BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

10/4 ベンチャー隊長会の報告(VS)

2005年10月05日 | ベンチャー隊

10月4日に開催されたベンチャーリーダー研究会の報告をします。

主な議事

1 第14回日本ジャンボリー名古屋地区ベンチャー奉仕隊参加希望者者地区推薦について
  本地区からは現時点で7名の参加希望があった。ボーイ隊派遣隊編成と調整を取りながらできるかぎり多くのベンチャースカウトがジャンボリーに参加できるよう担当コミッショナーに事務を一任した。なお、本団からの参加希望者は無い旨報告した。

2 地区ベンチャースカウトハイキングについて
  実行委員から準備の進捗状況について報告があった。10月22日第1回実行委員会を開催するとのことであった。

3 愛知万博開会式・閉会式奉仕結果について
  愛知万博開閉会式奉仕の参加者が所属する隊長から報告と反省、今後の課題、提言が行われた。参加の証となるものがあるとよいとの意見があった。なお、本団からも参加した木村隊員の感想を報告した。

4 11月12日(土)開催のカブラリーの奉仕について

5 各隊の進歩状況について
  91団より富士章申請が1名あるとのこと。その中で、富士章取得のためのスケジュール管理、信仰奨励を基盤とした宗教章の取得、ベンチャーアワードの着眼点とその指導法について、体験を踏まえ報告があった。
 各団のベンチャーアワードの指導については、苦慮しているとのことなので、次回具体的資料を持ち寄り研究することとした。



□ 保護者の方の中には、ベンチャーアワードの意義が明らかでない方もおみえになると思われます。
 ベンチャーアワードという課題の設定趣旨等は、日連発行のベンチャースカウト隊長ハンドブックに詳しく説明されていますのでそのまま抜書きします。

『スカウトが自らのニーズに基づき、企画、計画、実施、評価、反省という過程(プログラム・プロセス)を、自分自身で展開してゆくことがベンチャープログラムの眼目です。プロジェクトの「過程」がいかに自主的に、深く求められていくか否かが、スカウトの成長を根底的に左右することになります。「プロジェクト」は、プロジェクト法に基づく活動プログラムであって、ただ何かの活動をした後で報告書を提出するというものではありません。
 アワードの授与は、直接、スカウトの指導にあたる隊長が行いますが、スカウトを指導したり、スカウトと話し合うポイントが、プロジェクト全体の構築(安全、技量、計画、予算等を含む。)に置かれるように留意し、形式だけで終わらないようにしなければなりません。
 また、評価にあたっては、プロジェクトの「過程」がどうであったか、また、スカウト自身がプロジェクトを実施することによって何を獲得し、いかに成長したかと言うことが隊長による評価の要となります。
 さらに、事前にスカウトとアワードの授与について話し合い、ある程度のガイドラインをお互いに納得したうえでアワードの設定をしておくことも必要です。
 課目達成だけを評価する方法に比べると、隊長にはかなりの負担が課せられますが、身近で役務の分掌をしてくれる副長、インストラクターなどの評価も参考にしながら、より幅の広い観点からプロジェクトの評価をするようにします。』(p40-41)

 この文を読んでいると、スカウトと言う言葉を社員あるいは受講生とすれば、さながら立派な社員研修の指導方針の様です。
 このようにボーイスカウトは、単なるアウトドアー団体や奉仕団体ではなく、社会に役に立つ人材の育成機関として活動しております。


□ スカウト運動の目的(日本連盟教育規定から)
…ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信及び国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育すること…



 ん~
なるほど、ベンチャーアワードの意義、趣旨はわかるのですが、実際の指導となると大変です。

社員研修等で施策(政策)課題研修を受けられた方、指導された方ならその困難さは想像できるでしょう。
社会人でさえそうなのですから、ましてやスカウト年代となると…

プログラムサイクルの意義・必要性・有用性の理解させ方、
取り組みに対するモチベーション、モラールの持続させ方…

なによりも、資料をまとめあげるという事務的作業を根気よく取り組ませるのにはどうしたらいいのか…
(ボーイスカウト=アウトドアーという意識はスカウトにも強いので…)

…実効性あるプログラム展開・指導法となると戸惑います。

これをお読みの先輩リーダーの中でよいアイディア、参考となる経験談があれば、ぜひここにコメントを寄せる形でよいのでお教えください。
やはりボーイ課程からの班活動を通じての地道な練習が一番かなぁ…



以上 

文責 ベンチャー隊長