この子はいつ七咲ファミリーになったのか?
全く思い出せないんですけど!!(たぶん、冬~春?あたり・・・)
名前はうさ子。(ゲットジ。月兎耳、なので)
性格は、控え目。
見た目もほわほわしてるので、なんだか付き合いにくいです。
(お互いに距離を探り合っているような毎日)
■ ■ ■
友人から上だけ貰い受けました。別に要らなかったのですが。
(いえ!ゲットジ好きですが、ファミリーはもう随分前から定員オーバーなので!)
上だけ?
というのもですね。
友人宅に遊びに行ったとき、仔にゃんこがゲットジに猫パンチ!をかまして
ぽっきり!折れてしまった事件発生!
けむくじゃらなところが、仲間にでも見えたのでしょうか?
小動物のような獲物だと思ったのでしょうか?
それは謎ですが、仔にゃんこのする事に本気で怒るわけにもいかず合掌。
友人はそのままゲットジの寸断された上の方を捨てようとするので
ちょっとまて何故棄てる?!
と待ったをかける七咲。しかし友人の一声。
だって天に召されたで?
七 : 召されてません!召されてませんから、棄てないでください!
友 : 仔にゃんこの猫パンチをくらって10カウントで立ち上がった植物はいない!
七 : 10カウントって、・・・短いよ!!(つーかどんだけ猫パンチ野放しだよ!)
友 : 10日ほど水に挿したけど復活しなかった!
七 : 嘘だ。それは絶対、嘘だ!
友 : じゃあやってみるがいい!!
という話の流れで、七咲がぶっちぎれた上を、友人は鉢に残った下(茎と根)を
どちらが生き残るか賭けようじゃないか!
などと言い合って、それぞれの面倒を見る羽目に・・・。
友人の主張としては、「植物の生命線は根っこ!」です。故に
根っこが無事ならこの切株のような茎のどこかから、新たな芽が再生する!
というものでしたが、七咲も別にそれに異は唱えませんが
だからって、上を見捨てることはなかろう!
葉っぱだって生命線だ!上の葉っぱさえ無事なら下から根が再生する!
というのが七咲の主張でしたが
それを懐疑的に退けられたので、自ら証明するために、あえて!
上をもらってきました。チャレンジャーです、自分。
この時点で、賭けには負けたな・・・と思っていたので(あれ?主張は?)
賭けの対象はなるべく自己負担の軽いものを、と願うばかり。
店で、葉っぱが折れた場合(茎から折れる事は、そうはないです)
たいてい、しぼんで枯れてしまいます。
葉っぱから芽が出る事は出るのですが、やはり店ではメンテナンスが行き届かず
小さい子は生き残れず、大きい子は小さい子を生みだしただけで力尽き
結局は共倒れに・・・、という物悲しい結末を迎えるのですが
家庭でなら再生するはずだ!と確信できる、生命力の強さが、多肉植物。
一緒に落ちた葉っぱも保険でもらってきて、
茎の子は写真のように土植えに、葉っぱはその辺に転がしておきました。
そして、この通り↓葉っぱからは新芽が。
ここまでは、目論見どおり!
あとは、この子らをいかに萎れさせず、一人立ちできるようにするか、です。
根は出ていますが、この時点で水をやるのは危険だと判断。
多肉は葉っぱに水がかかるのを嫌います。
この、か細い根っこだけに水をやらないといけません。
なるべく、元の葉っぱの栄養分を吸収して大きくなってもらいます。
しかしながら店でそれは至難の業。
水をやるとどうしても葉っぱが水浸しになり、元の葉は腐り、新芽は萎れる。
水をやらないと栄養が足りないのか、やはり両者共に萎れる。
しかーし!家ではちゃんと、葉っぱに水をかけずに水をあげることが可能!
大鉢の淵にひっかけておくと葉っぱは土に触れず、根っこだけが触れている状態。
水やりも土の表面の湿った部分だけで水分補給。
多すぎず少なすぎず、しかも日光という紫外線が強い味方!
栄養不足を補ってくれているような気がします。
よし!ある程度大きくなった!もう大丈夫だろう、春になるし!
というわけで、上の大きい子と一緒に共同生活!
ここで七咲、ある事に気づきました。
なんでこの大きい子、枯れないんだろう?
小さい子にかまけていたので、大きい子をすっかりホッタラカシでしたが
一向に弱る気配がないので、ちょっと抜いてみよう・・・
と、鉢から抜こうとして驚愕!抜けん!根が生えている!!
おおう七咲の主張が正しかったことが証明されたようだ!
喜び勇んで、友人に写メる!ところが!
あれ?ウチの方、とっくにおらんで?
とっくに、って何?!とっくに!って!!おらん時点でメール頂戴よ!
友人の方は、水をやり様子を見ていたもの、日に日に枯れ、
ついには自力で土に返った、というのです。(自力で、って・・・)
上か下なら、生き残る可能性があるのは下だ!
と、七咲も信じていたので、これには驚きでした。
なんだか、昔読んだ童話を思い出しまして。
魔物と契約した農夫が知恵を使って、「してやったり!」というお話。
魔物の取り分は土の上、農夫の取り分は土の下。農夫は大根を作った!
とかいう・・・。
いや、七咲的には、面倒をみないといけない子が増えて
「してやられたり!!」って状況なんですけど・・・(じゃあ七咲が魔物か)
やっぱり、根が無事でも葉の一枚も残ってないと、生存率は下がるのでしょうか。
その点、七咲が貰い受けた方は、この通り 「折れた」 と
言われなければわからない程しっかりしていたのが勝因だったのでしょうか。
大きいのに関しては何にも世話をしてないので、不思議すぎます。
これが夏のころの話なんですが、今現在、小さい子は1匹のみ。
もう水やりも普通でいいだろう、と共同生活地帯に、気兼ねなく如雨露で
だばー、っとあげていたのですが、やはりこれがチビたちには過酷だったのか
いつの間にか、溶けてなくなってしましました。
(友人風にいうと、自力で土に返りました)
しまった!!ツメが甘い!!
おおきいのは新芽を出したりもしてますが、成長著しい、というほどでもなく
チビはもう完全にもとの葉っぱが溶けて見ているだけで危なっかしいし
この先、冬が勝負の分かれ目のような気がしています。
あ、賭けは七咲の勝ちではあったのですが、如何せん負ける気満々だったので
賭けそのものの商品が物凄くしょうもなく、今だに乗り気ではありません。
(勝ったら昼食決定権1年分。・・・優柔不断のわが身には、逆に罰ゲーム)
・・・これも、ツメが甘い、というのでしょうか。
私の家族は私も含めて、どうもセンスがないらしく
多肉植物はすべて「肉厚」、それ以外は「観葉」
飼っている金魚はかかったことのある病気名
(例、尾ぐされ)で呼ばれます。
しかもセンスがないことに気付いたのがこのコメントを書いている最中で、「癒されてます」で終わるべきだったんじゃないかと己に問いかけつつ投稿ボタンを押してみます。
途中で止めずに、投稿ボタンを押してくださいまして(笑)
ありがとうございます
特に金魚の呼び方がなかなかツボでした!
入荷した植物は名前を覚える為だけに愛称をつけていますが
手詰まりになってきたら、そのネーミング方法も
ぜひ拝借させていただきたい!と思いました。
(葉っぱちゃんだと、枯れカレーナ、ハダニっち、とかですかね~)