八ヶ岳南麓もいよいよ本格的な冬を迎えます。でもその前に、秋の名残りを惜しむように。森の中に建つお店で、まだ3時過ぎというのに日も傾きかけた頃、わずかな日差しを求めて、デッキに座って紅茶をすすれば、いつしか空気は冷たく、樹々の陰が周囲を包み込みます。マフラーを巻き直し、ふと、見上げると、デッキの横に植えられた、背の高い松の梢だけが、夕日を浴びて輝いています。赤い木肌に、黄金色の葉。深い緑色の針葉樹の森の中で、色を失いつつある青空を背景に。
店を出て、車に乗り込む頃には、すっかり夕闇の中。すぐさま、シートヒータを入れると、もう冬だな、という実感が。こたつ、を出す生活が無くなって久しく、ちょっと冬を迎える気分に浸れた時間でした。
店を出て、車に乗り込む頃には、すっかり夕闇の中。すぐさま、シートヒータを入れると、もう冬だな、という実感が。こたつ、を出す生活が無くなって久しく、ちょっと冬を迎える気分に浸れた時間でした。