BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

15NJでお会いしましょう!!!

2006年09月19日 | ALL
お楽しみいただいた、連載記事”バッチに挑戦”、”Do a Good Turn Daily"は諸般の事情により連載を休止することとなりました。
長い間御愛読ありがとうございました。


  


  班長…カエル班はどうなっちゃうんですかぁ??
  もちろんカエル班は一丸となってこれからも活発にスカウト活動していくよ!!
  次皆に会えるときは、第15回の日本ジャンボリーかもね
  その時までには俺菊章とってるからさぁ、君たちも頑張れよぉ

  それじゃぁ皆に… ありがとう! 弥栄!!


 ♪この道は遠くてはるかな道、だけど私は好き、私が選んだ道だから…

 

 

 

2006.09.09 第2回オオカミ班・班集会報告書

2006年09月13日 | ボーイ隊

 第2回オオカミ班・班集会報告書

1 日 時  平成18年9月9日(土) 12:40-15:00

2 場 所 千種公園(午前中は団倉庫移転の手伝い)  

3 参加者 
(1)出席者 3名中3名
(2)欠席者 なし

4 議事の経過概要および結果
(1)開 式 (歌「花はかおるよ」指揮・次長)
(2)班会議
 新年度になり、班のモットーと役割分担について話し合った。
ア 班のモットーについては、話し合いの中で、”遅刻をしない。5分前には必ず集合する”という案が有力であったが、モットーと言うにはすこし細かすぎるので、本当にこれで決定していいのかとの意見が出た。次回引き続き話し合うこととなった。
 イ 役割分担について
人数が少ないので、全ての役割を割り振るのは現実的ではない。まず、一人ひとつを責任を持って受け持つこととした。
  班長 会計、次長 備品、班員 記録
ウ 班キャンプについて
計画書を検討した。食材等の手配は班長が、読図は次長が担当する。野帳は班員が作成、次長が添削し水曜日までに提出の予定である。
(3)訓 練
手旗の数字打ちを行った。
(4)閉 会(歌「B‐Pスピリッツ」指揮・次長)

5 班長講評
 みんなうまくまとまってきた感じはする。
 意見も少しでるようになったし、10分遅れが8分遅れのような感じで、遅刻の時間も減るようになった。
 誰も遅刻しない、意見も積極的にでるまでには遠いがちょっとずつ減らしていけば良いと思う。
 「千里の道も一歩から」---一年後には出来ていれば完璧である。

<報告> オオカミ班班長


 隊長講評
 「千里の道も一歩から」…遅刻をしないにかぎっては、目的地は、千里も離れているようには思えません。(笑)なかなかつかないの、少しゆっくり歩きすぎなのでは???班長はみんなを叱咤激励してください。早い到着を待っています。


1 遅刻をしない。5分前には必ず集合する…ということはそれ自体よいことですが、班のモットーと言うには、なるほど少し細かすぎるて迫力不足ですね。
 
 モットーは、日常の行動指針や目標として掲げる言葉、信条、座右の銘といった意味です。
 スカウトの行動指針はおきてに具体化されていますので、「おきて」と関連付けて話し合ってもいいかもしれません。時間を守るにしても…
 
 スカウトは質素である…すぎた時は2度とは戻らない。時間を無駄にしない。
 スカウトは礼儀正しい…時間を守るというのは、スマートネスの第一歩
 スカウトは誠実である…締め切り・約束の時間を守るのは、信頼されるための最低条件

 また皆にじっくり話し合ってみてください。話し合う時間をも乙ことが大切だと思います。
 
2 班員が少ないので、考えられる役割を全てを割り振ってしまうと、一人がいくつも兼務してしまい、結局役割を全うできないというのは、そのとおりですね。
 先回の名誉会議の訓練で「命令が曖昧なので班員が無責任になる」という反省が君たちから出てきました。いずれにしても、自分なすべき義務を具体的に明示してやらなければ、君の期待しているようには班員は動かないと思いますよ。

3 閉会式に少し立ち会いましたが、スマートに式が進行していたのは感心です。よく班長は指導されています。



Do a Good Turn Daily vol.46

2006年09月08日 | コラム:日日の善行
 お猿もすなるパトローリングをしてみむとて、するなり 

 
 チンパンジー:状況に応じて役割変える 初めて確認

 京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授(霊長類学)らのグループは、ギニアでチンパンジーの群れが道路を横断する際、偵察や最初に渡る先陣、見守り役などを明確に分担し、状況に応じて役割を変えていることを初めて確認した。5日発行の米科学誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。松沢教授は「各自の役割を理解して行動しており、高度な知性が群れの助け合いに表れている」と話す。

