BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

Do a Good Turn Daily vol.32

2006年03月31日 | コラム:日日の善行

 3月のボーイ隊のプログラムのテーマは、「狼森に入る」でした。
 これは、宮沢賢治の童話からとったものです。

 同じく賢治の作品の中に「生徒諸君に寄せる」という詩があります。
 4月から新しいスタートを切る君たちに今日はこの詩を送ります。




生徒諸君
諸君はこのさつ爽たる
諸君の未来圏から吹いて来る
透明な清潔な風を感じないのか
それは一つの送られた光線であり
決せられた南の風である

諸君はこの時代に強いられ率いられて
奴隷のように忍従することを欲するか

今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならば
われらの祖先ないしはわれらに至るまで
すべての信仰や徳性は
ただ誤解から生じたとさえ見え
しかも科学はいまだに暗く
われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ

むしろ諸君よ
更にあらたな正しい時代をつくれ

諸君よ
紺色の地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するか
じつに諸君は此の地平線に於ける
あらゆる形の山岳でなければならぬ

宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言っているひまがあるか

新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ

新しい時代のコペルニクスよ
余りに重苦しい重力の法則から
この銀河系統を解き放て

衝動のようにさえ行なわれる
すべての農業労働を
冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
舞踊の範囲にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変えよ

新しい時代のダーウィンよ
更に東洋風静観のチャレンジャーに載って
銀河系空間の外にも至り
透明に深く正しい地史と
増訂された生物学をわれらに示せ

おおよそ統計に従わば
諸君のなかには少くとも千人の天才がなければならぬ
素質ある諸君はただにこれらを刻み出すべきである

潮や風......
あらゆる自然の力を用い尽すことから一足進んで
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

ああ諸君はいま
このさっ爽たる諸君の未来圏から吹いて来る

透明な風を感じないのか




 賢治の母校盛岡中学校(現・盛岡第一高等学校)には、この詩の詩碑が立っています。在学中賢治は、寮の仲間と交友を深め、付近の山々を歩き、多くの書物に親しみました。

 詩碑の写真は http://www.ihatov.cc/monument/055_.htm


 この詩は、1946年に「朝日評論」という雑誌に紹介されました。
 実は、現存する賢治の詩稿では、中身が断片のばらばら状態でしか残っていません。したがって、朝日評論掲載時に、詩稿の断片を誰かが詩として構成しなおしたものだろうといわれています。
 それでも、この詩の持つ爽快なメッセージは色あせるものではありませんよね。

 賢治の作品をもっと知りたいときは http://why.kenji.ne.jp/






4月のプログラム(VS)

2006年03月29日 | ベンチャー隊

ベンチャー隊平成18年4月プログラム

 12日(水)、19日(水)、26日(水) 隊会議 19:00~21:00 イオン千種ショッピングセンター内
※ 熊野古道トレイル第5回、最終回について
※ 春からのプロジェクトについて
※ スカウト年間登録費、育成会費納入願います。

 22日(土)-23日(日) 熊野古道トレイル第5回
※ コース 二木島~熊野市(二木島峠・逢神峠・波田須・大吹峠・松本峠)歩行距離約14km
※ 詳細は隊会議において決定される。
※ この会のみ参加も可能である。

 29日(水) 隊集会
※ 詳細は隊会議で発表される。
 

4月のプログラム(BS)

2006年03月29日 | ボーイ隊


ボーイ隊 平成18年4月プログラム

1 テーマ  オオカミ族の少年(クロニクル千古の闇)
2 活動分野 救急法
3 目標   最小限の応急手当を知る。
4 関連進歩 B5救護、G3近隣奉仕

 2日(日) 隊集会 9:30~15:00
※ 9:30に地下鉄東山公園駅スーパーナフコ前集合
※ 午前中は緑の羽根の募金を、午後は、東山動植物園内で自然観察のプログラムを予定しています。
※ 追加の持ち物:弁当

 8日(土) 特別隊集会 10:00~12:00 春岡小学校わんぱく広場
※ デンチーフとしてカブ隊の体験集会のお手伝いをします。
※ 育成会費納入日

 9日(日) 14NJ結隊式 8:30~15:00 田代小学校(体育館)
※ 14NJ参加者を対象としています。14NJの結隊式・説明会・第1回事前準備訓練です。
※ 9:00-12:00は、結隊式・説明会となりますので、スカウトの保護者の方も必ず参加してください。
※ 追加の持ち物:弁当
   
