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音楽を聴く仲間の会

スウェディッシュ・トラッドや世界の民族音楽の制作を行う「音楽を聴く仲間の会」のブログ。自然農や料理の話題も。

ミート・ザ・バンド@質問

2007-10-25 23:55:40 | フリーフォート
東京公演のコンサートの前に行われるミート・ザ・バンドの質問を何人かの方からいただきました。


いただいた質問のご紹介...



スウェーデン・トラッドのリズムの解説を、実演つきでやっていただけると嬉しいな、と思います。例えば、同じ三拍子系の舞曲でも、PolskaとValsとHamboは
アクセントやノリが、こんな具合に違う、などといったことを。

  ★少なくともpolskaはやっていただけるようプッシュします。



各人、弾くのが一番好きな曲はどれか?
が知りたいです。

  ★ご自身はフリーフォートの曲で弾くのがいちばんお好きな曲は?
   これ、きっと聞き返されると思いますよ。


スウェーデンの民俗音楽が、こういう方向に向かっていってほしいなぁっていう夢とか、希望とか、実情とか。

「伝統」の最先端にいる人が、自国の「伝統」をどう捉えているのか、聞いてみたいです。

  ★これ、特にペールに答えてほしい質問です。


まだまだご質問はお受けしています。
メールでご連絡くださいね。
frifot2007★yahoo.co.jp
★を@に変えて送信してください。

クゥーラ(牛飼い唱法)の映像

2007-10-24 12:45:34 | フリーフォート
フリーフォートLena Willemark(レーナ・ヴィッレマルク)のクゥーラをアップしました。


クゥーラにも様々な種類があるそうですが、この日のパフォーマンスは「遠くに行った羊を呼び集めるクゥーラ」

何キロも先の動物に届く声なので、当然、ホールでもマイクなんか不要。


小さなころから村の大人たちの伝統の中で育ったレーナ。夏の放牧地で、11歳くらいからこの唱法を習い、14歳になったころからは世話を任されて行っていたんだそうです。ちなみにこの唱法は女性だけのものです。

森に響きわたるクゥーラ、いつか現地で聴いてみたい。

 
神戸ジーベックホール
 コンサートの前に行われたミート・ザ・バンドの一コマ

ミート・ザ・バンド@東京2007

2007-10-22 19:19:52 | フリーフォート
今日はミート・ザ・バンドの司会と通訳をしてくれるHaLo(ayako)さんと打ち合わせしてきました。

HaLoさんはフィンランドのマリア・カレニエミティモ・アラコティラ、スウェーデンのヨハン・ヘディンとも交友があり、レコーディングも一緒にしている歌手です。通訳をお願いしたところ「私の勉強にもなるからいいですよ」と快く引き受けてくださいました。

2人でビデオを見て予習。

2年前の神戸でもミート・ザ・バンドは行われましたが、そのときは通訳はほぼなし。今、そのビデオを見てみると、言葉が分からなくても伝わるところの多い会ではありますが、ポルスカ(スウェーデンの舞曲)の説明やメンバーの経歴、どうして今の自分があるか、みたいなところ難しい。

通訳を入れると、しゃべりの部分は倍くらいの時間がかかってしまいます。
でも、演奏の時間は削りたくない。
ミート・ザ・バンドの時間の枠は1時間。

策として、質疑応答の時間をコンパクトにする形でやってみようということになりました。

しかしながら、みなさんからの質問に答えてもらうという双方向の部分も残したいので、事前に質問をいただいておこうと思います。

今の時点で質問のある方はメールをください。
ミート・ザ・バンドの前までにメンバーにメモを渡し、答える質問を選んでもらおうと思います。

もし、時間が押してしまって、お答えできなかった場合は、このブログに後日、回答を載せるか、個人的にメールで出来る限りお答えする形で対応したいと思います。

音楽を聴く仲間の会へのメールはこちら 
frifot★yahoo.co.jo
★を@に変えてご送信ください。

mixiのfrifotコミュニティにも「ミート・ザ・バンドで訊きたいこと」というスレッドを立ててあります。こちらにもどうぞ。

締め切りは11月6日までにしたいと思います。
ではでは、よろしくお願いします。

ミート・ザ・バンド@神戸2005

2007-10-21 19:31:05 | フリーフォート
今回のフリーフォート来日公演の中で唯一ミート・ザ・バンドを行うのが東京公演。今回、どんな流れにしようか今、検討しているところです。

今回はHaLoさんが通訳と進行をしてくださいます。

まずは、フリーフォート専属カメラマンのYO-RIさんが撮影した2005年の神戸ジーベック・ホールのミート・ザ・バンドを見てお勉強。

前回は通訳なし。
時折、会話のキーになる単語をマネージャーのエヴァさんが伝えてくれる程度でした。
「クゥーラ(牛追いの金切り声)、ブルーノート(微分音)、カポ(マンドゥーラの)」くらいの単語を通訳。

前半はメンバーの自己紹介の中に楽器紹介を織り込み説明&演奏。

そして、後半は伝統音楽の特徴の話。といっても時間が限られているので、スウェーデンの伝統音楽でよく「polska(ポルスカ)」の説明をライヴ演奏を中心に進めました。

スウェーデンでは王様の軍隊だけがパーカッションを使うことを許されていたので、音楽では使えず、リズムやうねりを表現するためにフィドラーは様々な奏法を開発したんだそう。本当かな?


