スカウトの君が、ロープを買ったらまずしておくこと…
(1)ロープを買ったら、まずは端がほつれるのを防ぐためにからみ止めをします。
<からみ止め>
糸の長いほう(B)をロープの端から1cmのところまでぐるぐる巻く。きれいに並べて固く巻く。(B)を輪に通して(A)を引いてしめる-引き抜いてはとけてしまう。これで(B)が巻いた糸の下に入る。(半分くらいまで入れるのがよいだろう)。余った糸をきれいに切る。
(2)スカウトのロープにメジャーをうつ。
スカウトのロープは6mです。これに50cmごとに黒、1mごとに赤で印をつけます。(最後の50cmは10cmごとに黒で印をつけておくのもよいでしょう。)こうすれば、巻尺がなくてもおおよその長さを測ることができます。
需品部で販売しているスカウト用ロープは必ずしも6mではないようです。また、人命救助等に使うには強度がありません。
危険箇所の通行補助具や人命救助用に用意しておくのであれば、同じ太さ以上の登山用のロープを購入する必要があります。
普段の練習用や携帯するなら細引き(テントの張り綱の太さ)とよばれる細いひもで十分です。
化学繊維のロープの場合、端を火であぶるなどし、からみ止めの代わりとします。
メジャーを打っておけば、さらにこんなことも…
古代エジプト文明の象徴である「ピラミッド」。このピラミッドの土台は正確な「正方形」となっています。どうやって古代エジプト人は「直角」を作り、正確な正方形を作ることができたのでしょうか?……その秘密は、今君が持っている12等分する目印のついたロープにあります。このロープを使えば、定規もコンパスも使わずに、正方形や正三角形を作り出せるのです。
まずは、ひよこ隊員、正三角形を作ってみなさい。
これは簡単!ロープの目盛りは12個あるから、4ずつのところを固定して、ロープをピンと張ればできますよ。
ほら、同じように2等辺三角形だって簡単に作れますよ!
次は、正方形を作ってみよう。
、正方形は4辺が同じ長さだから、1辺を3ずつにすればいいんですよね…
いや、それだけでは正方形にはならないぞ。ほら、ひよこ隊員のは菱形だな…
ん…。角度を直角にしなければならないんだぁ。でも、どうすれば直角ができるのかなぁ
<直角の作り方の一例>
各辺の長さが3,4,5となるように結び目を持って引っ張れば直角は簡単にできます。
三平方の定理(ピタゴラスの定理)を知っている人なら、計算して確かめてみてください。3×3+4×4=5×5、定理のとおりです。
そっかぁ…だったら正方形はこうして…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
このほかにも特殊な直角三角形(文房具セットに入っているあの二つの三角形だ。)の三辺の比は覚えておくといいぞ!!
60°、30°、90°の直角三角形 短いほうから 1:2:√3(1.732)
45°、45°、90°の二等辺直角三角形 1:1:√2(1.414)
正六角形にも挑戦してごらん。
難しいなぁ…今までの知識を使って…こうして…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
今度は、円も作ってみよう。
それは無理ですよぉ
このひもで円をつくらなくっても、地面に書くという方法もあるじゃないか。
ロープをコンパスみたいに使えばいいのかぁ…簡単!簡単!
