明けましておめでとうございます。
園長です。・・・・なに寝ぼけてんだあ・・・という罵声が聞こえてきそうですが、とにかく今年もよろしくお願い申し上げます。保育園の始まりは1月4日からでした。4日には八戸市公会堂で「中核市移行式・連携中枢都市宣言」がおこなわれ、参列してきました。いよいよ本格的に「中核市」になったようですが、内容は2000を超す権限の委譲ということですが、いまいちピンときません。きめ細やかなサービスとスピードが期待出来るそうです。一番の問題は「八戸保健所の開設」だそうですが、これはまだ先のことになりそうです(これから建設するので2~3年先かな)。
さて、わが園では、6日に「新年会」が盛大に行われ、大相撲長坂場所が開催され各クラスの横綱、大関が決まりました。その後、正月ならではの遊び(すごろく、ふくわらい、凧揚げ、コマ回しなど)をしました。手作りのタコは、子どもたちの大人気、大空に舞うことはないのですが、走りながらタコを挙げている姿を見ると、やはり子どもは「風の子」だなあと感じます。10日くらいまで気温が高い日が続いたので園庭は子どもたちの歓声でいっぱいでした。都会では「子どもの声」がうるさいといわれるそうですが、こちらは子供の歓声に耳を傾け、「元気がいいねえ」などと話しかけられます。子どもは地域の宝物、未来を創る力です。排除するのではなく優しく包み込んでほしいものです。
今日は1月13日。昨日から「今冬最大級の寒気団」に見舞われています。雪は少ないものの、日中の氷点下の「真冬日」になっています。ぬくぬくと過ごしていた体はその変化に対応するのに大変なようです。おまけに最低気温も氷点下10度近くになりそうです。気温だけではなく風も強く、体感温度は「凍えそう」な感じです。5日から「寒」に入り、1月の20日は「大寒」です。一年で一番寒い季節を迎えます。しかし、「冬きたりなば、春遠からじ」といいます。最近は心なしか「夜明け」が早くなったような気がします。私は「冬眠」したいのですが、社会福祉の世界はゆっくり眠ってはいられない「嵐」が吹きさすっています。3月31日までに決めておかなくてはならないことが山ほどありてんてこ舞いの状態です。私だけが大変なのではないことはよくわかるのですが、それでも口からは「大変だ」という言葉しか出ない今日この頃です。
そんな中、今日は「おにぎり作り」がありました。わが園ではひと月に1回以上「食育」の一環として給食にかかわる何かを調理員主導で行っています。おにぎり作りやクッキー作り、野菜つくり、魚の三枚おろし、月見団子など楽しく行っています。おにぎり作りは春から継続して行っていますが、夏の間はお休みして涼しくなってから行っています。年間を通して全員が行うよう調整していますが、結構「調理」に関心を持つ男の子などもいてにぎやかに取り組んでいます。子どもたちが作ったおにぎりは、3歳以上児の「主食」になります。大きいのや小さいの、中身も梅、こんぶなどが入っていて「選択」し甲斐があるようです。わが園では子どもたちが自分で食べる量、食べられる量を決めるので、いろんな形があってもOKなのです。自分で作ったおにぎりをみんなが食べてくる・・・それだけでもこの取り組みは価値があると思います。「自分がみんなから認められている」という「自己肯定感」が生まれています。子どもたちの得意げな顔がそれを物語っています。たかが食育、されど食育、作ること、食べることは「仲間つくり」にもつながります。これからも続けていきたい活動です。