BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

Do a Good Turn Daily vol.46

2006年09月08日 | コラム:日日の善行
 お猿もすなるパトローリングをしてみむとて、するなり 

 
 チンパンジー:状況に応じて役割変える 初めて確認

 京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授(霊長類学)らのグループは、ギニアでチンパンジーの群れが道路を横断する際、偵察や最初に渡る先陣、見守り役などを明確に分担し、状況に応じて役割を変えていることを初めて確認した。5日発行の米科学誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。松沢教授は「各自の役割を理解して行動しており、高度な知性が群れの助け合いに表れている」と話す。

 狭い道の場合は、道路の左右を見渡して危険がないか確認する偵察役は、すべてのケースでそのまま先陣となって横断。序列2位の雄が務めることが多かった。
 また、広い道の方は、横断に伴う危険が高いため、経験のある年長のチンパンジーが先陣となって偵察と役割を分担したり、危険度の高い最後尾を決めるなど、状況に応じて役割を変え、助け合うことが確認された。
 横断の様子は、http://www.greenpassage.orgで動画が見られる。(毎日新聞 2006年9月5日)



♪ 先頭は2番 右翼は5番
左翼は4番で進め
しんがり3番 まん中班長
6、7、8番助手だ
見よパトローリング 
威風堂々と班旗を立てて
サインを追うて
「そなえよつねに」で進め

(『パトローリング』中村知・作詞、”Tramp”・作曲、スカウト歌集p49)



 ♪先頭は2番…それ!おサル班パトローリング体型を取れぇ!!



 パトローリングとは、何か?

 パトローリングとは、何か?
 それは、「班行進隊形」(Patrol Formation)による観察、推理のチームワークである。いやしくも観察推理を欠くならば、それはスカウティングではない。その観察推理を能率的、自発的にやらせる方法として、班行進隊形がB-Pによって考案されたのである。

 即ち、一人一人がそれぞれの分担の任務をもち、その責任を通し、その協働によって班活動が出来上がるのである。一人の傍観者も許されない。
 2番は前方を、4、5番は左右両翼方面を分担、3番は後方を観察推理し、6、7、8番は1番(班長)のそばにあって計時、記録、伝令を分担し、1番は旗艦の役目でチーム全体を統轄し方向づけるという有機的構成の隊形だ。
 
 私は、このパトローリングの実体がパトロールであり、ing がついたパトローリングの方は、この実質実体の行う機能、活動を意味すると思う。
 パトロールという英語を「班」と訳したのは適訳ではないと思う。私は観察推理分担チームとでも訳したならば、正体を表現できるように思う。警官のパトロールでもそういうイミがある。
 
 「班」という日本語に、二つのイミがある。第1は---人を何人かにワケルこと。第2は---仕事をワケルこと。第1だけとって第2の方を忘れてはならない。むしろ第2のために人をワケルのだ。

 スカウトハイキングを正しく行って倦むことなければ、本当のパトロールシステムが了得出来る。(中村知著「ちーやん夜話」から)



     今年の班の役割を決めよう!!まず会計係ぃ~
     じゃんけんぽん!!
     まけちゃったぁ…じゃぁ僕が…
    
       おいおい!!


 ハイキングを、十分に味到していない者は、いまだ「班制度」の本質と機能がつかめていない。そういう人は、口さきだけで「班制度」の講義をするのを差し控えてほしい。それよりか、ハイキングをされたい。(中村知著前掲)



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