 15日(土) 特別隊集会 15:30~17:00 イオン千種ショッピングセンター
※ デンチーフとしてカブ隊の緑の羽根の募金のお手伝いをします。

 16日(日) 特別隊集会 10:30~15:00
※ 10:30に中区栄3丁目(矢場町交差点)中京銀行本店前に集合
※ 春姫道中の沿道警備、パレードプラカード持ちを担当します。
※ 追加の持ち物:弁当、雨具(今回は100円ショップにある薄手の透明なものがよい)

 23日(日) 隊集会 9:00~12:00 春岡コミュニティセンター
※ 野外救急法を学びます。
※ 追加の持ち物:三角巾2枚、救急用品(SHBp292を参考に個人救急用品を準備し当日持ってくる。)

 第2週、3週、4週の間で2回以上班集会を行います。
※ 日時、場所等詳細は、班長から指示があります。班長は、計画書・報告書を隊長に提出してください。
※ 今月の歌: そなえよつねに、懐かしの森へ
※ 活動分野: 4月から9月までの班員の進級と班の行事を検討します。

□ 服装・持ち物は、特に指示のない場合は、制服(バッチたすき)制帽・隊集会のいつもの持ち物です。






グループの力を生かす…(最終回)

2006年03月29日 | コラム:バッジに挑戦


バッチに挑戦 メンバーシップ(最終回)プロジェクト・アドベンチャー(PA)

(前回までのお話)
 いま一つまとまりにかけていたカエル班も、PAゲームを続けるうちにお互いが協力する意識が高まってきたようです。


1 イニシアティブ 課題を解決するゲーム

□ クモの巣 
 くもの巣のように張りめぐらされたロープのすき間を、ロープに触れないように注意しながら通り抜けていきます。みんなで、友達が通り抜けられるように支え合います。

 これは、巨大毒グモの巣です。みなさんは、このままこちら側にいると巨大毒グモに食べられてしまいますので、今から向こう側に、みんなで逃げます。逃げ道は、クモの巣の網の間を抜けていく以外にありません。
 ただ、クモの巣にさわると張り付いてとれなくなってしまいますから、絶対に触らないように通り抜けなくてはなりません。
 それと、一度だれかが通った穴はふさがれてしまい、二度と使えないそうです…

 どうしよう… 
 次長は力持ちだからまずこの穴で最初に向こうを潜り抜けて…
 はい!…班長できました。
 僕この穴から出いいですか?
 それは、最後の人が通るために取っておこう。君は僕らが持ち上げるから、この上の穴で…
 僕がこちら側で支えます。
 ようし!持ち上げるぞ!!
 せーの。みんな大丈夫!?


<くもの巣を行う場合の注意事項>
・ジャンプして飛び込むなど、危険な行為は禁止します。
・からだを持ち上げることも出てきます。
・トラスト・フォールなど体を支える活動を行った上でこの活動をおこないます。参加者がどのようにからだを扱うかに注意をし、雑に扱っていたり、危険を感じたりする時には活動を止め、安全に行う方法を確認する必要があります。支えられる人は、自分の触れて欲しくないところがあるときは、はっきりと伝えるようにさせます。
・穴よりも人数の方が多ければ、ひとつの穴に2人までなどアレンジします。
・触った場合は、その人だけ戻るのか、全員が戻るのか決めておきます。
・班対抗にして、だれかが指さした穴をその人がくぐらなくてはならないとするとより面白くなります。

 イニシアティブでは、安心感、信頼感を元に、お互い協力し課題を解決するゲームを行います。結果よりも過程、全員が課題解決に参加することを重視します。

 PA系ゲームの特徴
PA系のゲームは、グループ対抗のものがほとんどありません。
しかし、PA系ゲームでは、回数であるとか、時間であるとか、グループの目標を設定させます。他の人との競争では勝敗がつけばそれでおしまいとなりますが、自分の中に目標設定をするのであれば競争相手がいなくてもモチベーションが下がることがないからです。


<イニシアティブ用ゲーム>

※ゲームを行うときは、成人指導者の指導のもと、安全には十分注意すること

□ エブリボディアップ
・ ルールは4つだけです。
 ① 手はつながっている。
 ② 足がつながっている。
 ③ お尻が床についた状態からはじめる。
 ④ みんながいっせいに立ち上がる。
・ まずは2人組から始め、3人、5人、全員と増やしていきます。


≪参考≫
 プロジェクト・アドベンチャー・ジャパン http://www.pajapan.com/index.html
 宮城アドベンチャープログラム研究会 http://www.isn.ne.jp/~hiro-y/map/index.html
 わんぱくキャンプワールド http://www30.tok2.com/home/wcw/index.html


