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音楽を聴く仲間の会

スウェディッシュ・トラッドや世界の民族音楽の制作を行う「音楽を聴く仲間の会」のブログ。自然農や料理の話題も。

大豆の実り

2006-11-12 11:17:13 | 自然農
6月と7月に播いた大豆、夏、毎日のように降った雨の影響か不作でした。

野口種苗店の方から、「大豆は播き時をしっかり守らないとだめ。気温が30度を越えると受粉しなくなるから」というアドヴァイスは守ったのですが、モンスーン気候のような夏は大豆には合わなかったよう。

祖父の庭に播いた方はさやがふくらんでいる途中でかびてしまい成長が止まってしまったものが多かったです。全滅ではありませんが、100粒播いて、どのくらい増えたのでしょう。味噌を作れたらいいなと思ってましたが、まったく足りません。

祖父の家の周辺は水田地帯で普通の家の庭や畑の土も水はけのよくない粘土質。大豆は田んぼの畦(あぜ)に播いて育てたくらいだから、そんな土壌でも大丈夫だろうと予想してましたが雨があれだけ降ってしまうとだめ。
そのかわり、里芋と生姜と小豆は大豊作でした。

写真は実家の庭に播いた極小サイズの大豆。
7月に入ってから播いたもの。播きどきよりやや遅かったので、諦め半分でしたが、こちらは実がぎっしり付きました。葉っぱの紅葉がきれいです。

今月末には収穫できそうです。

南瓜たち

2006-11-09 22:26:28 | 自然農

耕さない畑に無造作に植えた種からできた南瓜です。
(赤いのはカラス瓜)

自然農の友が種交換会でもらってきた種を分けていただいたものばかり。
なので実がなるまで、どんな南瓜が取れるかわかりませんでした。

栗南瓜だと思っていたものが、ながーいへちまみたいな形になってしまったり、ひょうたん型の黄色い南瓜だよと言われていたものが、これまたながーい薄オレンジの瓜みたいになったり... 
南瓜って育つ環境によって形が変わるものでしたっけ?

うちから里子に出た南瓜の種たち、行った先でどんな子に育ったのか知りたいものです。

のろのろ木登り

2006-11-07 21:35:57 | 自然農
数十年ぶりに木登りをした。
それも、柿の木。
木がもろくてすぐに折れるのだが、おいしそうに熟れた柿はてっぺんの枝に。

一個だけとって、あとは烏のために残した。
本当はそれ以上、登ると降りられなくなると思ったから。
子供のころからそんなことに構わずスイスイ登っていたのだが。



写真だとよくわからないが、二階建ての屋根はゆうに越す高さ。

白人参

2006-10-11 23:34:19 | 自然農

初夏に播いた「白人参」を収穫。

本当の名前はPalsternacka(パルスティナッカ)。
形状は人参そっくりで、とってもとっても甘い味。

4月にスウェーデンに行ったときに友人の奥さんが料理してくれた。ジャガイモとこの白人参を千切りにして、軽く炒め煮にするだけのシンプルな料理だが、甘い味がジャガイモにうつっておいしかった。

日本にはない珍しい味なのでストックフォルムのローゼンダールの種屋さんでオーガニックの種を購入。

スウェーデンではとても身近な野菜らしく、ラーナリムのメンバーにもこの料理のことを話したらすぐにこの野菜の名前が出てきた。お袋の味なのかな。

動物の食べ残しを

2006-09-11 18:34:41 | 自然農
秋の実りを期待して自然農の畑「鶯の谷」へ行ってきた。
3週間前に緑色だったトマトや少しふくらんだ大豆もきっとちょうどいい具合だろうと思っていたが、はずれ。トマトは何者かに食われた跡が。大豆は虫たちの餌になっていた... 草を取ったのが失敗だったのかも。

元気に育っているのは里芋と牛蒡くらい。蒸し暑さが好きな野菜が生き延びている。たくさん雨が降り、日照時間が短くなるとトマトやナスは駄目みたいだ。

山の中の畑は野生の動物たちの格好の餌場なのだろう。
猪、猿、鹿、野うさぎ、最近はハクビシンまで出てくるらしい。
隣の人の南瓜は先週まで7つあったのに、残っていたのは3つ。どーぶつの食べ残した南瓜を昼、人間が食べた。