 狭い道の場合は、道路の左右を見渡して危険がないか確認する偵察役は、すべてのケースでそのまま先陣となって横断。序列2位の雄が務めることが多かった。
 また、広い道の方は、横断に伴う危険が高いため、経験のある年長のチンパンジーが先陣となって偵察と役割を分担したり、危険度の高い最後尾を決めるなど、状況に応じて役割を変え、助け合うことが確認された。
 横断の様子は、http://www.greenpassage.orgで動画が見られる。(毎日新聞 2006年9月5日)



♪ 先頭は2番 右翼は5番
左翼は4番で進め
しんがり3番 まん中班長
6、7、8番助手だ
見よパトローリング 
威風堂々と班旗を立てて
サインを追うて
「そなえよつねに」で進め

(『パトローリング』中村知・作詞、”Tramp”・作曲、スカウト歌集p49)



 ♪先頭は2番…それ!おサル班パトローリング体型を取れぇ!!



 パトローリングとは、何か?

 パトローリングとは、何か?
 それは、「班行進隊形」(Patrol Formation)による観察、推理のチームワークである。いやしくも観察推理を欠くならば、それはスカウティングではない。その観察推理を能率的、自発的にやらせる方法として、班行進隊形がB-Pによって考案されたのである。

 即ち、一人一人がそれぞれの分担の任務をもち、その責任を通し、その協働によって班活動が出来上がるのである。一人の傍観者も許されない。
 2番は前方を、4、5番は左右両翼方面を分担、3番は後方を観察推理し、6、7、8番は1番(班長)のそばにあって計時、記録、伝令を分担し、1番は旗艦の役目でチーム全体を統轄し方向づけるという有機的構成の隊形だ。
 
 私は、このパトローリングの実体がパトロールであり、ing がついたパトローリングの方は、この実質実体の行う機能、活動を意味すると思う。
 パトロールという英語を「班」と訳したのは適訳ではないと思う。私は観察推理分担チームとでも訳したならば、正体を表現できるように思う。警官のパトロールでもそういうイミがある。
 
 「班」という日本語に、二つのイミがある。第1は---人を何人かにワケルこと。第2は---仕事をワケルこと。第1だけとって第2の方を忘れてはならない。むしろ第2のために人をワケルのだ。

 スカウトハイキングを正しく行って倦むことなければ、本当のパトロールシステムが了得出来る。(中村知著「ちーやん夜話」から)



     今年の班の役割を決めよう!!まず会計係ぃ~
     じゃんけんぽん!!
     まけちゃったぁ…じゃぁ僕が…
    
       おいおい!!


 ハイキングを、十分に味到していない者は、いまだ「班制度」の本質と機能がつかめていない。そういう人は、口さきだけで「班制度」の講義をするのを差し控えてほしい。それよりか、ハイキングをされたい。(中村知著前掲)



年の初めに班のモットーを考える(その1)

2006年09月06日 | コラム:バッジに挑戦


バッチに挑戦  年の初めに班のモットーを考える(その1)

 あたらしい年度が始まりましたね。
 一年の計は9月1日にあり。今年のカエル班の目標はどうする!?
 目標ですかぁ…
 僕は、カエル班のまだよくないところを一つでも二つでもなくして、フクロウ班やオオカミ班に負けない良い班にしたいと思っているんだ。
 それで、今日の班集会は、それを実現するために今年の班のモットーを作ろうと思います。


 <ブレーン・ストーミング


 さぁ、まずは僕たちの班の問題点を明らかにしよう!
 ん…頭を使うのは苦手でだぁ…
 まずは、頭の準備体操!!


 <発想のための準備体操>
 アイデアを出すときには、あまり固くならずに、リラックスして、思いつくままに、できるだけたくさん、質より量で勝負です。
 準備体操として次のようなゲームをしてみるのもいいかもしれません。

 「新聞紙の使い道」はどんなことがある??制限時間3分間。誰が一番頭が柔らかいかな?
 包む、敷く、習字の練習、器を作る…10個思いついたよ
 ぬらしてほこり取り、窓を磨く、たきつけにする、寒いときおなかに巻く…8個だピー
 丸めてたたく、かぶとを作る、紙粘土、むしゃくしゃしたとき破る…それと、ヤギの餌。11個で1番!!
 ヤギの餌なんて反則だピー
 セーフ、セーフ。アイデアは、質より量だよ.
 じゃぁ、動物つながりで猫のトイレの砂代わり。
 それと、むしゃくしゃして破ってちぎった新聞紙を利用して、ぬらして型に貼り付けてお面を作る。これで12個逆転だよ。

