葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

相性

2007-02-27 23:38:14 | 業務日誌

植物のある暮らしが理想だけど、上手に育てられない。
どうして枯れるのか分からない。

という悩みを持つなら、妖怪「草木枯らし」のお仲間です。こんにちは。

育てる知識、技術云々は最低限のレベルを守っている。
なのになぜか枯れる。

なら、それはもう相性です。

人と人に超えられない相性があるように、人と植物にも
「好きなのに合わない」というものが存在します。

犬は人につく、猫は家につく

という言葉がありますよね。
植物も、「家につく」のほうに分類できます。
育てる知識、技術は向上しても、家の環境を植物にあわせて変えるのは
至難の業です。

環境を変えられないなら、そこは泣く泣くあきらめましょう?

今生で結ばれるべき運命になかったのです。
つれないかもしれませんが、その子とは
生まれ変わって、来世で思いを添い遂げるような気分で
他に相性のいい子を探しましょう!

失恋になく乙女を励ますようだ・・・。

世の中に男は星の数ほどいる!
世の中に植物は星の数ほどいる!
必ず添い遂げられる植物が、この先現れる!
君にぴったりの男が現れるさ!

みたいな・・・。

実は、私はパキラが大好きなのですが、過去2回枯らしました。

3回目は、葉が落ちた瞬間に「救済なら今のうちだ!」
と、実家の母に託しました。

植木鉢に鉛筆を突き立てたような姿の植物(なんだかわからない)を
託された母もいい迷惑でしょう。

が、パキラは見事、復活しました。
見違えるほど立派になりました。店で2980円くらいで売ってそうな程に。
・・・私より、母との方が相性がよかったようで・・・。

そうかい。そんなら、そこで生き延び幸せを掴むがいいさ。
おいらは、潔く身をひくぜ。あばよ。(鼻声)

と、愛しいパキラとの別離を胸に、別の木を購入。育成。大成功!
これが私の園芸生活を変えたと言ってもいい。
愛に盲目になっていたのに、他の子の愛で目が覚めた!って感じです。

相性を悟って、身を引くのも
とことん愛を貫いて、結ばれない運命を変えるのも(ミラクル!)

人間関係にも似て面白いでしょ?

植物との暮らしは、絶えず、交流することで続いていくのです。
ずっと。


クロトン

2007-02-27 23:10:20 | 100均観葉図鑑「か」

クロトンの基本情報

陽光 強い(直射OK)
暗所 弱い
温度 寒さに非常に弱い
潅水 ふつう(土が乾いたらたっぷりと)
別名 クロトンノキ



  

様々な形・色の「クロトン」が入荷します。

色は緑、黄色、赤、茶を基本に、様々なまだら。
形は、大きな葉、小さい葉、そして写真のように細い葉。

これら別々の特徴の鉢を、一同に並べてみると
全部違う名前の植物のようにも見えます。
(実際並べたことはないですが。記憶の棚に並べてみました)

そんな様々な姿を持つクロトンですが、結構人気者です。

人気者ですが、枯れやすい!!

私のもっとも苦手とする子です。苦手選手権、上位組です。
(まず大体において木ものが苦手なんです私・・・)

売れるには売れますが、運悪く売れ残ると必ず枯れます。
どんなに手を尽くしても枯れるので、これはもう相性としか
言いようが無いような・・・(自己弁護)

土から抜くと、いきなり根っこがありません。
根っこがない子は、植物の性質に関わらず乾燥に弱い
ように見受けられるので、乾燥には気を使います。
かと言って土を常に湿らせておくと、木の幹の部分が
湿っぽく腐ってきます。

どーしろってんだ!!

と頭を抱えたくなる、問題児です。

クロトン大好きなお客様がご来店する時期を狙って
運よく入荷してくるがいい、クロトンよ!

と祈ることくらいしか、今の私にはできませぬ。

求む、クロトン救済者!!


□ □ 


写真の子は、まだうちの店に居ます。
クリスマスポットなので、12月くらいから居る計算になります。

凄いじゃないか!やればできる!!

と改めて自画自賛。
何をしたかって、水やりを頑張っただけなんですが。
いやあ、クロトンが入荷すると神経使います。

特にこの子は、容姿がいまいちだったらしく
(幹の部分がなく、細い葉っぱのみが伸び放題)
他の同種は売れていくのに、いつまでもいつまでも売り場に居座り
毎朝毎朝、私の心臓を鷲掴みにしてきた子です。

本当に、枯れやすい。
売り場の乾燥状態が良くないのか、と思い
一度、自宅で育ててみようかという野望はあるのですが
(本当に枯れやすい種なのか、単に売り場の環境に合わないのか)

枯れる理由を知る為に育てる

というのも非常に心が痛むので、毎度入荷しても手が出ず

心から欲しいと思って買ってくれる人のところへ
求められていくのがこの子の幸せってものじゃないか。

と好々爺のような気分でなすがままになっている子です。
何の解決にもなってませんな・・・。
(個人的に好みじゃないので、七咲ファミリーになれません)

町を歩いていて、庭木になっているのを見かけるのですが
あれは良く似た別人なんでしょう、ね?
寒さに弱い、という事なので、日本じゃ庭木にすると枯れそうだ。
高温地帯の植物です。
冬にご用心。

さあ。

他の容姿の子が入荷したらまた、写真を撮って
アップしてみようかと思います。
本当に色々な容姿で、名札がなかったら見分けがつきません。

いや、それをいうと
あまり興味のない子たちだって、名札がなかったら
名前すら分からないんですが・・・。

いやもう、毎日が修行です。




その後、珍しいクロトンの入荷を待ち続け、やっとできた記事がコチラ!