≪関連バッチ≫ 
 A-1 メンバーシップ
1 班としての目標を話し合い、その目標に自分がどのように関わるかを述べる。
2 班の中で役務を分担し、自分の役務について内容、心構えを述べる。
3 自分が得意とする技能を他の班員に教える。
4 班会議で自分の意見を述べる。
5 団の一員として、団関係者に所属団の歴史を聞く。
6 他の団のスカウトと友達になれるように、他団との合同行事などに参加する。




3/25-26 2005耐寒キャンプの報告

2006年03月28日 | ボーイ隊

耐寒キャンプ実施報告

1 会 期  平成18年3月25日(土)~26日(日)まで 1泊2日

2 場 所  愛知県春日井市 細野キャンプ場 

3 テーマ  狼森(おいのもり)に入る

4 目 的
(1)厳しい冬季の自然の中で生活できることを知恵を養い、自然に感謝する心を育む。
(2)キャンピングの基礎の習得。

5 参加者  スカウト7名(38団3名(内1名1日目のみ)、74団4名) リーダー3名 計10名

6 プログラム
(1)第1日目 25日(土) 天気:晴れ

7:30頃 班ごとに集合。野営地まで班ハイキングとした。
9:30  フクロウ野営地着(指示時刻どうり)
10:00  オオカミ班集合時間に遅刻者のため、30分遅れて野営地着
10:15  開所式
10:30  午前の活動
 ・PAゲーム(ネームストレッチ(名前をスカウトのおきてに変えて実施した。))
 ・野営安全管理・危険マップ作成
  細野キャンプ場は初めて利用する野営地であるので、野営地全体の見取り図を作成し、危険地マップ作りに取り組んだ。野営地を調査しながら、あわせて、自然をよく観察するよう指導した。
 ・歌(愉快なスカウト、谷間のキャンプ)
12:00 昼食(弁当)・設営
12:30 点検・配給
14:00 午後の活動
 ・野営安全管理・危険マップ発表
 ・PAゲーム(トラストフォール、くもの巣)
 ・スカウツオウン
 ・歌(エンゴヤーマ)
16:00 夕食(カレー炊き込みご飯(スカウトハンドブック(以下「SHB」という。)p211)、卵スープ・サラダ)・班の時間
18:00 国旗降納
19:00 夜の活動
 野営地全体を使い、班対抗で忍び寄りをした。足音や1分ごとに吹く笛の音をたよりに、闇に潜んでいる逃亡者を発見するというものである。(SHBp319ゲーム「ジャック明かりを見せろ」を参考にした。)
20:00 キャンプファイア
 今回はキャンプソングを中心に楽しんだ。
21:00 名誉会議
21:30 班会議
22:00 消灯(~24:00夜警)
 消灯後、2人1組で、30分交代で24:00まで野営地の夜警を行った。静かな森の夜に焚き火の前で、静かに自然を感じてもらうことをサブテーマとした。
 24:00には、「山で遭難者が出たので捜索の支援をする」との想定で、救助道具を準備しすばやく集合する緊急出動ゲーム(SHBp319)を行った。スカウトのモットー「そなえよつねに」が意識されているか確認するゲームである。スカウトには事前予告はしなかったが、短時間で集合することができた。個人装備等はきちんと整理されていたのであろうと思われる。


(2)第2日目 26日(日) 天気:曇り

5:30 炊事係起床・配給
6:00 全員起床、洗面等
7:00 朝食(ご飯・お味噌汁・オイルサーディンのホイル焼き(SHBp212))
 朝食時に、昼食の準備をさせた。おにぎりと干草箱料理(余熱を利用した調理法)による鮭とジャガイモの味噌汁(SHBp210)を作った。
9:00 点検
 準備に手間取り30分遅くなった。
9:20 朝礼・国旗掲揚
9:30 午前の活動
 ・スカウツオウンとして自然と親しむため
 ・個人装備の点検・パッキング術(SHBp260-263)
 ・歌(リュックサックの歌)
12:00 昼食・徹営
14:00 班装備の点検
14:15 閉所式
14:30 野営地発
 定光寺駅で隊員1名が忘れ物をし、そのため帰宅時刻が遅くなった。