それなら、楕円を作るにはどうしたらいいかわかるかい。
えぇ!!…難しいなぁ…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
岐阜東中学・高等学校亀井喜久男先生の「図形の授業」を参考にしました。今回はあえて参照ホームページは掲出しません。解答は、班集会でみんなで考えて見ましょう。
図形が作れるようになったら、その図形の性質を知っておこう。これでいろいろと応用が利くよ。
http://www3.plala.or.jp/yat/index11.htm 小学生向け
http://www3.plala.or.jp/yat/index0.htm 中学生向け
12という数字は、暦や時計、星座、干支など古くから世界中で人々の暮らしと深く結びついています。12という数字には「不思議なパワー」が秘められていそうですね。
(1)ロープを買ったら、まずは端がほつれるのを防ぐためにからみ止めをします。
<からみ止め>
糸の長いほう(B)をロープの端から1cmのところまでぐるぐる巻く。きれいに並べて固く巻く。(B)を輪に通して(A)を引いてしめる-引き抜いてはとけてしまう。これで(B)が巻いた糸の下に入る。(半分くらいまで入れるのがよいだろう)。余った糸をきれいに切る。
(2)スカウトのロープにメジャーをうつ。
スカウトのロープは6mです。これに50cmごとに黒、1mごとに赤で印をつけます。(最後の50cmは10cmごとに黒で印をつけておくのもよいでしょう。)こうすれば、巻尺がなくてもおおよその長さを測ることができます。
需品部で販売しているスカウト用ロープは必ずしも6mではないようです。また、人命救助等に使うには強度がありません。
危険箇所の通行補助具や人命救助用に用意しておくのであれば、同じ太さ以上の登山用のロープを購入する必要があります。
普段の練習用や携帯するなら細引き(テントの張り綱の太さ)とよばれる細いひもで十分です。
化学繊維のロープの場合、端を火であぶるなどし、からみ止めの代わりとします。
メジャーを打っておけば、さらにこんなことも…
古代エジプト文明の象徴である「ピラミッド」。このピラミッドの土台は正確な「正方形」となっています。どうやって古代エジプト人は「直角」を作り、正確な正方形を作ることができたのでしょうか?……その秘密は、今君が持っている12等分する目印のついたロープにあります。このロープを使えば、定規もコンパスも使わずに、正方形や正三角形を作り出せるのです。
まずは、ひよこ隊員、正三角形を作ってみなさい。
これは簡単!ロープの目盛りは12個あるから、4ずつのところを固定して、ロープをピンと張ればできますよ。
ほら、同じように2等辺三角形だって簡単に作れますよ!
次は、正方形を作ってみよう。
、正方形は4辺が同じ長さだから、1辺を3ずつにすればいいんですよね…
いや、それだけでは正方形にはならないぞ。ほら、ひよこ隊員のは菱形だな…
ん…。角度を直角にしなければならないんだぁ。でも、どうすれば直角ができるのかなぁ
<直角の作り方の一例>
各辺の長さが3,4,5となるように結び目を持って引っ張れば直角は簡単にできます。
三平方の定理(ピタゴラスの定理)を知っている人なら、計算して確かめてみてください。3×3+4×4=5×5、定理のとおりです。
そっかぁ…だったら正方形はこうして…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
このほかにも特殊な直角三角形(文房具セットに入っているあの二つの三角形だ。)の三辺の比は覚えておくといいぞ!!
60°、30°、90°の直角三角形 短いほうから 1:2:√3(1.732)
45°、45°、90°の二等辺直角三角形 1:1:√2(1.414)
正六角形にも挑戦してごらん。
難しいなぁ…今までの知識を使って…こうして…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
今度は、円も作ってみよう。
それは無理ですよぉ
このひもで円をつくらなくっても、地面に書くという方法もあるじゃないか。
ロープをコンパスみたいに使えばいいのかぁ…簡単!簡単!
それなら、楕円を作るにはどうしたらいいかわかるかい。
えぇ!!…難しいなぁ…(ここからは君たちも班集会で考えてみよう!)
岐阜東中学・高等学校亀井喜久男先生の「図形の授業」を参考にしました。今回はあえて参照ホームページは掲出しません。解答は、班集会でみんなで考えて見ましょう。
図形が作れるようになったら、その図形の性質を知っておこう。これでいろいろと応用が利くよ。
http://www3.plala.or.jp/yat/index11.htm 小学生向け
http://www3.plala.or.jp/yat/index0.htm 中学生向け
12という数字は、暦や時計、星座、干支など古くから世界中で人々の暮らしと深く結びついています。12という数字には「不思議なパワー」が秘められていそうですね。