2月の9日。天気予報は雪。結構降るらしい。分かってはいました。
だから、来てしまうんです。本当の目的は、降る雪を眺めて露天風呂で『はあー、極楽♡』でした。
でも、ついでにと、馬籠、『藤村記念堂』に寄ってみようかと(以前のブログ、伊良湖岬のネタで触れたこともあって)。藤村なんて、文章、読んだ事ありません。
馬籠は(妻籠も)、以前、親に連れられて来た事と、何かの旅行で来た事があります。多分3度目。でも、この雪景色のせいか、初めて見る風景です。それにしても、やはり、準備無しで来たことで、風情の無いビニール傘と、雪に滑る靴、しかも水がしみて濡れて凍る足。は、こうした、落ち着いた静寂な世界にどっぷりと浸かる気分にはなれないことが、悔やまれます。
そして、この天気のせいでしょう、観光客も少なく、開いてる店も少なく、私はいったい何しにきたの?、な気分です。さらに、追い打ちをかけるように、雪は勢いを増し、もともとさして計画の無い旅行ではありましたが、全く徒労な結末を迎える事となるのです。
詳しくはコチラ
ところで、こうした昔の宿場町の景色は、雪の白、モノクロの世界がとても似合うものですね。雪の世界の音、静かで、時の流れを止めてしまうかのような雰囲気は、昔と今の、時代差や時間のスピードといった垣根を取り去ってしまうような気がします。