 <ブレーン・ストーミングの4つのルール>
 自由奔放 奔放な発想を歓迎し、とっぴな意見でもかまわない。
 批判厳禁 どんな意見が出てきても、それを批判しない。
 質より量 数で勝負する。量の中から質の良いものが生まれる。
 結合発展 出てきたアイデアを結合し、改善して、さらに発展させる。


 <カード式ブレーン・ストーミング>

 話すのははずかピーです。
 じゃぁカードに各方法にしようか。ポストイットを用意して

意見を口頭で発表する代わりに、1つ1つ、ポストイットやカードに書いていきます。文はあまり長くならないようにします(20~30字以内)。きるだけ言葉はソフトに、そして本質をしっかり捉えた表現にします。

 じゃぁ!はじめてみようか。

 遅刻が多い/欠席が多い/班長がいつも怒っている。…
 返事をしない/忘れ物が多い/連絡がなかなか来ない…
 夜遅くに連絡の電話があって困る/テントが古い/…

 問題山積だねぇ~



   <つづく(水曜日連載)



※ ブレーン・ストーミング 1938年頃、アメリカの広告代理店BBDO社副社長A・F・オズボーンが考案した創造性開発のための技法。“ブレーン(頭脳)で問題にストーム(突撃)すること”

※ ブレーン・ストーミングの効果
 ・問題解決策の発見
 ・班員の問題解決の能力の育成
 ・班の結束強化


≪ 参 考 ≫
 生涯職業能力開発促進センター(能力開発技法) http://nokai.ab-garden.ehdo.go.jp/giho/main.shtml

≪ 関連バッチ ≫
A-1 メンバーシップ
1 班としての目標を話し合い、その目標に自分がどのように関わるかを述べる。
2 班の中で役務を分担し、自分の役務について内容、心構えを述べる。
3 自分が得意とする技能を他の班員に教える。
4 班会議で自分の意見を述べる。
5 団の一員として、団関係者に所属団の歴史を聞く。
6 他の団のスカウトと友達になれるように、他団との合同行事などに参加する。

9/3 今池まつり・バザー出店

2006年09月05日 | ALL



 今年も地域の”今池まつり”に育成会がバザー出店しました。
残暑厳しい中でしたが、一日がんばりました。

現在集計中ですが、収益は、活動費とし有効に使わせていただきます。



 今回は出店場所が、メインストリートから外れてしまい、人通りがいまいちなのは残念でした…


  来年に向けて、みなさん”売れる”商品を集めておいてくださ~い!





9/2 18-19年度第1回フクロウ班班集会報告書

2006年09月04日 | ボーイ隊

 第1回フクロウ班、班集会報告書(BS38)

1 日 時  平成18年9月2日(土) 13:00~15:30

2 場 所  38団団倉庫前

3 参加者
(1)出席者 4名中3名
(2)欠席者 1名(連絡なし)

4 議事の経過概要および結果
(1)開 会(歌「われらの旗」)
(2)班会議
 ア 報告事項
 耐寒キャンプについての、希望のプログラムと食べ物があれば連絡するよう伝えました。
 イ 確認事項
 ・進級挑戦キャンプには、3名での参加を確認しました。
 ・個人の進歩記録を確認し、3人とも進級に必要なバッチ数が取得済みであることを確認しました。
 ウ 検討事項
 ・挑戦キャンプ任務分担は、班長(食料・備品・救護)、次長(時計・地図)、3番スカウト(記録・会計・安全)となりました。
 ・挑戦キャンプ計画書は、班長の案をもとに検討しスカウトの了承が得られましたが、持ち物が詳しく決められず、連絡をとりながら決めることにしました。
(3)訓 練
 ・地図とコンパス、地形図の犬山1/25,000を使用しましたが、テキパキと目的地やコースどりができるようになりました。
 ・野帳作成は時間が無く、書き方だけ教えたので9月3日の38団進級式の宿題としました。
(4)閉会、歌、どこまでもゆこう