 隊長講評
・プログラムでは、ゲームや訓練を通じて、スカウトには好奇心をもって世の中のことを知り、自らの頭で判断する力を付けさせたいと考えている。
 今回はどのプログラムにおいても、自然に親しむことをサブテーマとして活動した。スカウトには目を開き、耳を澄ませ、自然の美しさ、厳しさを全身できちんと感じ取るよう意識させる心がけた。
 活動を通じてのスカウトの気づきは個人差が大きい。気づきの多かったスカウトにはさらに新たな発見ができる活動を、気づきの少ないスカウトにはフォローを続けていきたいと思う。

・2班とも班長を欠き、次長がまとめ役となるキャンプとなった。次長の意識が高く、また、日頃から班集会を頻繁に行っている班は、まとまりもよく、順調にプログラムをこなしている。
 反対にそうでないところは、班員の心を掌握できず、適切な班活動がなされていない。
 班長・次長の意識をどこまで高めることができるかが、わが隊の最大の課題であることが今回からも明らかになった。



3月のプログラム(BVS/CS)

2006年03月28日 | カブ・ビーバー隊


 カブ隊4月プログラム

 テーマ “光と緑のまぶしい季節へ”


 8日(土) 隊集会 10:00~12:00 春岡小学校北わんぱく広場・春岡コミュニティセンター
※ ボーイスカウト・アウトドア体験集会です。ボーイスカウト活動に興味がある方なら誰でも参加できます。
※ 4月6日入学式と7日始業式に春岡小学校校門にてチラシ配りを予定しています。育成会員の皆様御協力ください。

       
 15日 (土) 隊集会 イオン千種ショッピングセンター 15:30~17:00
※ 緑の羽根の募金活動です
※ 雨天の場合でも店内にて行ないます。
※ 皆さんお買い物の帰りには、募金もよろしくお願いします。

  

3/19 第9回フクロウ班、班会議報告書

2006年03月24日 | ボーイ隊

 3/19 第9回フクロウ班 班集会・班会議報告書(BS38)

1 日 時  平成18年3月19日(日)9:30~12:00
2 場 所  38団倉庫前
3 参加者
(1)出 席  5名中2名
(2)欠 席  3名
4 議事の経過概要および結果
(1)開会(歌、永遠のスカウト)
(2)議題
 ア 報告事項等 
 ・キャンプ訓練について、集合場所と時間や実施要項について
 ・14NJ結隊式について、保護者の参加要請について
 イ 検討事項
 ・キャンプにむけての課題で、アクションソングと歌についての候補が決まりました。スタンツが決められなく、どうしたらよいのか困っています。
 ウ 訓練事項
 ・キャンプ装備品の確認と点検をしましたが足りないものがありましたので購入することとします。
 ・地図とコンパスでは、先回の名誉会議の課題を基に野帳に挑戦しましたが、少しは理解してもらえたようですが、もっと自信を持って取り組んで欲しいと思いました。
(3)閉会、歌、Be Prepared
5 その他
  このごろ参加者が少なくてあまり訓練にならないので、どうしたらみんなが来るか考えます。


 隊長講評
 スカウトの自発的に運営される班集会こそがスカウトプログラムの肝である。
 フクロウ班は次長が中心となって定例的に集会を開催しているが、彼が孤軍奮闘しているだけで、その他のスカウトの協力が得られていないようだ。
 一方、オオカミ班においては集会を開こうとする班長次長の意思さえなかなか見えてこない。
 現状を見るにわがBS隊の状況はかなり悪い。班集会のあり方については、隊全体の問題として取り組む必要がある。4月移行のプログラムを若干変更してこんことに対応したいと思う。

  

3/23 隊会議の報告(VS)

2006年03月24日 | ベンチャー隊

 隊会議の開催結果の報告をします。

1 日 時  3月23日(水) 19:00-20:30

2 場 所  千種イオンショッピングセンター

3 出 席  スカウト2名、リーダー1名

4 主な議事
(1)富士章取得の進捗状況
 先回報告時より特に進んでいない。
(2)その他
・H隊員の地区ベンチャーハイキング不参加の回答。都合がつきづらい状況なので定例的な隊会議にも出席が難しいとのこと

5 次回 3月31日(金) 19:00-21:00 千種イオンショッピングセンター
 ※ 議題 21WJ地区面接対策
      技能章レポート
      新規プロジェクト企画

ホールアース自然学校に行ってきました。<おススメ

2006年03月23日 | ボーイ隊


 
大自然の中でなされる神の業は、無神論者の虚言を立証する。
大自然を知ることは、神を認識する足がかりのひとつである。
謙虚と敬虔の念は、偽善に対する解毒剤である。
これらのことは、大自然と語りあうことによって得られる―海上で、林間で、山岳で

