BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

Do a Good Turn Daily vol.19

2005年11月25日 | コラム:日日の善行

スカウトは感謝の心をもつ…っていますか?
スカウトは、信仰をあつくし、自然と社会の恵みに感謝します。お礼の心で、自然をいつくしみ、社会に奉仕します。



 自然に対し謙虚であり、また自然を大切にする心を忘れていませんか?

 『独断的な無心論者をなおす解毒剤のひとつは、敬虔の念を伴った謙虚さである―これを教えるのも、学ぶのも、難しいことだ。これが大自然との接触によってどのようにして身につけられるか1つか2つのを例で述べよう。
 
 テンプル・サーストンはその著作のひとつで、彼が美しい景色を眺めてその壮麗さに驚き、次のようにその感想を書いた。「もし都会に住んでいる人を突然その灰色の環境から連れ出して、この驚異に満ちた景色の中におろしたら、彼はなんというだろうか?」
 おそらく、彼は非常に驚いて、かなり悪いことばを口にするであろう。そのわけは、まともなことばでは到底その感動をうまくいいあらわせないからだ。
 
 船乗りは大自然と親しく交わる仕事の結果として、宗教心の深い人がしばしばある。彼がその船の責任ある地位に起用された時、特にそうである。彼の船が緑灰色の山のような大波の恐怖の海を乗り越える時―みずれと、しぶきの大風の中を―彼はその進路をさえぎる大自然の威厳とその驚くべき威力を知るからである。
彼が独り船橋に立って自分に委任されている人命の安全を図るよう指図している時、彼はより崇高な力にふれあい、この力にたよるほかないとしばしば身近に感じるのである。
 
 このふれあいというものは主として自分より偉大な力を知って、それに謙虚であるべきことを教える。彼はこの力に自分をまかせ、神の協力を信頼して働くのである。』
(Rovering To Success「謙虚と敬虔」から)


 古くから日本では、この世のすべてのものには神が内在していると信じられてきました。山の神、海の神、家の神、歳神…おいしく食事ができることも、日々健康で生きていられることも、これら八百万の神々のおかげであると、天地に対して感謝の気持ちで接してきました。


 『けれども、どうやって大自然の驚異に出あい、その教訓を理解したら言いのでしょうか?」と君たちは言うだろう。
 よろしい。そんなことは君たちの国でもじゅうぶんできる。町はずれ野に出て行き、森林や牧場に入ればできるのである。…神の作れる大地の中に出る。…大地と地上と海上の栄光を吸いこみ、森や野の色を見たり、花やまぐさの香りを嗅いだり、小川と鳥と風のささやきを聴き、動物とその生態を知り、君がそれらの者どもと仲間であることを感じ、そして大自然が意図したこの一大計画の中における一役として「自分を発見する」ことができるまでこの道を行くのである。』
(Rovering To Success「ハイキング」から)


 キャンプやハイキングで、風の音や虫の声に耳を傾けたり、すがすがしい朝の空気や夜空の美しさに感動したりしていますか。
 風の音、虫の声に耳を傾けて、自然の変化にも気づき、自然への関心を高めたいものです。
 それがスカウトの『観察』ということです。
 好奇心を失った瞬間、そのスカウトは死んだも同然です。





□ 勤労感謝の日
 11月23日勤労感謝の日は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で定められました。
 同時にこの日は、新嘗祭(にいなめさい)です。
 新嘗祭は、古くからの国家の重要な行事であり、「瑞穂の国」の祭祀を司る最高責任者である大王(おおきみ,天皇)が国民を代表して、農作物の恵みに感謝する式典でした。「新嘗」とはその年収穫された新しい穀物のことをいいます。

 勤労感謝の日・新嘗祭
http://www.ffortune.net/calen/maturi/11/niiname.htm