5 その他
 少しの時間を利用してジャンボリー使用のテントの整備をしましたが一枚がとても汚いままでたたまれていたので残念でした。

6 感想と反省
 次長ががテキパキと読図やポイント検索できる事に感心しました。3番スカウトも負けじと頑張っていてよかったと思います。

<報告> フクロウ班班長



 隊長講評
1 心配された地図とコンパスのほうも順調のようですね。野帖は、多少大変かもしれなませんが、教授法をいろいろ工夫してみてください。

2 キャンプ計画書作成のためには、もう何回か班集会を持たなくてはならないかもしれない。あまり、形式ばかりにとらわれず。短時間でも少し打ち合わせをしようといった感じで行うのでもよいかもしれない。

3 ジャンボリーテントの一件は、責任感、思いやりについて学ぶよいチャンスだったと思いますが、うまく生かせましたか?
 予期せぬ出来事にも、今後の活動の中で教訓として学ぶことがたくさんあるかもしれません。目の前で起きていることを、常に問題意識を持ちながらよく観察し、また、柔軟に対応できるよう頭をやわらかくしてください。


9/2 18-19年度第1回オオカミ班班集会報告書

2006年09月04日 | ボーイ隊

 第1回オオカミ班・班集会報告書

1 日 時  平成18年9月2日(土) 12:40-15:00

2 場 所 千種公園  

3 参加者 
(1)出席者 3名中3名
(2)欠席者 なし

4 議事の経過概要および結果
(1)開 式 (歌「ツンバレリツンバ」指揮・次長)
(2)班会議
 ア 進級キャンプについて
そこまで進まなかったが、野帳、ルート決め、地点確認、食材が決まった。
イ 班の問題点の確認をゲーム形式でやった。
ちょっと変わった意見もでた。連絡がない、自覚がない、責任感がないなど。
(3)ゲーム(訓練形式)
ア 名誉会議でやった木こりのゲームをやってみた。
  木が少ないところでやったので近くの大きな石を使ってやってみた。
イ 新年度と言うことで自己紹介ゲームをやった。
  自分はどんな性格かなどを体で表現するゲームをやった。
(4)訓 練
初級スカウトに2級課目の読図の方法、野帳の書き方、コンパスなどの使用方などをした。
(5)閉 式 (歌「永遠のスカウト」指揮・班長)

5 班長講評
 今日の班集会は、集合時間を皆守れなかった。遅刻したり理由が、集合場所の班長宅がわからなかったからといいだすスカウトがいて驚いた。そんなことは前もって調べておくことじゃないか。しっかりしてほしいと思う。
 そして、忘れ物。今日持ってくるべきもの。50cm定規とコンパス、犬山の地図、そしてレポート用紙…事前に連絡したはずだ。
 この1年で僕たちが一番直さなければならないことは連絡と忘れ物だ。そこをなおしたら必ずいい班になると思う。

<報告> オオカミ班班長


 隊長講評
1 自己紹介ゲームというのは面白そうですね。班員はそれぞれどんな風な形をとったのかな?そこから君が感じたことはどんなことがありますか?班員は自分ことをどう分析していたんだろう。それは君の思っていたことと同じだったかな?
 班の役割を決めるときの参考になるかもしれませんね。

2 遅刻・忘れ物は、名誉会議でも君が出していた班の問題点ですね。

 今回のことは、そのことを皆で考えるうえで、むしろいい機会であったと思います。「今日は遅刻・忘れ物をどうしたらなくせるかじっくり考えよう」とプログラムを変更してもよかったとも思います。

 オオカミ班の問題は根が深そうですが、根気よく取り組みこの前よりは、先月よりは、去年よりは少しはよくなった…ということを積み重ねて、次の8月にはずいぶんよくなったといえるようになればよいのです。

 問題解決のためには、単なる話し合いだけでなく、ゲームを取り入れてみたり、問題解決につながるような歌を歌ってみたりするのも手かと思います。

 そうそう、遅刻・忘れ物を無くすには、班長自らが見本を見せて…君自身隊集会に遅れてくるようなことがあっては、説得力はないぞ!班員は君の行動注視しているぞ!!


