葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

セラギネラ

2007-02-06 21:01:17 | 100均観葉図鑑「さ」

セラギネラの基本情報

明所 ふつう(半日陰)
暗所 つよい
温度 寒さにつよい!
潅水 湿潤
別名 クッションモス クラマゴケ



  

うちのお店には、最近入荷した新人です。

次も入荷するかどうかは、運です。

(植物はアソート。その時期に出荷可能なくらい育った鉢が適当に入荷します)

しかも、クリスマス年末年始の怒涛の繁忙期中に入荷したので
放任もいいところ!
気がついたら、「あ、1鉢は売れたか・・・(2鉢入荷した)」

みたいな関心のなさで!すみません!!

うーむ。
見た目は、なんか雑草のよう・・・。

いや、雑草が悪いというわけではありません。雑草も大好き。
(ぺんぺん草とか。風情がありまする)
だけど道端の草が鉢植えの商品になってるって何か変な感じ。

というのが入荷当時の印象。

しかも図鑑で調べる暇も無い時期だっただけに、

「湿潤がお好みだったとは!こいつはうっかりだ!!」

と気づいたときはやや遅く、葉っぱの先端が枯れてきました。

水だ!水をあげねば!!

…復活するかどうかは、その1点にかかっている。
(他に手の打ちようがないのが、素人の悲しいところ)



  

園芸市場に出回る一歩手前の生育状態で入荷するのが
100円ショップの観葉植物。

それだけに、立派に成長した姿を想像することができない子も
たまに入荷します。

この子は見た目だけで、地面を這うタイプの植物かと思ってましたが
(庭に植えると芝生みたいになるのかと)
図鑑をみると、立派な木になっていて

ホントに同じ植物か?!

と再度名前を確認・・・。

同じだと、思います・・・。(目をそらしてみたりして)

というのも、植物についているネームプレートがたま~に
違うのがついてたりする事もあるので、絶対の自信がないです。

いや。

ネームプレート間違ってる、と指摘できるようになっただけ
素晴らしい成長じゃないか!

 

・・・この子について語ることがないのが、痛恨の極みですかのう。

(だって売れちゃったんだもん!そして枯れちゃったんだも…ごほごほっ)







後日談。数年後、「クッションモス」という名前で頻繁に入荷し、問題児と化す(コチラ)。


ツキトジ

2007-02-06 20:24:47 | 100均観葉図鑑「た」

ツキトジの基本情報

明所 つよい(夏場の直射はNG)

暗所 つよい

温度 寒さにそこそこ強い

潅水 乾燥を好む




  

これまた植物の良さが伝わらない写真で恐縮です。

この先も延々、そんな写真ですから(いや、自慢ではなく)
この上の一文を脳内再生してくださると、大変ありがたいです。

ではでは、気を取り直して。

この子は、葉っぱの表面に産毛が生えていて、ほんのり白く
柔らかな緑のビロードで造られたかのような印象です。

葉っぱの先端は、朱に染まって、ほのかに灯りが点っているかのよう。

この造形芸術を生む自然界って素晴らしい!!

と、初めて見た時は感動したのですが、残念ながら
あまり人気の種ではありません。

・・・なんでかなあ?

しかし、かなり放任環境に強いので、売れ残っていても
あまり気になりません。

「お前の良さを気に入ってくれる人が現れるまで好きなだけここにおったらええわい」

と、嫁入り前の娘を見守るような気持ちになります。



  

うちのお店には、A社さんとB社の2件から入荷します。

A社さんは、種類が多く、1種の入荷数が少ない。
B社さんは、種類は少ないが、1種の入荷数が多い。

というそれぞれの特徴を使い分けて月4回ほど発注します。

で。

この子は、どちらからも入荷する定番な子なのですが。

A社さんは「ゲットジ」、B社さんは「ツキトウジ」、と表記されています。

どうみても、同じ植物なんだが?

それとも園芸に携わる人にだけ見分けられる何かがあるのか!?

と、図鑑をめくって写真で発見!


これだ!!(珍しく一発で解った。素人に易しい子だ)


と、画像から発見したその図鑑では、「ツキトジ」、とふり仮名が!!


そう、ふりがながふってある、ということで、表記は漢字でした。
漢字では「月兎耳」と書きます。

カタカナではなんの事やら分からなかった名前も
図鑑で初めて真相をしって、納得!
(ツキトウジとでもゲットジとでも、好きなように書いてるんだな、という事も判明)

そして、なんていいネーミングセンスなんだ!と、しみじみ。

確かに、うさぎの耳みたいなんですよ。この葉っぱ。
手触りが。


…その葉っぱが、しなしなとしぼんでいくようにして枯れます。

多肉植物はお世話が簡単、というのが定番ですが
七咲は苦手です。

水はやりすぎない、しかしやらないと枯れる。
この辺りはもう、長い付き合いの感覚で調整していくしか。



開き直ったら、案外うまくいきます。

おおらかに構えて、「月のウサギの耳」という名前の
芸術品を愛でてみませんか?

ツキトジ(月兎耳、ゲットジ、ツキトウジ)