メンバー3人のそれぞれが個性的ですばらしいのですが、中でもアレ・メッレルのコミュニケーション力とサービス精神に脱帽。

このおじさん、ちょっと動くだけで、何とも愉快なのです。
その上、表情、ゼスチュア、そして絶妙な間と突っ込みで、アレは伝えてしまいます。
数分のデモ演奏にも入り込むアレ・メッレル。

スウェーデンに移民したミュージシャンたちと結成したアレ・メッレル・バンドで日々鍛えられているのか、天性のものか。

間違いなく後者だと思います。

クラン・コラでFrifotの音源紹介

2007-10-17 23:30:25 | フリーフォート
クラン・コラ(アイルランド音楽の森)のおおしまゆたかさんがフリーフォートのライヴ音源の紹介をしてくださってます。

品川教会グローリアチャペルの高い天井に響きわたり、音の霧がさ~っと降ってくるあの体験は不思議でした。今でもそのときのフリーフォートの3声のコーラスを思い浮かべるだけで、じわっと涙が...

私だけかなと思ったけれど、終演後、客席を見てびっくり。ハンカチを出して涙を拭いていた人があんなに多くいらっしゃった公演はあとにも先にもありません。

でも、そんなシーンだけじゃないのです。
アレが2本のハーモニカとマンドゥーラを天才的に操る図、レーナとペールのノリノリ・フィドル・チューンは圧巻です。もちろんレーナのヴォーカルも。

北欧トラッドが好きな方だけでなく、ジャンルにこだわらず音楽が好きな方にぜひ、ライヴを味わっていただきたいアーティストたちです。
一度、お試しあれ!

FRIFOT:10/2ウプサラ

2007-10-08 23:34:26 | フリーフォート
フリーフォートのマネージャー@Evaさんから最新の写真とメッセージが届きました。

10月2日のウプサラから始まったオータム・ツアーは10の公演のすべてが完売したそうです。スウェーデンでのFRIFOTの圧倒的な人気がわかります。

そして、今朝のスウェーデン・テレビの4チャンネルでもFRIFOTのライヴ演奏が放映されました。


■写真は10月2日の新譜「フリート」のリリース・コンサートの一こまから。
この日はインドの有名なタブラ奏者Suranyana Goshさんが特別ゲストとして、いらっしゃり、2曲共演。

FRIFOTのオリジナル曲でしょうか。
レーナのまなざしが印象的です。

フリート~揺蕩(たゆと)う/フリーフォート

2007-10-05 13:15:48 | フリーフォート
フリーフォートの5作目“Flyt”の日本版発売日が11月4日になりました。
ジャケットデザインもスウェーデン版と同じ透き通ったグリーン。

フリート~揺蕩う/フリーフォート
Flyt/Frifot
Norrsken NOR-6001

ノルディックノーツの「フリーフォート通信3」にアレ・メッレルからのメッセージが掲載されています。

情報提供:ノルディック・ノーツ

ミート・ザ・バンド/フリーフォート@東京公演

2007-10-04 00:15:16 | フリーフォート
FRIFOT Japan Tour@東京公演でコンサートの前に行われるミート・ザ・バンドについて何件かのお問い合わせをいただきました。

メンバーとの細かい打ち合わせはこれからですが、現在のところ、以下のような内容を考えています。

●ミート・ザ・バンドの内容について

・メンバーの自己紹介と自己紹介演奏
・今回持参した楽器の紹介、特にアレ・メッレルはいろいろな楽器の説明をしてくれることになると思います。
・スウェーデンのトラッドの説明とライヴ演奏
・時間が許せば質疑応答

●使用言語について
メンバーは大変分かりやすい英語で話してくれますが、メンバーの経歴の話や音楽的な説明の部分は聞き取るのが難しいだろうと判断し、通訳をつけることになりました。

通訳は昨年のヨハンヘディン(ニッケルハルパ)ワークショップとコンサートでも担当してくださったHaLoさんに今回もお願いします。

“Vind ” メッレル、ケッルマン、リングダール

2007-09-30 10:17:15 | フリーフォート
フリーフォート名義で今までに出されているアルバムは4枚。
結成して20年という年数にしては、決して多い数ではありません。

そのかわり、メンバーのリーダー作品や参加作品は数多くあります。
来日に向けて、私が持っているアルバムで今でも入手可能なものを中心に少しずつ紹介していきたいと思います。

Vind / Möller, Kallman, Ringdahl
xource xoucd106 1994年

アレのトランペットやフリューゲルの演奏が聴けるアルバム。
スウェーデンでトラッドといえばフィドルやニッケルハルパが思い浮かびますが、このアルバムは3管のみで弦楽器は一切入っていません。

収録されている曲の素材はフィドル奏者Hans W .Brimi(1917)Norway,Röjås Jonas(1921-89)Swedenが弾いていたポルスカやヴァルス。


■メンバー
 アレ・メッレル:トランペット、フリューゲル・ホーン、柳笛、ハーモニカ、口琴、ショーム
 ステン・ケッルマン:バリトン・サックス、ソプラノ・サックス、フルート
 トーマス・リングダール:ソプラノ・サックス、フルート

※フルートというのはいわゆるモダン・フルートではなく、木製の横笛やリコーダーのことだと思います。種類についてはスウェーデン語だったため、解読不可能でした。

ここで一曲ですが試聴できます。