9/2 18-19年度第1回名誉会議実施報告(BS)

2006年09月04日 | ボーイ隊

 名誉会議実施報告

1 日 時  平成18年9月2日(日) 9:00~12:00

2 場 所  千種公園

3 議事の経過概要および結果

(1)開会式(歌「われらの旗」)

(2)ゲーム
 ネイチャーゲームの『きこりの親方』を行いました。
 <内容> スカウトの中から1名きこりの親方役に選び、残りは弟子役です。
 リーダーは森の中の特定の木を指定し、弟子たちだけに教えます。
 親方は、弟子にその木の特徴などについて調査を命じ、弟子の報告を総合して、その木を探し出すというゲームです。

(3)班長会議
 ア 報告事項
 ・隊長から、前回の地区くま上進キャンプについて、カブ隊長会の総括の報告がされた。デンコーチとして参加したわが隊は働きもあり、よい結果を修めることができたとのことである。
 ・隊長から各人の進歩・出席状況を一覧表にして提出するよう各班長に指示があった。
 ・各班長から班集会開催状況の報告があった。8月は各班ともジャンボリー等で開催できなかった。今月はいづれの班も2回開催予定である。
 ・各班長から進級キャンプの計画行状況について報告があった。10日の承認〆切までには間に合うよう作業を進めていると報告された。
 イ 検討事項
 ・10月のプログラムについて
  隊長からプログラム決定における班長の役割の説明の後、10月のプログラムについて検討された。第1回目ということもあり、班長からは具体的な提案もなく、隊長から日程等が発表されたにとどまった。

(4)スカウツオウン

(5)ソング指導(「どこまでもいこう」歌集p55)

(6)班長訓練
 今月のテーマはチームビルド。そこで今回は、KJ法等を利用し現時点の各班の問題点とその解決方法を考えました。
 まず、頭を柔軟にするゲームとして、「新聞紙の使ってできること」をどんどん出してもらうことにしました。読む、包む、紙粘土を作る…一番たくさん書いた人が勝ちです。スカウトは思ったより頭が固かったですね。副長が一番たくさんアイディアを出しました。
 そして、本題にはいります。班長・副長に各班の問題だなぁと思っていることをどんどん出してもらいました。(ブレンストーミング)
 そのあと、同じような内容を一まとめにグループにし、問題点を類型化しました。(グループ化・表札作り)
 そして、その原因についても、同じように考えをまとめてもらいました。
  
 班長たちがまとめた「わたしの班の問題点」です。

 ※ 確認をしない、準備が遅い、責任感がないので、忘れ物が多い。
 ※ 体調を整えない、塾や家族行事と日程調整しない、自分が欠ける重大性二認識がないので、集会の欠席が多い。
 ※ 自分の役割がわかっていない、他人への配慮がない、スカウトが何たるかわかっていない、命令が不明確なので、責任感がない。
 ※ 人に頼っている、恥ずかしがっているので、班会議で意見が出ない。
 ※ 普段の生活との関連付けができない、どうしてそれをやったほうがよいのかわからないので、訓練がやりっぱなしとなる。


 さらに、対策を考えていきたかったのですが、時間が来てしまい今回はここまでとなりました。KJ法を利用してと目論んでいましたが、テーマ設定と導入の仕方がうまくなかったため、もっぱらブレンストーミングで問題を整理しただけになってしまいました。

 ここでまとまった班の問題点とその解決策については、班会議で議論し、対策を「私たちは……します。」と置き換えて、今年の「班のおきて」(モットー)とするよう指示しました。

 ※ 詳しい訓練の進め方は、今月のバッチに挑戦(毎週水曜日掲載)で取り上げる予定です。

(7)閉会式(歌「ひとひの終わり2番」)


 「君たちから出た私の班のいけないところ…それじゃぁ、班会議で意見が出ないということについて。」
 「………」(しーん)
 (おいおい)


 隊長講評
 今年度、わがボーイ隊のプログラムは、班長を中心に班を主体とした活動をより明確に打ち出しました。
 けれども、与えられた任務の多さ、責任の大きさを、班長が負担に感じるかもしれません。
 その対策として、名誉会議(班長会議・班長訓練)を拡充等して、彼らを支援することとしました。
 班長訓練でも、単なる技能の伝達にならぬよう、ゲームなど手法を取り入れたました。これを参考にしながら、班長は班集会での訓練方法を工夫してもらいたいと思うからです。
 第1回目の名誉会議は、初めてということもあり、アクティビティにこめられた意図も不明確であったり、振り返りも不十分であったりしたかもしれません。
 今後、班長の意見も聞きながら、改善し、よりよいものにしていきたいと考えています。


