象が一人だったことが残念とも言えます。
子供の意識が感謝に向っているのにその受け皿がなんで一人なのか?

それはヤマナさんが言うようにいじめを無くす「答え」が無いからに他なりません。答えをもって上記のような父親が発信すれば潜在意識で繋がった人が増え、受け皿になり、そこに子供の感謝の気持ちが収束していく。そうすば社会を変えてゆけると思います。

気付きの核心は、いじめを無くす「答え」を供給する事の重要さです。このことを強く認識しました。

byサカイ





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8 コメント

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心温まるニュースを「ありがとう」(*^^*) (ヤマダイ)
2006-11-23 21:57:54
どうもはじめまして…

良いニュースですね。
心がポっと、暖かくなります。

決め付けって、良くないですよね~。
子供にしてみれば、決め付けられた事に対する「何で?」
を知りたいところなんでしょう。

そんな抑圧が、本来仲間であるはずの周囲の人たちへの
警戒や攻撃、それをかわす知らんぷりにつながっている
ということを、大人たちは見抜けずに、「(いじめは)
悪い事だからヤメロ!」とか、「心の中で自分を勇気づ
けよう!」だとか、勝手なことばかり言ってますよね。

表面しか見ないから、上っ面だけの忠告しかできないの
でしょう。もっと積極的に、子供たちの中に入っていく
姿勢が大切なんだと思う。
具体的には、子供が好きな漫画を読んでみる、ゲーム
の話題(「自分はあのゲーム、好きだけどね~」とか)
に入る…

しょ~もナイ、こんな事、大人の自分が!…

と思うのでしょうが、それを頭から悪いものだと決め
付けて、自分達の価値ばかり押し付けたのでは解決に
ならないでしょうね。

この問題、ホントにみんなで取り組む事が重要なのだ
と、改めて感じました。
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大人の決めつけ・押し付け (クリリン)
2006-11-24 10:47:58
「仲良くしなさい」
これって大人のセリフの定番ですが、言ってはいけない言葉。

「なんで仲良くしなきゃいけないの?」
「仲良く出来ないんだから無理」

で、無理矢理仲良くするためには、仮想敵が必要となる(共通の敵を作ると仲良くなるて事は本能的ににみな感じているでしょ)・・・・これが「いじめ」だと思います。

いじめの原因は、こんな風に何も考えない大人達が振りまく言葉達だと思います。
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Unknown (あばら)
2006-11-24 17:05:17
このおじさんが1500人もの子供から感謝の言葉がもらえたのは、この人が真剣に子供と向き合っていたからなんでしょうね。

たぶん周りの人たちは、子供たちと本気で向き合うことを怖がっているのでは?だって答えがないから。

本当に答えが必要ですね。
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受け皿はみんな! (echo)
2006-11-24 23:44:56
>子供の意識が感謝に向っているのにその受け皿がなんで一人なのか?

「何とかしたい」というたくさんの想いが感じられると同時に、「答えがない」もどかしさを感じますね。

今日、露店で「いじめ問題どうする?」を聞きました。
店主曰く、
「いじめに変わるみんなで共有できる課題が必要」
「それは社会(みんな)の課題」
「それにみんなで答えを出す」
「それは開かれた場で、例えばインターネットで」

ネットというツールを活用してみんなが繋がる。
なるほどっ!
開かれた場、受け皿は一人ではない。
受け皿はみんな!

今日の気付きでした。
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ありがたい対象 (ヨネ)
2006-11-25 21:35:14
確かに受け皿が一人しかないという現実に、胸が痛くなります。
しかし、分かってくれそうor理解してくれるかも知れない対象が見つかった→「ありがたい」という気持ちが見え隠れしますね。

先日、文部科学省が新聞に掲載した呼び掛け文で、表向きでは「受け皿的」な発信をしていましたが、あれでは誰も反応できないし、何も解決しないと皆が思ったのではないでしょうか・・・。

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初めて書きます (専門学生)
2006-11-26 00:24:43
今の世の中は自殺した人がぃると、誰のせぃだと責任を押し付け合います。学校の責任、いじめた加害者が悪いなど。でも本当は自殺してしまった人の気持ちに一番に気付けなぃことが悲しぃと思ぃます。その人はどんな気持ちだったんだろぅね。きっとすごくすごく苦しかったんだろぅね。私はそんな気持ちに気付いてあげられなくて情けないなぁと感じます。だから今回の記事を読んで、とてもうれしい気持ちになりました。

そぅやって人の気持ちを考えることができる人がたくさん②増えたら…きっとみんな笑えるのかな。

些細なことで笑ぃあえるそんな毎日になるいいですね
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居場所がない (ヤマナ)
2006-11-26 02:14:39
今、子供たちが抱えている不安とは、同化対象がいないという不安であり、集団に所属していないという不安。

たった一人でも「自分を受け止めてくれる人がいる」というのは、とても有り難いという思いなんだと思います。

「るいネット」のこの投稿は問題の本質を付いていると思います。

「居場所がないという子供達の不安」(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=137876

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何とかしたいの思いの強さ! (河内のおやじ)
2006-11-28 10:44:07
>10年程前に自分の中学生の子供がいじめを苦に自殺された父親の活動です。自殺した子供の気持ちを汲めなかった無念さから以下の活動をされています。<

これは親にとって最も辛いことだったと思います。一生子供の気持ちを汲めなかった気持ちを悔いながら生きていくことでしょう。だから、こんな思いになる人を一人でも多く無くしたいし、子供を救いたいという素直な気持ちが、この活動の成果へと繋がっていると感じます。

このような思いは、実は誰もが同じものだと思います。子供が居る親だけでなく、すべての人が同じ子供時代を通り生きてきたので、その苦しさに同化することは簡単です。このような活動によって救われる子供は数多く居ることは確かですが、根本解決には至りません。

何故、そのなるのか?をみんなで考えて答えを出していくことが今最も我々に突きつけられているのだと感じる今日この頃です。
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