園長です。
10月に入っても、なかなか本格工事に入れません。な~ぜか?それはね、重機が三陸の復興支援で全部出払っているからなのだそうです。お盆までは重機も人もいたそうですが、お盆明けから震災復興の工事が本格的に始まり、みんな三陸の方にとられ、市内はもぬけの殻になったそうです。そういえばあまり工事現場を見なくくなったのはそのせいなのでしょうか。おかげで玄関や工事の出入り口、遊具の移設など時間をかけてじっくり作ってもらっています。今日は、保育園の遊具の中で一番大きな「ドリームワールド」を移設してもらいました。クレーンでつり上げ、あっという間に完成です。ついでに「旗揚塔」も撤去してもらい、園庭は寂しくなりました。今月13日にライオンズ杯サッカー大会が行われるというのに、ボールを蹴る場所もなくなりました。今までの園庭の半分でこれから半年を過ごさなければなりません。保育士の創意工夫が必要とされます。これからどんな保育を見せてくれるのか、とても楽しみです。
心配なのは「子育て支援拠点事業」で行っている「園庭解放」です。今までは広い園庭で存分に遊んでもらいましたが、これからは保育園の子供たちと共有で遊んでもらうことになります。ひょっとするとトラブルが発生するかもしれませんが、子供たちの成長を見る貴重な場面になるかもしれません。心を大きく持って見守ってほしいと思います。
それにしても重機は今どこにいるのでしょうか。10月半ばまで帰ってこないという情報もあるようですが、早く帰ってきてほしいと思います。基礎工事に入る前の「パイル」を打ち込む機械は、特に少ないそうで、工事の1か月遅れは確実だ様です。このままだと年度内完成は危ういといわれ、はらはらどきどきしている園長です。災害の復興もしてもらいたいし、保育園の工事も進めてほしい・・・。複雑な心境です。