(Rovering to Success)

三指 BS隊長です。
私は、3月18日(土)から21日(日)まで静岡県富士宮市を拠点に活動しているホールアース自然学校の体験入校コースを受講しました。

≪ホールアース自然学校体験入校コース≫ http://wens.gr.jp/event/2006/kouza/top.htm

樹海や洞窟を探険し、熱気球で大空へ。
大きな富士山を目の前に、静かに流れる里の時間も楽しみながら、
持続可能な社会に向けて、私たちに何ができるかを考えます。
本コースは、ホールアース自然学校のおいしいところがまるごとギュッと詰まった体験コースです。自然の中で遊びたいのに、仕事でなかなか休みが取れない方、1年に1回ぐらいは思い切って、心と体にご褒美をあげてみませんか。

<HPから抜粋>

どうです楽しそうでしょ!?
私もこのキャッチに引かれ、洞窟探検、熱気球などのアクティビティを楽しみたい…できれば隊のプログラムに活用できることがあればいいな、ぐらいの気持ちで参加しました。

実際、自然学校のスタッフの準備と配慮によりプログラムはどれもスリリングで楽しいものでしたが、なによりも、アクティビティや「インタプリテーション論」などの講義を通じて、体験学習とはなにかを再認識し、自隊のプログラムのあり方を深く考えさせられました。


 プログラムにはメッセージが必要であり、そこに関わる人の心が一番大切である…
 人が人を感動させる…
 スタッフには社会に奉仕する精神が必要。自己実現だけを目的にした人はダメ。
 地域に受け入れられる活動をすることが大切


これらの視点から、この半年のわが隊の活動を振り返ってみると、まだまだ改善すべきところが多いと感じました。
よき社会人となるというスカウト運動のメッセージがどの活動の中にも含まれていたか、内容の奇抜さ目新しさだけにとらわれていなかったか、知識の披露ばかりで指導者の自己満足的ではなかったか…

また、一緒に参加したメンバーも、小学校の先生、海外派遣協力隊員、研究者、会社員、大学生とさまざまな経験や背景を持った人でしたが、どの人も環境や教育などの問題意識も高く、刺激を受けました。

これらの点で期待以上に得るものの多かった4日間でした。

いろいろな体験コースもあるので皆さんも機会があればぜひ参加してみてください。
特にローバースカウトの人にはお勧めと思います。

 ホールアース自然学校 http://wens.gr.jp/index.htm

今回講座の主任講師マサさんは、自然と人が慕ってくるような非常に魅力的な人です。ボーイスカウト経験者で憧れの富士スカウトでもあるんです。
スタッフのさやかさんようこさんも、それぞれボーイスカウトの指導者でも活躍中です。



    


≪インタープリテーションとは≫
インタープリテーションとは、単なる情報の提供でなく実体験や教材を通し、事物の事情の背後にある意味や関係を明らかにすることを目的とした教育活動、解説者の感性を媒介にして情報を提供し、来訪者に今までとは異なった次元を開いて見せることと定義される。
アメリカでは、すでに専門職にもなっているインタープリターの活動は、アメリカの作家、評論家だったフリーマン・チルデン(1883~1980)が提唱した「インタープリテーションの6つの原則」によって確立され、日本を含めて世界の自然公園や観光地の解説活動に大きな変化をもたらすものとなっています。

≪インタープリテーションの6つの原則≫
(1)インタープリテーションはビジターの個性と経験と関連づけて行わなければならない。
(2)インタープリテーションは、単に知識や情報を伝達することではない、インタープリテーションは啓発であり、知識や情報の伝達を基礎にしているが、両者はイコールではない。しかし、知識や情報の伝達を伴わないインタープリテーションはない。
(3)インタープリテーションは、素材が科学、歴史、建築、その他何の分野のものであれ、いろいろな技術と組み合わせた総合技能である。技能であるからには、人に教えることができる。
(4)インタープリテーションの主眼は、教えることではなく、興味を刺激し、啓発することである。
(5)インタープリテーションは、事物の一部ではなく、全体像をみせるようにするべきであり、相手の一部ではなく、全人格に訴えようにしなければならない。
(6)12歳ぐらいのまでの子どもに対するインタープリテーションは、大人を対象としたものを薄めて易しくするのではなく、根本的に異なったアプローチをするべきである。最大の効果を上げるには、別のプログラムが必要である。



グループの力を生かす…(その4)

2006年03月22日 | コラム:バッジに挑戦

バッチに挑戦 メンバーシップ(その4)プロジェクト・アドベンチャー(PA)

