遠距離ボーイズラブ ><

アメリカ・日本の遠距離恋愛、マイペースな彼『クリス』と、超ネガティブな『自分』に起こったこと。

ブロック、大切な思い出を失った日

2015年12月11日 22時00分00秒 | 日記(ネガティブ)
前日の夜、クリスと電話する約束をしてたが、
タイミングが合わず、電話はできなかった。
そして、夜(アメリカ時間:朝)、
クリスにメッセを送った。


 僕 :クリス、パリ行きの飛行機に乗る前に話したいよ。


数十分後、メッセは既読になっていたが、
クリスからメッセは来ていなかった。
そして、もう1回、メッセを送った。


 僕 :今、話せる?

クリス:眠い


そして、クリスのゲイ出会いアプリを覗くと、
クリスはオンラインしていたのでした。
そして、僕はクリスにメッセを送った。


 僕 :アプリ見るのに忙しいね。

クリス:じゃあブロックする

 僕 :ごめん
    クリス、飛行機に乗る前に話せる?

クリス:いいよ

 僕 :今日は何時の飛行機に乗るの?

クリス:15時

 僕 :クリス、今話せない?

クリス:あとで

 僕 :日本時間の夜中で寝てるよ。
    寂しいから今、話したいよ。


すると、クリスから電話がかかってきた。


 僕 :もしもし

クリス:もしもし

 僕 :ごめんね
    昨夜(日本時間:昼)、話す約束してたけど話せなかったし、
    クリスと1週間話してないから寂しかったよ。
    それに、この前はクリスがメキシコにいる時で、
    電波が悪くてあまりちゃんと話せなかったし。

クリス:エイチ、アプリ、ブロックした。

 僕 :え?僕たちが出会った『ゲイ出会いアプリ』?

クリス:うん

 僕 :ひどい・・・

クリス:エイチはいろいろ偵察してて、ストーカーみたいだし、
    プライベートな領域に踏み込んできて嫌だよ。

 僕 :だって、現実、クリスはゲイの人と会ってたじゃん。

クリス:うん、でも彼は普通の友達。
    エイチだって、俺が『ゲイ出会いアプリ』のプロフィールを見て、
    あの人誰?っていちいち聞かれるの、嫌でしょ?
    それに、知らない方が、悪いことも考えないから、
    不安にならなくて、ハッピーじゃん。

 僕 :じゃあ、僕が他の人と会ってても、
    クリスにバレなければOKなの?

クリス:そういう風に言うエイチは怪しい

 僕 :だって、クリスは僕のこと、
    監視しなくても大丈夫なんでしょ?

クリス:俺はエイチのこと、信じてるから。

 僕 :僕はクリスのこと、信じきれてないよ・・・
    ゴメン。

クリス:ううん

 僕 :だってクリス、全然、返信返してくれないのに、
    『ゲイ出会いアプリ』はチェックしてるし・・・。

クリス:俺はFacebookをチェックして、
    エイチからのメッセをチェックして、
    『ゲイ出会いサイト』のメッセをチェックした。

 僕 :でもクリス、『ゲイ出会いアプリ』は頻繁にチェックしてるのに、
    僕のメッセは全然、読んでくれないこと、よくあるじゃん。
    クリスは僕のこと、避けてるでしょ。

クリス:ううん、避けてない。でも、エイチにメッセを送ったら、
    チャットが始まって、
    メッセをしばらく送らなきゃいけなくなるから、
    時間がないときは、エイチのメッセを見ないようにしてる。
    いつも、それを考えてる。

 僕 :そっか。でも、僕たちが出会ったアプリ、
    ブロックしちゃったんだね。クリス、ひどいよ。

クリス:ゴメン、ブロックを解除しようと思ってもできないよ。

 僕 :そうだよ、このアプリはブロックしたら、最後だよ。
    クリスと出会ったときのチャット、時々、見てたのに、
    それも消えちゃったよ。

クリス:でも、チャットの履歴は3カ月しか残らないんじゃないの?

 僕 :僕のは初めてクリスと出会ったときのやり取り、見れてたよ。
    クリスがブロックしちゃったから、見れなくなっちゃったけど。
    僕の大切なメッセが消えちゃった。

クリス:でも、出会ってからすぐにLINEでやり取り始めたから、
    データのほとんどは残ってるよ。

 僕 :でも、出会ったときのチャットは消えちゃった。
    消えちゃったもんは仕方ないけど・・・。
    クリス、これからパリに行くんだね。
    本当はゲイの友達と会うんじゃないの?

クリス:違う。

 僕 :まぁ、別にいいけど。
    クリス、パリでは何するの?

クリス:友達と観光する。

 僕 :そっか。
    クリスは友達に会いにフランスには行くのに、
    僕とディズニーランドを行くための時間は作ってくれないんだね。

クリス:日本に帰ってくるとき、少しでも長く大阪にいたいから。

 僕 :前、2月に成田で会ったとき、
    クリスは僕に会いに来るためだけに、日本に戻ってきてくれたね。
    でも、もう、僕だけの為には戻ってきてくれないんだね。
    クリス、今度、大阪に戻って来るね、
    まだ会えるかどうかは分からないだろうけど

クリス:ううん、会える。でも、月末はダメ。
    お祭りでボランティアすることになってる。
    1年前からの約束。

 僕 :29日の夜から30日は絶対に空けておいてよ。

クリス:うん

 僕 :クリス、もしよかったら、29日か30日、
    日中もホテルでゆっくりクリスと過ごしたいよ。
    4カ月会ってないから、
    クリスとずっといっしょに過ごしたいよ。

クリス:考えておく。

 僕 :一緒に入管に行ってもいいし。

クリス:入管は面倒くさいから行かない。
    エイチ、眠たいから寝る。
    じゃあね、大好きだよ、ちゅ(適当な感じで・・)

 僕 :クリス、パリからメッセとか写真、送ってね。

クリス:写真撮らない

 僕 :じゃなくて、撮って。

クリス:寝る。じゃあね大好きだよちゅ。


こうして電話は終わった。
1時間後、僕はクリスに伝え忘れたことがあったから、メッセをした。


 僕 :クリス、パリに行くとき、ペアネックレスを
    僕と一緒に行く代わりに、付けていってくれると嬉しいよ。
    あと、パリからテレパシー送ってね。

クリス:もちろん


こうしてチャットは終わった。


僕は、クリスがすぐに返信してくれなきゃ不満になる・・・
別にチャットできないときにムリに返信してなんて言ってないのに・・・
クリスはいつもチャットをしてる途中、
中途半端なタイミングで急にやり取りが途切れるのでした。
チャット中、いきなり返信が返って来なければ、
普通の人は相手に何かあったのかな?とか、
何か悪いこと言っちゃったかな?とか
気になるのは当然だと思うのですが、
クリスには、そんな普通の考えが伝わる訳はなかった。
クリスと僕、考え方の違いで衝突することが多いのでした。

また、思い出の僕とクリスが出会ったアプリでブロックされ、
クリスとの出会いという大事な思い出の証は消えてしまったのでした。
クリスはためらうことなく僕をブロック、
クリスにとって僕は簡単にブロックできるような、
どうでもいい存在なんだろうなぁ・・・。