今日の収穫:取り残しのジャガイモ3つと韮少々。韮は生でもかじってみたがとても甘い。

今日の種蒔き:こぶ高菜、ちぢみ菜、青丸紅芯大根、みやま子かぶ


写真:手乗りトンボ

またもや、雑草の海

2006-08-21 10:44:59 | 自然農
7/1の川口由一先生の自然農の講義の日が畑に行った最後なので、1ヶ月半もほおっておいたことになる。
休日に何度も行く計画は立ててあったのだが、どしゃぶりの雨に負けたり、暑さにめげたりでご無沙汰。意志の弱い私は、畑まで片道2時間かかるというのはちょっとしたハイキングに行くくらいの気持ちがないと行けない。この土曜日、一緒に畑をやっている友人がクルマを出してくれ、ようやく行くことができた。

夏の暑さや天敵の鹿にきっとやられているだろうなとあまり期待をせずに行った畑は予想したとおり、雑草の海に。夏草は勢いがよく、腰の高さまで茂っている。波間に生き残った牛蒡と里芋の葉っぱがかすかに見えるくらい。

やっぱりだめかと思ったのもつかの間、雑草化したトマト発見!しかも、緑色の実が付き始めている。落花生も40cmくらいの高さまで成長。これは太陽の光を求めた結果か。こんなにひょろひょろの落花生は見たことがない。
スウェーデンから種を買ってきて播いた白い人参らしきものも数本だけ生き残っている。6本植えた大豆は2本のみ生存。どれもかなり虫に食われ、葉っぱもないが、豆は付いている。苗で植えた3本のピーマンも1本だけ残り、白い花をつけている。

太陽の光が当たるように野菜の周りの草を刈り、支柱を立て、緑肥として刈った草を苗の近くに敷き詰める。

雑草が被っていた土はしっとりとして、豊かだった。太陽光線をさえぎり思うように光合成ができないとか風通しが悪くなり虫が付きやすくなるという点ではマイナスだが、遠い山の畑でまったく水やりもできないのに、土がからからになっていないのは雑草の根っこが保水してくれていたからに違いないと思う。有難いことだ。

雑草との混生で生き残れない個体は淘汰されたのだろう。
しかし、この環境の中で生き延びることのできたものは、うちのベランダで過保護に育てているものよりも何倍も力強く育っている。味の濃い野菜が収穫できそう。

いちばん元気なものを選んで、種取をしようと思う。

収穫

2006-08-16 23:15:53 | 自然農
土曜、日曜と実家に帰り、夏野菜の収穫。

両親が堆肥をたくさんやったところと、私が草の中に播いた野菜のできばえは予想通り、かなり違う。しかし、大豆や小豆や南瓜は厳しい環境の中でもスクスクと成長。

6月に種を播いた大豆も豆がふくらみ収穫期。一粒の種からよくここまで育ったなと、まるで親のような気持ちになる。大きく育ったところを選んで、はさみで丁寧に収穫。一粒たりとも無駄にしたくない気持ち。種蒔きを2回に分けて行ったので、9月中旬くらいまで枝豆が楽しめそう。

「飽きるほど茗荷が食べたい」と友人からリクエストをもらった。茗荷って育つと1mくらいになる、茗荷の藪に入り、茗荷探しをするのは結構苦行なのである。蚊取り線香を腰からぶら下げているくらいではやぶ蚊の襲撃はかわせない... 私は5分でギブアップ。
見かねた母が変わりに茗荷を取り、丁寧に水洗いしてくれた。


写真はこの日の収穫の一部。
このうち種から育てたのは大豆、きゅうり、ズッキーニ、オクラ。

大豆成長記 その2

2006-07-18 21:21:37 | 自然農
6月5日に種蒔きをした大豆、雨の恵みをいただいて、一ヶ月と少しでこんなに大きくなりました。

芽を出して2週間経った苗を父が畑に植えてくれてました。
何種類も播いて印をつけておいたのですが、どの大豆がどの種類なのかわからなくなってしまってました。
種類によって花の色も白、紫と違いますし、枝振りや豆のつき方も違います。
畑がもっと近かったら、毎日見られるのになと思います。

自然農で育てるから、ほーっておいてと何度も両親に頼んでおいたのですが「草にまけて大きくならないから」と草を取り、堆肥をたくさん与えられ、元気に大きく育っていました。

「収穫は少し、育つのもゆっくり、でも味の濃い大豆に育てたい」という私のお願いは、どうやらまったく無視されてしまった様子。
説明してもたわ言をいうな、と相手にされない。