(前回までのお話)
 仲良く、すなお、互いに助け合う、弱い者をいたわる…スカウト自信がこれまでの活動を通じて大切だと思ったことを、自分たちの守るべきさだめとしました。


1 トラスト…お互いの信頼感を深める。

 次はトラスト・フォールってゲームだよ。
やって見る前、見た後でどう思ったか、どう感じたか、ちょっと意識してやって見て

□ トラスト・フォール(突然倒れてきた人を支えます。)
・ 2人組になり、一人が後ろ向きに相手に倒れ込み、もう一人がこれを支えます。
・ 倒れ込む前には、「準備はいいですか?」、「いいです」、「倒れます」、「支えます」というように、必ず安全確認をして、お互いの意識を高めます。
・ 最悪の場合でも,倒れる人の頭が地面にぶつからないように保護する。倒れる人に膝がぶつかると危険なので,受け止めるときにひざを出すような形にならない。

<倒れ込む人>
手を胸の前でひねりながら組んで,ひじをしめる。かかとをくっつけ,おしりにえくぼをつくるような感じでキュッと力を入れる。倒れる前には必ず言葉で安全確認をする。
タイミングがずれた、不安になったときは、遠慮なく足を後ろ側に出して、自分で支えてください。
 <受け止める人>
足をやや広げて前後に開き,膝のバネを使えるように若干膝を曲げておく。
腰を痛めないように,上半身をあまりそらない。受け止めるときはけんこう骨のあたりに手を添えて受け止める。

・ 3人組で前と後ろ両方で受け止めるときは、前の受け止めは倒れる人の肘のあたりを支えるようにします。



 みんな。やってみてどうだった?
 最初は怖かったけれど、一度やったら、皆に支えてもらうのが気持ちよくて…みんなと一緒で安心した。
 班長が怪我したら自分の責任だと思って転ばしちゃいけないと思って、ほんとうに真剣になったよ。僕でも班長を支えられることができてうれしかった。
 そうだね。正直、ひよこ隊員で僕を支えてられるか不安だったけれど…ぜんぜんまかせられるじゃん!て思った。単純なゲームだけど一番楽しかったかなぁ…


 メンバーの緊張も解け、グループに少しずつまとまりを感じてきたら、グループのメンバー間の信頼感を深める活動に進みます。
信頼感…スカウトには、言葉だけの説明では、イメージさせることは難しいかもしれません。トラスト・フォールのように具体的に体を支えあったりするゲームで信頼感の意味を体で感じさせます。
(つづく)


トラスト用ゲーム

※ゲームを行うときは、成人指導者の指導のもと、安全には十分注意すること

□ スポット・トンネル(トラスト・フォールの拡大版です。)
・ 倒れ込む人を一人決めます。
・ 他の人は、2列に縦列で並び、お互いに向かい合います。この列の真ん中を倒れ込む人が歩きます。
・ 並んでいる人は、2人組トラスト・フォール受け止める人の格好をします。足は、出口の方向を側の足を前にして前後に開くようにします。
・ 倒れ込む人は通る前に必ず合図をします。「準備はいいですか」、「いいです」、「いきますよ」、「どうぞ」と大きな声で確認してください。
・ 倒れ込む人は、列の真ん中を歩き、なにも言わずにいきなりよろけます。どこでもかまいません。また、前でも後ろでも左でも右でも好きな方向によろけてください。
・ 並んでいる人は、倒れ込む人が倒れてしまわないように、すかさず受け止めます。いつ倒れてくるかわかりません。注意を集中して、いつ来てもいいように構えていてください。
・ 倒れ込む人は、不安になったときなど、遠慮なく足を後ろ側に出して自分で支えてください。


≪参考≫
 プロジェクト・アドベンチャー・ジャパン http://www.pajapan.com/index.html
 宮城アドベンチャープログラム研究会 http://www.isn.ne.jp/~hiro-y/map/index.html
 わんぱくキャンプワールド http://www30.tok2.com/home/wcw/index.html


≪関連バッチ≫ 
 A-1 メンバーシップ
1 班としての目標を話し合い、その目標に自分がどのように関わるかを述べる。
2 班の中で役務を分担し、自分の役務について内容、心構えを述べる。
3 自分が得意とする技能を他の班員に教える。
4 班会議で自分の意見を述べる。
5 団の一員として、団関係者に所属団の歴史を聞く。
6 他の団のスカウトと友達になれるように、他団との合同行事などに参加する。



3/16 ボーイ隊指導者ラウンドテーブルの報告(BS)

