順調に7の日活動中。(ってまだ二回目だ!)うちの子です2.
名前は「ブレ子」(ブレイニア)
コバンノキという名前でも売られてます。
(あ、コバンボダイジュとは何の関係もありません)
性格は、とても健気です。
去年の9月に家に来てくれたので、まだ1年たっていないのですが
(・・・いらんとは思いますが、過去記事はコチラ)
その怒涛の約1年、七咲に(不本意とはいえ)さんざん虐げられてきたのに
今こうして、新芽を出してくれただけで涙が止まりません。
(記事を書きあげるまで、何杯の洗面器がいることか)
まだ購入時の状態にまでは復活していないのですが
過去の姿を取り戻すまで、その健気さに応えられるように献身する所存です!
■ ■ ■
まず、去年の9月には、こんな立派な姿で家にきてくれていました。
・・・念のため。別の木じゃありません。同じ木です。(うッ。自分の発言に心痛が)
購入時の記事でも相当パニックになっていたのですが
仕事から帰る度、家の床は秋の銀杏並木か?ってくらい落葉で埋め尽くされ
なんかもう、まず床に落ちた葉っぱを掃除する、というのが
当時のお世話の第一番目、でした。(・・・それ御世話じゃないし)
多分、10月頃。夏の日差しも弱まってきたので、天気のいい日は日光浴。
→
もう緑の葉っぱはわずかになり、ほとんどが黄色くなって落ちるのを
今か今かと待っている状態!(いや待たなくていいから!)
本当に心痛で倒れそうでした。
いつも葉っぱたちを「邪魔だー邪魔だー」と言う旦那様が
(いえ、葉っぱたちを野放し状態の私が悪いんですスミマセン旦那様)
店先でしばらく動かない(これ以上買ったら怒られるだろうな、と煩悶中の)
私を見かねたのか、「買い~な」と言ってくれたものの
まだ躊躇し(やや人間不信気味?)その場を立ち去ったところ
翌日、自らわざわざ店まで出向いて買ってきてくれた子なので
別の意味でも
「 枯 れ な い で く れ ! ! 」
と必死だったのですが
願いむなしく、健闘むなしく、落葉は続きました。
これはもう明らかに、環境になれるための落葉、とかではない!
と、本屋を巡り巡りネット界も流れ流され
毎日毎日ブレ子のことを考えない日はないくらい文献をあさりまくっていた時
ネットで奇跡の一文に出会いました。
葉水で落葉する
なんですとー!?
やっちまったー!
図鑑で、水やりは土空気ともに湿潤、の文を読んでいたので
毎日朝晩朝晩、葉水しまくっていたよー!
過去のアジアンタムを枯らした経験から、湿潤好きには葉水重視!の思い込みが
店での5年間の経験をもくつがえす、素人丸出しのお世話っぷり!
ブレ子にはどれだけ懺悔しても足りない!
「嫌~!またお水かけられてるー!やめてーやめてー」
って毎日毎日、七咲に訴えてたんだね・・・。ホントごめんよ・・・。
そして奇跡の一文を記載してくれていた※●様有難うございます。毎朝拝んでます。
そこに気づいてからは葉水を止めましたが、当然今まで虐げられてきた
ブレ子の勢いは止まらない!!
せめて、この子が倒れても、二世は残す努力をしなくてはいけない!
それが、残された償いの道だ!
と立ち上がり、元気な枝を幾本か選びました。
左は土植え。
いきなり植えても根は出ないと思うのですが念の為。どんな可能性にもすがりたい。
あと、根元にいた5センチほどの子を掘り起こして一緒に移植。
真ん中が水差し。これで根が出れば。
あ、写真にはないのですが、同じ状態でハイドロ栽培の子もいます。
(苔もあれば苔栽培にも手を出していたと思われます。もう必死です)
右は、その頃の本体。これが最後の撮影です。
(もう忍びなくてカメラを向ける気にもならなかった冬・・・)
繁殖は挿し木。って書いてあったので、そこに一縷の望みをかける!
でも普通繁殖って冬の休眠期にはしませんよね・・・。
越冬は容易、ということだったのですがやはり、水差しでは越冬できませんでした。
(そりゃそうだ)
まず、水差し状態の子が次々と枯れ始め
次いでハイドロ状態の子が枯れ始めました。土植えの子も枯れていきます。
唯一残ったのは、掘り起こした5センチの子なのですが
これは希望が持てる!状態がしっかり安定している。
うちに入荷する葉っぱちゃんたちと同じサイズだから管理しやすいし!
本体を完全防御しつつ、挿し枝にも気を配り、双方の状態を見比べる日々。
そんなギリギリの冬を過ごし、春の兆しが見えてきたころ。
本体が!本体がびっしり新芽を出している!!
よく頑張ったブレ子~!!(号泣)
上から下まで、ちっっっこい葉っぱがびっりしと!
ちっこすぎて、びっしりになるまで気がつかなかったけど(汗)
毎日毎日、懸命に生きていたんだねー!本当、えらいよ!えらい!
思えば、もう冬の銀杏の木なみに、枝しか残ってなくて
ある日帰ったら部屋からブレ子がいなかった日。思わず絶叫しました。
しつこく蘇生させようとする七咲をあきらめさせるためか
旦那様が極寒の屋外、ベランダに放棄。していたこともあった・・・。
(放置、じゃないんです。放棄。いやー本当に枯れ木だったので・・・)
ごみ袋で包んでビニールハウス状態で守ってやるには(図鑑の教え)
枝を切らないといけない!(あまりに背が高くて90リットル用でも包めない)
ごめん、それ怖くてできない!!(挿し木の時は自分を見失っていたので)
枯れ木を切るって、スゲーコエー。と及び腰で結局裸で越冬させた事もあった・・・。
越冬のため水やりを控えつつも、まだ「湿潤好み」にこだわって水やりを続け
でも水は冷たかろうよ、と沸かしたお湯で水をやりたい日もあった・・・。
(沸かしても汲み置きしてても時間がたてば冷えるんですが、まあ気分的に)
etc、etc...
と走馬灯のようにブレ子との切羽詰まった毎日が思い起こされ
これでもう安心だ!!
と気を抜いたとたん、それまで頑張っていた掘り起こし5センチの子が倒れました。
あイター・・・。
ごめん、ちびブレ子。
君がいてくれたから、希望を捨てずに今まで頑張れることができたんだよ。
七咲の歴史に燦然と輝く星になれ!
そしてこれからもどうか迷える植物生活を思い出の中から導いて下さい。
合掌。
そういうわけで、ブレ子は今、元気になりつつあります。
ちっこい葉っぱも見違えるように、大きくなりました。
この夏の間に、一年前の姿を取り戻せるといいのですが。
と、この怒涛の大騒ぎ中に、年末の大掃除で発掘されたものがあります。
仕事場の勉強ノートを捨てるかどうか内容を確認していたら、植物のページに
ブレイニア。10度前後、水やりは普通に(でも湿潤土大気、でも葉水はしない)
という走り書きが。
入荷してるジャン!!過去に!!
しかも、自分で調べて葉水はしない、って書いてるジャン!!!!
・・・己のうかつさに泣きそうです。
(全く記憶がないということは、当時入荷していたブレ子には目もくれず?)
(いやまあ、目をくれてる暇もないくらい配属替えで奮起していたのかもしれない)
(・・・と思っておこう・・・)