そこで思いついたのが、「量で勝負」という方法。たくさん播けば、すべてに手をかけることができなくなる!手元にもう一種類、晩生の大豆の種があるので、7月中にたくさん播いておこうと思います。

両親の世代よりも上の人たちって、草を生えたままにするということに罪悪感を持っている人が多いようだ。

雑草を取ったところは砂漠のようにカラカラに、雑草のあるところを刈ると下にはふわふわの土が。その違いは歴然。雑草の根が土を育ててくれているというのは見ればわかることなんだが、「他人に見られるとみっともないし」という。
あ~、理屈を言っても伝わらない、深い溝が...

自然農の田植え

2006-07-03 10:11:12 | 自然農
7/1に自然農の田植えを体験してきました。

川口由一先生が講師としていらっしゃり、田植えの作業を一緒に行うことを通して、自然農の基本的な考え方を教えてくださいました。

参加者の約半数は東京賢治の学校の子供たち。子供たちの親、自然農に興味を持っている一般の参加者としめて190人が田んぼに集合。予想をかなり上回る人数にびっくり。

行った作業の流れを時系列で書いてみます。

①草刈
田にびっしりと生えた夏草を刈り取る。根っこは残し、地面すれすれのところで刈る。水蕎麦だけは生命力が強く、稲が負けてしまうので、根こそぎとる。

普通の田植えは何度か手伝ったことがありましたが、草刈から始まる田植えというのは初めて。雑草は土を耕し、よい状態にするそうで、使わないときは生えるに任せておいたほうがいいんだそうです。

②稲の苗床の説明
苗床にはうるち米、赤米、黒米の3種類の苗が20cmくらいに育っていました。
種籾を水につけ、上に浮いてきたものはのぞいて種蒔きしたもの。薄い食塩につけて行う場合もあるそうですが、ここでは水で。

③稲の見分け
草と稲の見分け方を習う
雑草と稲は形もやわらかさも違うので一目瞭然だが、ひえと苗はかなり似ていました。

④苗床から鍬で稲を取り分ける
根っこからざくっと切ってしまわないかと思って見てましたが、賢治の学校の中学生くらいの男の子たちは大人よりも上手でした。

⑤田にしるし付け
植える間隔(25センチ幅、40センチの間隔)を守るため紐をはっていく。
紐には25cm間隔で赤い印がついているが、状態のよい田では30cm、40cmと間隔をもっとあけてもいいんだそう。稲がそれだけ大きく成長できるからか。

⑥植え付け
のこぎり鎌の先を使って、穴を掘り、そこに1本ずつ稲を植えていく。植え込むというよりも置いていく、という感じで。それから軽く土を寄せる。強く抑えすぎると根が傷むので、「あまり、気持ちをこめない様に」と注意を受けている人も。

⑦雑草を寄せる
植えた稲に刈り取った雑草を寄せる。

水の入っていなかった田に水をはるという大切な作業もこのあと行われたようですが、時間切れで立ち会えず。


夏の草取りのこと、田に水をはって置く期間についての説明も少しあったようですが、余りにも参加人数が多く、野外での講義だったので十分には聞き取れず残念。
今度の「畑の学校」の定例会で先輩たちに伺ってみようと思います。

★今日の収穫
川口先生の道具の使い方を見られたこと。所作に無駄がなく、手の運びがなめらかで美しいのです。先生の土や虫、雑草や稲に対する気持ちが所作に現れているように思いました。これはいくら著書を読んでもわからないこと。一度だけでも出席してよかったお思います。

そういえば水蕎麦のことを「この子」と呼んでました...

ズッキーニの花が

2006-06-15 07:14:42 | 自然農
ベランダで育てているズッキーニが今朝、初めて、開花。

一輪、咲いただけでベランダがぱっと明るくなりました。

野口種苗店から買ってきた種を播いたのが5月3日。
2週間前に野菜用の大きくて深いプランターに植え替えたとたんに、一雨ごとに成長。

蜂の姿を見ないので、人工受粉してあげたようが良さそう、と思いましたが、ズッキーニにはどうやら雄花と雌花があるようです。よく観察してみると咲いた花のついている茎は細いのですが、まだつぼみのものの中のいくつかには太い茎のように見える雌花が。
一日で花はしぼんでしまいますから、雌花の咲いた日に一緒に咲かないとだめな運命のようです。