2006年03月17日 | ボーイ隊

 ボーイ隊指導者ラウンドテーブルの開催結果の報告をします。

1 日時 3月16日(木) 19:00-21:00
2 場所 千種生涯学習センター
3 出席 本団からはボーイ隊隊長
4 主な議事
(1)18年度登録審査を終えて
  担当コミッショナーから18年度登録審査を次のように総括された。
  『千種地区では一つを除いて各団とも隊員数が減少となっている。新規入隊者の募集活動はもちろんであるが、現在の隊員を脱退させないよう対策を採ることが急務の課題である。
  このためには、隊のプログラムが隊員にとって本当に魅力あるものになっているか点検する必要がある。おざなりな内容や単なる遊びになっていないか…もう一度スカウト活動の趣旨にたちかえりプログラムを展開してほしい。
  指導者のスキルアップも必要である。地区では、指導者向けの研修を各種用意しているが、いずれも参加状況がよろしくない。
  スカウト運動は、青少年の育成活動においてどこよりも伝統と実績もあり、ノウハウも集積されている。このよい運動を今後も広く活発に続くよう、指導者の皆さんはがんばってほしい。』(総括大意)

(2)その他
  ・14NJ進捗状況報告
  ・深夜のハイキングの自粛について
  ・ホップステップジャンプ運動の活用について

文責 ボーイ隊隊長


毎月11日は…

2006年03月17日 | ALL

 応援してね~!!
 

 ボーイスカウト名古屋74団は、この3月から『イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン』に参加しています。

 ジャスコ、マックスバリューでなじみのイオングループでは、環境・社会貢献活動の一環として、地域のボランティア団体の助成制度を実施しています。
 
 今回わが団も助成団体に登録しました。

 毎月11日にイオン千種ショッピングセンター内のマックスバリューで買い物をすると、黄色いレシートが渡されますので、このレシートを、店舗入口横に設置してある『幸せの黄色いキャンペーン』コーナーのボーイスカウト名古屋74団のBOXに投函してください。
 投函されたレシートお買い上げ金額合計の1%分の日用品や食品などが、団に寄贈されることになります。
 ご覧の皆様はぜひ御協力を!!
 次回は4月11日火曜日 お店で会おう!!





  3月分忘れちゃった…
<わすれちゃだめ~




  あっ!違うところに入れちゃった…
<そんなのやだ~







 

3/4 第8回フクロウ班、班会議報告書

2006年03月16日 | ボーイ隊

 3/4 第8回フクロウ班 班集会・班会議報告書(BS38)

1 日 時  平成18年3月4日(土) 10:00~12:00
2 場 所  千種生涯学習センター(ロビー)
3 参加者
(1)出 席  5名中2名
(2)欠 席  3名(連絡なし)
4 議事の経過概要および結果
(1)開会式
(2)議題
  ア 報告事項等
   ・4月16日(日)春姫道中奉仕について
   ・進歩記録と活動日誌の確認
  イ 検討事項
    キャンプファイアのソング、スタンツについて、歌は決定。スタンツは次回持ち越しとした。
(3)その他
 参加者が少なく、議論が不十分となったので、再度班集会を持つこととした。
 OLを振り返って、雨天時の対策、地図とコンパスの訓練の必要性を感じた。


 隊長講評
 フクロウ班は次長を中心に活発に活動しているようだ。計画書・報告書も適時提出され感心だ。
 ただ、彼のがんばりに反して、欠席者も多く、固定してしまっているのが残念だ。
 班集会のあり方については、隊全体の問題として取り組む必要があるな。

 
  

3/15 隊会議の報告(VS)

2006年03月16日 | ベンチャー隊

 隊会議の開催結果の報告をします。

1 日 時  3月15日(水) 19:00-20:30

2 場 所  千種イオンショッピングセンター

3 出 席  スカウト1名、リーダー1名

4 主な議事
(1)富士章取得の進捗状況
 K隊員から今年度中の富士章取得に向けての進捗状況の次のとおり報告があった。隊長からは、若干ペースをあげて取り組むよう意見を加えて、了承された。
・宗教章  神道章講習会の参加をする。事前課題等準備は整えた。
・技能章  野営章のレポートは次回提出したい。
・アワード 鋭意レポートを作成している。
(2)その他
・隊長からK隊員にじ新入のH隊員のサポートするよう指示された。
・K隊員から世界ジャンボリーの参加申込みの意志表示があった。隊長からは当該参加には高い英会話能力を要求されるので準備するよう指示された。