≪9月のボーイ隊プログラム≫

1 テーマ  この指とまれ
2 分 野  チームビルド
3 進 歩  A1 メンバーシップ
4 目 標  新班体制の確立


Do a Good Turn Daily vol.45

2006年09月01日 | コラム:日日の善行




 20世紀前半の25年の間にかなりの影響を与えた書物を、6冊だけ指摘するように言われて、『スカウッティング・フォア・ボーイズ』を掲げる人は、まずあるまい。それにもかかわらず、この本は、ひとつの世界的運動を始めるに至り、その売れ行きは、原書、翻訳の別を問わず昔から現在に至るまで一貫してぼう大なものである。何といっても、この本は世界のベスト・セラーの一つなのである。

 この本を、かくも魅力的にそして説得力あるものにしたのは、いったい何であったか。一見すると、それは逸話の寄せ集めであり、著者のスケッチによって説明された知識の断片のように思われるかもしれない。このつぎはぎ細工的なところが、この時代の、いく分かは読み書きできる少年たちにぴったりだったのである。
もう少し硬い感じのするテキスト・ブック風な扱いをしたなら、B-Pの狙いであった売子や新聞売子の心をなんらとらえることができなかったであろう。
 
 文明が外面的に変遷しても、なんら変わることのない少年の心の琴線に、不思議な巧みさで著者は触れたのである。
(E.E.レイノルズ「スカウト運動」から)


 スカウト運動の発端となったスカウティング・フォア・ボーイズ(SFB)ですが、最近のスカウトは読んでいるのでしょうか。
 昔(何十年も前になります。)は、どこの隊でもボーイ隊上進時に制服などに併せて購入するよう指示していたとおもいますが、今はそうでもないようです。
 私は、わが隊の活動を充実させるため、もう一度スカウト運度の原点に戻ろうと、SFBなどB-Pの著作を読み直しています。
 しかし、ほんとうに読めば読むほど、今更ながらなるほどと思うことばかりです。そして、B-Pが提唱したスカウティングは、現代でも全く魅力的なものと再確認できます。
 スカウトにも、SFBぐらいは読んでもらいたいと思います。
 ぜひ、SFBが書棚の肥やしにしている人は、引っ張り出して、持っていない人は、県連の需品部に行って買って、読んでみてください。


 ボーイスカウトが蓄積したノウハウはいつのまにか、あらゆる場所に普及してしまった。ベーデン-パウエルがスカウティングをあまねく広げようとしたもくろみは見事に達成されたが、ボーイスカウトの組織発展にとっては大きな問題である。(田中治彦「ボーイスカウト」p172)

 キャンプやハイキングはもはや一般的なレジャーとなりました。
 NPO、企業等の主催するキャンプ学校や自然塾は、必ずしも低廉でない参加費でありながらも、毎回満員盛況と聞きます。
 グループワークや結果ではなく過程を評価することは、もはや教育の基本となっています。
 ネイチャーゲームやプロジェクトアドベンチャーなどのゲーム形式で自然に親しんだり、協調性など人間性を高めていく活動も非常に活発に行われ、高い評価を得ています。
 いずれもB-Pがスカウティングで提案した手法のある一部に特化し、深化したものではないかと思います。
 しかしながら、振り返って、本家本元であるわがスカウト運動はどうでしょうか? 加盟員数は年々減る傾向にあります。
 一体その原因はどこにあるのでしょうか?どうしたらいいのでしょう?
 みなさんはどのように考えますか?(コメントがあるとうれしい。)


  



 昨日、県連に行ったら新しいベンチャーのハンドブックが発売されていました。
 内容は…以前のに比べれば格段によい。見やすく、写真や事例、ちょっとためになるコラムも多い。
 リーダーにとっては、活動支援のあり方・方法のなど参考となる記述が多い。実際の活動にそって、その狙いや方法もわかりやすく解説いる。これを読めば、隊長ハンドブックよりもずっとベンチャー活動がどのようなものかがわかる。
 その分、全体に書きすぎで、本来スカウトが活動を通じて気づいてもらうべきことまで書いてしまっているような気がする。まるで、種あかしをしながら手品を見せてもらっているよう…
 だから、スカウト自身がこれを手に取り、これからのベンチャーリングにワクワク感がもてるかというと…??? といった点が残念。
 

 これは、京都連盟が出している「ボーイスカウト向けの班長の手引きです。
 「班長の手引き」といえばジョンサーマンの同名の著作が有名ですが、これはこれをベースに、今の時代にあうよう改訂されたものともいえるでしょう。
 内容は盛りだくさんです。企業の中間管理職研修にだって使えそう。しかし、何の素地もない班長さんには宝の持ち腐れになりうる。
 本文は、「キミは…」というように、読者である班長に話しかけるような書き方となっているのも好感が持てます。ここで入手方法がわかります。