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またまた日刊ゲンダイ9月6日に妙な記事ー村山の「野党議員の総辞職」戦術

2015-09-06 10:24:01 | 日記

またまた妙な記事が載った。予定していた記事はあるが、急遽、差し替えです。

「打倒安倍政権『最終抗戦』 大規模反対デモが全国各地に飛び火 」と題した日刊ゲンダイ2015年9月6日の記事だ。文中の末尾で、「村山元首相が『与党が法案を強行成立させるならば、野党全員が議員辞職を』と言っていたように、体を張って阻む方法だってある」で締めくくっている。
村山の「野党全員が議員辞職」戦術だ。村山が調子に乗って太鼓を叩き出したーと言う感を深くせざるを得ない。この戦術は重い意味を持っている。かつて旧社会党の委員長だからと言って、軽々に発言する内容ではないだろう。これは議会政治の否定だ。強行採決と同じ次元の発想ではないか。これは55年体制の再来だ。旧社会党の議会制民主主義の理解の程度が分かる。果たして、戦術になりうるのか深い情勢分析と次の一手を運動全体で模索しなければならない局面で、目立つ飛び跳ねたことを言って大衆におもねている。喝采を受けようとしている―ーのが気になる。日刊ゲンダイ記者が村山発言を曲解せず、そのまま載せているとしてだが…。

●政治家が前面に出る幕ではない、戦術に口出すべきではない 運動主体に任せることが肝心

政治家が前面に出る幕ではないのだ! 運動を担っている主体が運動の前面に立つべきで、運動が興隆したからと言ってしゃしゃり出るのは、言ってはならないかもしれないが、旧社会党体質のイージーさの表れではないのか。「自社さ」政権でそれまでの公約、自衛隊を認めないを保護にして、大衆から見捨てられたのが旧社会党だった。これまで見る影もなかった。自衛隊の認知についてではなく、公約破りを何とも思わないことが問題なのだ。今また政権掠め取り戦術が二匹目の土壌を狙ったものだ。重ねて強調したいのはーー「現段階で政党が運動の前面に立とうとするな」ということ。これまで担ってきた運動主体に任せなさい。スケベ心は引っ込めなさいーーと言いたい。まだ自身が影響力を持っていると判断しているのなら恥じるべきだ。