5 次回 3月22日(水) 19:00-21:00 千種イオンショッピングセンター
 ※ 議題 新プロジェクトの企画素案について
      技能章レポート


グループの力を生かす…(その3)

2006年03月15日 | コラム:バッジに挑戦

バッチに挑戦 メンバーシップ(その3)

(前回までのお話) その1その2

 カエル班長は、班のまとまりがないことを悩んでいました。
 隊長はカエル班長の相談をうけ、隊集会でプロジェクト・アドベンチャー(PA)をしてみようといいました。
 いろいろなゲームをするうちに、カエル班もお互いうちとけてなんだかよい感じになってきました。
 そんな時、隊長が模造紙を持って皆を集めました。何が始まるのでしょう。


≪ フルバリュー・ビーイング ≫

 ちょっと休憩しようか。いままでのゲームは楽しかったかな?
 ハイ!!

 それじゃぁ、これまでの活動を振り返って、自分が楽しくゲームをするためにしたいこと、してほしくないこと、それと、皆が楽しくゲームができるようしてあげたいこと、しないことは何か考えて見ようよ。
 そうだなぁ、すすんでする。
 相手の話を聞く。
 喧嘩しない。
 いいねぇ!!喧嘩しないってのは言葉が長いなぁ。もっと短く言いかえると何かな?
 仲良く!!
 すなお。互い助け合う。弱い者をいたわる…
 じゃぁ、誠実とか、勇気もあったほうがいい。
 いいねぇ…あれ、それって、ボーイスカウトのおきてやカブスカウトのさだめじゃないかぁ
 あっ!!そうだ。いっしょだ。
 それでは、今言ったことをこの紙にまとめてみよう。
 それが君たちの約束だよ!!


 <カエル班のさだめだ!おぉ~


□ フルバリューコントラクト(Full Value Contract)
 PAでは、プログラムに入る前に、お互いの人格を最大限に尊重したり、お互いの努力を最大限に評価したりする約束をします。これを「フルバリューコントラクト」と言います。
  一生懸命に(Play Hard)
  安全に(Play Safe)
  公平に(Play Fair)
  楽しく(Have Fun)

□ ビーイング(Being)
 自分たちが楽しく安心できる環境(フルバリュー)を作るには、どうしたらよいかを考える活動です。
 方法は簡単です。模造紙などに、人の形や手の形などを描き、その中に,安心できるグループにするために必要なことを話し合って記入していきます。
 形の外側には,それを妨げる要因を記入していきます。これをグループのルール(コントラクト)として守り、互いの信頼関係を深めていきます。

 Being は、グループ形成の初期の段階で行うものですが、あまり早すぎるとよい意見がでないかもしれません。
 また、Being は活動が進むにつれて加除修正していくものです。あまり堅苦しく考える必要はありません。


 『「するな」と言って説教することは悪いことをするよう、そそのかすようなものだ。それよりもむしろ、健全な精神を吹き込んでやることだ。スカウトのおきては各項目とも「スカウトは~します」というふうになっている。



 ふりかえりが大切
 体験学習の意義は、体験してそこで起きたこと、行動したこと、言ったことなどを話し合いによってふりかえり、自分の良さや欠点、他者との関係に気づき、日常生活へ生かしていくことにあります。
 ですから、参加者が意見しやすい、気づきを得やすい環境を作っていくことが大切です。

 『自己学習、すなわち少年が自分で学ぶのであれば、それは確実に身につくものとなるし、将来の人生を導くものとなる。これは教師から教え込まれたようなものとは全く異なったものである。正しい教育の秘訣は、生徒一人ひとりが自分自身で学ぶようにしてやることで、型にはまったやり方で、生徒に知識を叩き込むことで指導することではない。』



≪ 参 考 ≫
 プロジェクト・アドベンチャー・ジャパン http://www.pajapan.com/index.html
 宮城アドベンチャープログラム研究会 http://www.isn.ne.jp/~hiro-y/map/index.html
 わんぱくキャンプワールド http://www30.tok2.com/home/wcw/index.html


≪関連バッチ≫ 
 A-1 メンバーシップ
1 班としての目標を話し合い、その目標に自分がどのように関わるかを述べる。
2 班の中で役務を分担し、自分の役務について内容、心構えを述べる。
3 自分が得意とする技能を他の班員に教える。
4 班会議で自分の意見を述べる。
5 団の一員として、団関係者に所属団の歴史を聞く。
6 他の団のスカウトと友達になれるように、他団との合同行事などに参加する。